【祖国への忠誠と国際情報戦の中で】
場所:【ブラック・ゾーン】
蒼白いランプが揺らぐ地下の拘束室。
立っていたのは、元ロシア連邦軍・現・自由ロシア軍の将校たち。
中央には、厳しい顔つきの男──ウォルコフ少佐。
彼の前に、手錠をかけられた男が座っている。裏切り者、コルバフ大尉。
ウォルコフ(少佐/自由ロシア軍)
『なぜ……裏切ったんだ? コルバフ』
彼の声は、かすかに震えていた。
過去、同じ部隊で死線をくぐった仲間に向けるには、あまりに辛すぎる問いだった。
背後に控える人物たち
名前所属役職・背景
ハルコフ大佐元ロシア軍第27親衛歩兵連隊引退後、亡命。ウォルコフのかつての上官。冷徹な現実主義者。
マルコフ大佐自由ロシア軍元ロシア内務省OMON。反プーチンを掲げ自由ロシア軍を組織。
ディミトリ少佐自由ロシア軍家族をクリミアで失い、脱走。戦術と市街戦に精通。
ミハイル中尉自由ロシア軍若年だが正義感が強い。元ロシア空挺部隊。
カティンスキー中佐ウクライナ軍幻想郷派遣調整官。ウクライナ側の自由ロシア軍支援窓口。
コルバフ大尉の背景と動機
本名:アレクセイ・コルバフ
所属遍歴:ロシア空挺軍 → GRU特殊偵察 → SVR(対外情報庁)スリーパーエージェント
任務:幻想郷の防衛情報・指揮命令系統の攪乱。自由ロシア軍壊滅工作。
動機(表面):裏切りによって得た「祖国の再信頼」
動機(真実):幻想郷が「未来の戦場」として利用されると察知し、その中心にいたいという“野望”
最後の言葉:
『俺は裏切ってなどいない。
俺は“国の命令”に従ったまでだ。
問題なのは、お前たちが“国”を変えたことだ──それが裏切りじゃないのか?』
FOGL部隊の個別設定
コードネーム本名所属前歴専門コメント
ノースホークウォルコフ・アレクセイ旧ロシア空挺軍情報分析・心理操作元自由ロシア軍→CIA入り。コルバフの旧友。
イプシロン3セリム・ファラジイスラエル特殊部隊対テロ標的捕捉尋問・情報奪取のプロ。感情を持たないよう訓練されている。
レッドスモークアンソニー・マーチン英SAS狙撃・破壊工作独自の正義感を持ち、独断行動が多い。
グリッドファイアリナ・モラレス米デルタ電子戦・暗号解読感情を表に出さず任務に忠実。霊夢の手腕を評価している。
公安・自衛隊・霊夢の幻想郷治安連携構想
「幻想郷が国際諜報戦の舞台となりつつある」
→ 日本公安調査庁・自衛隊情報保全隊が警戒を強める
霊夢との会話(博麗神社にて)
霊夢
『……外の連中の話、だんだん面倒になってきた。
でも、黙ってたら今度は私たちが“危ない側”になるんでしょ?』
公安調査庁・特別対外協力官
『ええ。だからこそ“あなた方”の正当性を世界に示すべきです。博麗霊夢、これは幻想郷の未来の話です』
朝田三佐
『警務隊は霊夢さんを「事実上の連絡責任者」として扱うことにしました。
正式な協定はないが、行動判断の中核として尊重します』
構想内容(連携計画)
公安+霊夢らによる「幻想郷治安維持連携機構(G-SIC)」創設
拠点:博麗神社・守矢神社・人間の里に前線拠点
構成員:自衛隊警務隊、公安連絡員、霊夢・早苗・阿求・華扇ら幻想郷住民代表
目的:仮想敵国工作員の識別と排除
市民(住民)保護
軍事勢力との緩衝・交渉窓口