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仙樹の君  作者: 霧島 隆瑛
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第8話ー2

 ソウハが、仙気を込めた樹器を振りかぶる。


 妖魔の長がソウハに気付き、顔を上げた。


 妖魔の長は一匹の妖魔を、細長い触手で掴むと、ソウハに向けて投げた。


「チッ」


 ソウハは、その妖魔を一撃で消滅させると、着地する。


 着地を狙っていたのであろう、大柄な妖魔がソウハに拳を繰り出した。


 ソウハはそれを躱すと、そのまま大柄な妖魔に一撃を加えようとする。だが、迫る攻撃に気付くと、ソウハは跳んで距離を取った。


「ギュァァァァァ」


 妖魔の長が意味不明な叫び声を上げる。妖樹の実を取り合っていた妖魔たちが、ソウハに突撃を始めた。


 ソウハは突撃してくる妖魔たちを、次々と消滅させていく。


「くッ」


 低級の妖魔たちの突撃に混じり、妖魔の長は触手の攻撃を繰り出してきた。それを寸前のところで躱す。妖魔の長の触手が木を砕いた。幹が粉砕され、一本の木が倒れる。ソウハは、その威力に驚くこともなく、次々と低級の妖魔を消滅させながら、妖魔の長へと迫る。


 ソウハの瞳に小さな影が映った。小柄な妖魔の鋭い一撃が、ソウハの喉元へと迫る。小柄の妖魔の手首から先が、鋭く尖っていた。


(速い!)


 ソウハは身を捻りながら距離をとるも、首筋から鮮血が舞った。


 だがソウハは気にせず周囲を一瞬で確認する。わずかに首から血が流れていたが、ソウハは怯むことなく、さらに仙気を活性化させた。ソウハの体からオーラが迸る。


 ソウハは仙気を大量に樹器に込めると、振りぬいた。


 仙気の刃が放たれ、小柄な妖魔へ迫る。小柄な妖魔は躱した。代わりに背後にいた低級妖魔が、何体か消滅する。


 ソウハは、その間に妖魔の長へと迫っていた。


 妖魔の長は、瞬時に後方へと跳ぶ。そして跳びながら、背中から生えている触手を放った。ソウハは、それを躱していく。


 そしてそのうちの一本を、樹器で攻撃し消滅させた。


「なんだ?」


 触手が消滅した瞬間、妖魔の長を見て、ソウハは不可解そうに眉をしかめる。本来、体のどこに攻撃を当てようと、仙気は妖魔の体全体を流れる。体の一部が消滅するほどのダメージならば、体全体もそれなりにダメージを負っていなくてはならなかった。だが妖魔の長からは、そのような様子は感じられない。


 ソウハと妖魔の長、大柄、小柄な妖魔は、それぞれ攻撃のタイミングを測るように見合う。残った低級妖魔は、ソウハの強さに恐れをなして、近寄らなかった。


 ソウハから動いた。妖魔の長の触手が、ソウハへ伸びる。ソウハはその触手をぎりぎりでかわし、もう一度消滅させるつもりでいたが、触手がソウハの眼前で止まる。ソウハは躱しながら、樹器を振りかぶっていた。その瞬間、横から小柄な妖魔が、攻撃をしかける。妖魔のフェイントだった。だが、ソウハは足を上げ、なんと蹴りで、小柄な妖魔の一撃をいなした。体制を崩す小柄な妖魔。


