聖女と魔女の間を悪性腫瘍令嬢
(*≧∀≦)
ある国のある夜会で
婚約者の魔女を断罪する婚約破棄。
通称ナロッパ定番が始まる。
王子の傍らには聖女がぴったり。
そんな魔女を援護するべく令嬢が現れた。
悪役令嬢と呼ばれし彼女は、次々と聖女の嘘を暴き魔女を助ける。
偶然来賓として参加していたのは、幼女シェルティアナ。
若干五歳にして、アグノース帝国代表として御供にケビトのクロード。
「悪役令嬢じゃなくて、悪性腫瘍令嬢じゃないか?」
んん!?
シェルティアナの言葉に、思わず悪役令嬢は目を見開く。
「ぶっ!!」
聖女が吹き出すが堪える。
「だってさ、王子と聖女を断罪してざまあなら同じじゃん。この国の癌だから悪性腫瘍令嬢だ」
「ふぉ!!」
王子も吹き出す。
「四人は同じ穴の狢ケビ」
クロードの言葉は、主役の四人に突き刺さった。
(*´艸`*)