「煩わしい……」


 振りぬいた樹器の軌道を無理やり変え、ソウハの一撃が小柄な妖魔へと迫る。だが、大柄の妖魔が割って入り、小柄な妖魔を突き飛ばし、身代わりになった。


 大柄な妖魔が、ソウハの一撃を受け、膝をつく。


「一撃で、消えぬか……」


 ソウハは呟くと、動きを止めた大柄な妖魔を三連撃で消滅させた。




「まずは……一匹」


 ソウハは二匹の妖魔を見る。小柄な妖魔に怖気が見えたが、妖魔の長の戦意は衰えていなかった。


 妖魔の長から触手の攻撃が来る。ソウハは攻撃を躱し、妖魔の長へと迫ろうとしたが、急遽、横に跳んだ。


 触手から、鋭く液体が噴射された。光線のような液体が木に当たると、当たった箇所が一瞬で腐った。


 そして、液体は木を貫通し、その奥にあった木も腐らせる。生命を腐敗させる攻撃のようだ。


 二本の木が倒れる音が、森中に響いた。


「ギュワ、ヌトスト」


 妖魔の長が何か小柄な妖魔に言った。小柄な妖魔が突撃体制をとる。


 そして、妖魔の長の全身から、十本の触手が伸びてきた。


 どうやら妖魔の長はソウハを脅威と見て、全力で攻撃することにしたようだった。




 十本の触手を繰り出し、ソウハを激しく攻撃する妖魔の長。ソウハは妖魔の長の触手攻撃を躱し、何度も消滅させたが、その度に妖魔の長は新しい触手を出してきた。


 ソウハは二体の妖魔の苛烈な攻撃をかわしながら、冷静に考える。


(あの触手は、あの妖魔の体ではないのだな。おそらく、妖力で作り上げているのか……やはり、本体に直接仙気を流さねば、滅せられぬか)


 小柄な妖魔の鋭い攻撃が、ソウハに迫る。


 ソウハの肩から戦衣に血が滲む。二匹の妖魔が勢いづいた。


 そして数匹の妖魔が、小屋へと向かうのがソウハの視界の隅に映った。だが彼には余裕が無い。


「頼んだぞ……」


 ソウハは小さく呟いた。




 妖魔の長と小柄な妖魔の連携攻撃を華麗に躱していくソウハだが、反撃の糸口を掴めずにいた。


 だが、不意に機会が訪れる。あせったのか、小柄な妖魔が苛立ちを露にして、突撃してきた。ソウハは小柄な妖魔の大ぶりな突きを躱し、腕を掴んだ。


「お前は、素早いだけだ」


 ソウハは、呟くと体を捻る。そして一本の木めがけて、小柄な妖魔を叩きつけた。小柄な妖魔が、もんどりうって倒れ込む。ソウハは樹器を当てると、仙気を一気に流し込んだ。


「ギョワァァッァ」


 声にならない叫びを上げながら、小柄な妖魔は消滅した。


 それを見た妖魔の長は一瞬怯んだが、周囲にいた妖魔を捕まえる。そして触手を突き立てた。その妖魔は、みるみるしぼんで消滅した。


「仲間を吸収するか。妖魔は、やはり外道か……」


 妖魔の長が暴走を始めたと感じ取った低級妖魔たちが、、散り散りに逃げ出した。


 妖魔の長は、さらに一匹の妖魔を吸収した。


 妖魔の長の雰囲気が、明らかに変わった。だが、ソウハは表情一つ変えない。それどころか、さらに仙気を漲らせた。


 妖魔の長はソウハの仙気がさらに高まったのを見ると、あきらかに動揺した。


 だが歯ぎしりすると、妖魔の長は攻撃を繰り出した。触手の数が先ほどよりも増えていた。


 だがソウハはそれを躱しながら、一本一本消滅させ、妖魔の長へと迫る。


 妖魔の長は、恐怖した。そして、全ての触手を切り離し、ソウハへと飛ばすと、背を向けて逃げ出した。


 触手がソウハを取り囲む。


「なるほど、切り離して、自ら攻撃させることもできるのか。覚えておこう」


 一匹の触手の液体攻撃を機に、二十本近い触手が一斉に攻撃してきたが、ソウハは次々と消滅させていく。


 どうやら切り離したら、連携が取れないようだ。一部の触手同士がぶつかり、絡まる。


 ソウハは触手の包囲を抜けると、残りは捨て置き、妖魔の長を追う。


 ソウハが鞘に樹器を修め、妖魔の長の背を睨む。


 妖魔の長が振り返って、触手を何本か飛ばしてきたが、全て躱し、そのまま走る。


 ソウハの方が、断然早かった。妖魔の長はソウハがすぐ後ろまで迫るのを確認すると、空中へと跳んだ。だが、それは悪手だった。いくら宙を蹴れるとはいえ、大地を蹴った方が早いのだ。逃げ切れなかった。ソウハが仙気を足に込め、大地を蹴る。空中へと跳びあがった妖魔の長に、追いすがった。仙気が漲る樹器を鞘から走らせ、妖魔の長へ仙気を叩き込んだ。


「グギャゥアァァ」


 悲鳴を上げて、妖魔の長が地に落ちた。


 妖魔の長は、すぐには消滅しなかった。


「……コ、コウカイ、スルゾ」


 妖魔の長が呟く。そしてソウハを憎悪を込めた目で睨みながら、消滅した。


(妖魔が、捨て台詞だと……)


 長年衛士を務め、数多の妖魔を滅してきたソウハだったが、人の言葉を妖魔から聞くのは、初めてだった。


 ソウハは気になったが、すぐさま雑念を振り払う。そして小屋へと引き返した。




 萌菜は、背負い袋を降ろし、木の陰に隠れながら、ソウハの戦いを眺めていた。


「凄すぎる……」


 ソウハの華麗な体捌きに、ひたすら感心していた。


 そして、妖魔の触手や木を一瞬で腐らせた妖魔の攻撃に驚く。


 だが、四匹の妖魔が小屋に向かって来るのがわかると、萌菜は焦った。


「どうしよう、どうしよう」


 ソウハから預かった、樹器を握りしめる。心臓が、緊張のあまり激しく脈打つ音が聞こえる。


「四匹もいる……無理、無理」


 萌菜には、剣道や柔道などの武道の経験はない。一匹だけならなんとか不意打ちで倒せると考えていたが、四匹ともなると絶対無理だと、早々に諦めた。


「ごめんなさい、ごめんなさい」


 萌菜は、木の陰に隠れながら、小屋の者たちにひたすら謝る。


「はなせ!はなせ!」


 男が引きづりだされてきた。


 萌菜は、先ほどソウハが見殺しにした男を思い出した。


(わたしも見殺しにするの……結局、同じじゃん。あんな偉そうなことを言っておいて……)


 たんなる自己満足で非難しただけだと、自分の器の小ささを思い知った。


 もがきながら引きづられていく男と、視線があった。


「あっ……」


 萌菜は、男の瞳に絶望を感じた。


(はははは、絶対無理なのに、なにをやってるの私……)


 その瞬間、萌菜は木の陰から飛び出していた。飛び出しながら、馬鹿な自分と思った。


 その時、もう一体の妖魔が女性を抱えて、小屋から出てきた。


 その妖魔は女性を抱えていたため、萌菜に気付くのが遅れた。


(当てるだけいい……)


 自分に言い聞かせながら、萌菜は樹器を振りぬいた。わずかな感触を感じたと思ったら、妖魔が消滅していた。女性が地面に落ちる。だが萌菜は、すぐさま男を引きずる妖魔へと駆ける。妖魔が気付き振り返った。そして萌菜に向かおうとしたとき、男が組み付いた。


 萌菜は、そのまま突撃する。


 男が殴られ転ばされた。妖魔が萌菜を見る。だが萌菜は、もう目の前にいた。目をつむり、そのまま体当たりをするように樹器を当てた。妖魔が消滅する。


「後、二匹!」


 萌菜は小屋へと振り返る。


 それぞれ女性を抱えて、二匹の妖魔がでてきた。


「お嬢ちゃん、一匹は俺が抑えておく!」


 男は勇ましかった。連れ去られるときも抵抗したようだし、少しは武術の心得があるのかもしれない。


 男は、妖魔に殴りかかる。萌菜は、もう一匹の妖魔に迫った。この妖魔は、妊婦を抱えていた。地面に降ろすか、このまま萌菜と対峙するか考えているのか、妖魔の視線は地面ともえなの間を彷徨っていた。だが妖魔は、結局妊婦を地面に降ろす。大切な贄だからか、丁寧に降ろしていた。


「妖魔のくせに!」


 萌菜は、妖魔には貴重な贄である赤ん坊が大切なのだとわかると、無性に腹が立った。


 そのまま切りつける。その妖魔は、妊婦を降ろした格好で消滅していった。


 残り一匹の妖魔は男と組み合いながら、転がっていた。


「どいてください!」


 萌菜は近寄り、妖魔の頭に樹器を当てた。妖魔が消滅した。


「や、やった……」


 男と視線が合うと、笑い合う。


 だが、萌菜の笑顔が硬直した。新たに、二匹の妖魔が向かって来ていた。


(嘘、あと一匹しか倒せないのに……)


 五匹までと聞いていた萌菜は、どうするべきか迷ったが、男は妖魔に気付くと立ち上がる。


「右の奴は、俺がまた押さえておくから!」


 男は叫び、妖魔に立ち向かう。


(とりあえず、一匹だけでも倒さないと……)


 萌菜は樹器を強く握りしめ、気合を入れた。


 そしてもしかしたら油断させられるかもと思い、樹器を背中に隠した。


 妖魔が目の前にやってきた。萌菜は、少し怯えた振りをした。


 そして後退る。それを見た妖魔は、若い無力な人間の雌と感じ取った。しょせん低級妖魔の知恵は、この程度だった。無造作に萌菜の前に立ち、顔を近づけ鋭い牙で威嚇した。その瞬間、妖魔は消滅した。


「妖魔って、馬鹿なんだ……」


 呟くと、残りの一匹を見た。


(後は、あの一匹だけ……)


 男は、妖魔にいたぶられていた。


 だが、萌菜が駆けてくるのを見ると、妖魔に必死に組み付く。妖魔が、爪を男の背中に突き立てた。


「ぐわぁぁぁ」


 男が絶叫する。だが離さなかった。


「このぉ!」


 萌菜は雄たけびととともに、妖魔の背中めがけて樹器を振りおろした。


 確かに当たった。だが、妖魔は消滅しなかった。


 萌菜は、必死に何度も妖魔の背中を樹器で叩く。だが、妖魔はなんともない。煩わしく思ったのか、妖魔が萌菜に振り向いた。そして腕を振り上げる。


「あっ……いや……お願い、消えて!」


 萌菜は恐怖した。だが、樹器に思いを込め、必死に振りぬいた。


 萌菜は、ぎゅっと目を閉じていた。


「お嬢ちゃん……」


 男の声で目をあける。妖魔はいなかった。


(あれ? なぜ……)


 萌菜は、なぜ妖魔が消えたのか、不思議に思う。


「ありがとう。おかげで助かった。変わった服装だが、衛士なのか?」


 男が萌菜のメイド服を、珍しそうに見回した。


「あ、いえ、いえ、違います」


 萌菜は慌てて否定すると、辺りを確認する。妖魔は、いなくなっていた。




 しばらくすると、ソウハが戻ってきた。


「ソウハさん」


 萌菜は、駆け寄った。


「わたし、わたし……」


 そして安心すると、涙が出てきた。


「……たかが低級妖魔を数匹滅しただけで、泣くとは」


 ソウハが、あきれたように萌菜を見た。


「だって、怖かったんだもん……」


「低級妖魔ごときで怖がっていたら、西へは進むぬぞ」


「うう……ソウハさんの鬼!」


 萌菜が、ソウハを睨んだ。


「鬼か……そうなのかもな……」


 ソウハが小さく呟いた。




 妖樹へ向かって歩き出すソウハの後を、萌菜はついていく。


「ソウハさん、そう言えば五匹までって言ってましたけど、六匹も倒せましたよ」


 ソウハが驚いて、萌菜へ振り向いた。


「そんなはずはない。あの樹器には、低級妖魔を五匹までしか倒せる仙気しか、込められぬ。ならば……」


 ソウハは小さく呟き、後ろを歩く萌菜へ怪訝な視線を向けた。




「この妖樹、どうするんですか?」


 萌菜は、妖樹を見上げた。


「浄化する。見ていなさい」


 ソウハは妖樹の前に立つと、樹器を抜いた。


 先端を、妖樹の幹に当てる。


「ハァ!」


 気合と共にソウハの仙気が活性化し、オーラが溢れだした。


 仙気が妖樹に流れ込み、妖樹も仙気のオーラに包み込まれる。


「妖樹が……」


 萌菜は、妖樹の変わるさまを見て、感心して呟いた。


 妖樹の赤黒い光が徐々に収まっていき、根本の洞の中で蠢いていたモノが消えていき、不気味な雰囲気が、あきらかに弱まっていく。


 ソウハがさらに仙気を流し続けると、私は仙樹だと主張するように、強く白色に輝いた。


「きゃぁ!」


 なにか清涼な波動が、萌菜の体内を突き抜けた。驚き目を閉じる。


「ふぅ……完了だ」


 ソウハは呟くと、樹器を鞘に収めた。




「衛士さま」


 男と目を覚ました男の連れの女性が、駆け寄ってきた。


「お主たち、どこの村の者だ?」


「岐阜でございます」


「ならば、お主たちだけで戻れるな」


「はい。衛士様のお手を煩わせることはございません」


「そうか。ならば、あの二人の女性も頼めるか」


「はい、お任せください」


 男と女性は、二人の女性を連れて去っていった。




「あの人たちだけで、大丈夫なんですか?」


 辺りは、すっかりと暗くなり始めていた。


「問題なかろう……」


 ソウハは木の陰の茂みを見て、ため息をついた。


 一瞬、茂みが揺れたようだった。


「我々も出発しよう。今夜の泊まる木を、探さなくては」


 ソウハが背負い袋を持ち、歩き始めた。萌菜も続く。


「あのぉ、仙樹って、あのままで良いんですか?」


「問題ない。君も感じたであろう、妖樹が仙樹に変わる瞬間を。岐阜の村々の衛士も、感じ取ったはずだ。あれは遠くまで届く。すぐに、衛士が駆けつけるであろう」


 ソウハの仙気によって活性化しているのか、うっすらと光り輝く仙樹へ、萌菜は一度振り返った。

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