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「なろう」初投稿です。よろしくお願いしますm(_ _)m

異世界にはこの後いきます。

その日は朝から変な天気だった。


晴れやかな快晴は学校に近づくにつれみるみる怪しくなった。大気はぬるくもやっと淀み、空は見たこともない紫一色。それが2限の始まりとともに深夜と見紛うほどの真っ暗になって、バケツをひっくり返したような土砂降りと雷、加えて暴風の嵐へと変貌した。


先生によると、どういうわけだか局地的な悪天候らしく、この一帯だけに雷雲が停滞しているという。

授業をしようにも雷と雨風の音で先生の声が聞こえない。これでは授業にならず、早々に休校が決まった。


ここの学校は、いわゆるお嬢様学校。中等高等部の6年制だ。

休校決定から30分もすると、多くの女の子たちはきゃあきゃあいいながら迎えに来た親や使用人の車へ次々と吸い込まれ消えていく。基本的に箱入り娘、深窓の令嬢ばかりだから、みんなお迎えがあって当然だ。

お迎えのない私は友達の親の車についでに乗せて行こうと目論んでいたのに、学校はそんなとこだけ変に厳しく「早退の引き取りは事前登録した保護者または代理人の出迎えしか認めない」と突っぱねた。

なんて融通効かないの。


あっ、申し遅れましたが、私は柊澪(ひいらぎみお )、高校2年生。


両親は先週から長期の仕事で海外に行ってしまって、一人っ子の私は生まれて初めての一人暮らし、今日で9日目。私の保護者登録は親だけだから、今から全速力でお迎えをお願いしたところで到着は明日以降だ。まさか親が長期出張の時に限ってこんなことになるなんて夢にも思わなかった。


この天気が収まらないことには帰れないってことかー。


私はひっそりとため息をつく。


……今日、17歳の誕生日なのになあー……。


せっかくの誕生日にこんなトホホになるとは。

よりによって年に一度のお祝いの日なのに豪雨の学校で雨宿りすることになるなんて、私の17歳の出だしは相当についてない。


お迎えのざわめきがめっきり静かになると、残った生徒はまとめて談話室に集められた。

ベンチやテーブルとイスが点在するカフェテリア隣のそこは、一面大きな窓ガラスに覆われた学校イチオシのおしゃれ空間。雷雨の今なら、もれなく荒れ狂う外の天気を観察できる特典付きだ。


室内に残る居残り組は学年バラバラ、その数40人くらいってところだ。

あいにく同学年の仲の良い子はいなかった。残っている顔見知り程度の子にわざわざ声をかけるのも憚られて、早々に帰った友達とスマホでくだらないテキストやスタンプを交わしながら、窓の外に打ち付ける怒り狂ったような嵐をぼんやり眺めていた。


不意に手元の携帯がブルッと震える。

――あ、電池の残り、少ない。


談話室のコンセントで電源を取ろうとしてカバンの中を探るものの、運悪く充電コードはない。さっきバタバタと荷物の入れ替えをした時に教室のロッカーに入れっぱなしになっていそうだ。このまま電池切れるとちょっとまずいかもしれない。


「嵐は学校の周りだけだよ~、ラッキー!!」と早退に浮かれる友達たちからのテキストやスタンプがわんさか入ってきて、みるみる電池は減っていく。少なくとも今日の夕方に入れているバイトに行けなくなりそうなら、連絡とれるくらいの充電は欲しい。漏れ聞いた情報によるとバイト先は誕生日のサプライズケーキを用意してくれているみたいだ。サプライズは知らなかったことにするのが礼儀だけれど、いけないのなら早めに連絡しないと失礼だもんね。


それはさておき、充電どうしよう。

帰れない子たちが一か所に集められている以上、勝手に出歩けば怒られそうだ。

小心者の私は荷物を持って窓際のベンチから立ち、談話室をくるりと見渡した。


部屋の奥の方の片隅に居残り組の付き添いをしているらしい白衣の先生が座っているのが目に入った。あの先生に一言言っていけば取りに行っても良さそうだ。あの先生に一言言っていけば取りに行っても良さそうだ。


外は相変わらず酷い嵐。中庭の木々は気ままな風向きに合わせ右に左に忙しく身を逸らす。

折れないのかなと思いつつ目的の先生のそばまで来ると、そこには驚きの光景が広がっていた。


なっ、なっ、なにこれ……!?


ベンチで優雅に腰掛ける男教師の周りには、なんと10人以上の女子が、戯れるように、取り巻くように床に座っている。しなだれかかる寸前の子、うっとりと恋する顔で眺める子、先生、先生と文字通り目をハートにして甘く話しかけている子。

全員目は甘くとろけ頬は上気して薔薇色、揃って一心に先生を見上げていた。

中には私と同じ学年の目立つお嬢様グループの子たちもいた。悪天候で休校なら普通だったら「いの一番」に帰っている女子たちが今なお残っているのは、間違いなくこの先生目当てなんだろう。


日頃の学校では考えられない光景の中心にいるその先生は……一言でいうとイケメン、スーパー美青年。思わず二度見するくらいの整った人だった。


年は20代後半くらい。顎までの黒髪はつやつやさらさらのストレート、銀縁眼鏡の奥には長いまつ毛に包まれた瞳、しかもその色は紫、キラッキラのアメジスト。すっと通った鼻梁に細い顎はパーツの整いすぎた人形のようで。白衣の下は黒っぽいYシャツに、同じく黒っぽいネクタイ、スーツのズボンも黒くて靴も当然黒光り、おまけに先生のくせに黒手袋までしてる。白いのは白衣、色白な顔とそれに続く首、そして胸元に垂らされている新品っぽいIDカードだけ。


そんな異様な黒教師は、JKたちを侍らせたなんちゃってハーレム状態なのに、膝元の可愛い彼女たちを全く無視して、無表情で手元の書類を読んでいる。


この人、確かに整いすぎててかっこいい。けど、この女の子たちもいかがなものか。いくらかっこよくても一介の先生に、学校という空間で、こんなふしだら感満載で侍るものなんだろうか?


少なくとも私はこのイケメン先生に縋る趣味はない。いくらかっこよくても全く知らぬ人に惚れるなんて、ない。ぶっちゃけ今は充電コードさえ取れればよいわけで、言うなればこの先生は私にとってモブだ。教室戻りの許可さえもらえれば即リリースOK! あとは私に構わずこの周りのお嬢さん方とイチャコラよろしくやってくれればよろしい。私は逃走一択だ。


息を大きく吸うと、雨と雷の音に負けない大きめの声で、取り巻きの向こうにいる教師へ声をかけた。


「あのー、先生」


長い足を組み、周囲の女子をいないもののようにして熱心に書類を読んでいた若い男が声に気づく。紫の瞳が上向きゆっくりと顔が上がっていき、視線が私を捉えてぴたりと止まる。


改めて正面から顔を見てると、モデルさんか芸能人度数がガコンと上がる。

この人整いすぎだ!

顔めっちゃ小さくて、私と同じくらいかもしれない。立っている私から座っている先生を見て視線は同じくらいにあるってことは、立てばかなりの長身であるのは間違いない。


――妙な間があり、先生の口が開かれた。


「はい?」

たった二文字の返答だけど、案の定、声優だって真っ青のイケボだった。

低くて、通る声。


いくら鈍感な私でもこんな美しい男、一瞬でも見たら絶対覚えてるだろう。

初めて見るってことは少なくとも私が教えてもらっている先生じゃないから、他の学年か中等部の先生なのかもしれない。


なんというか……とってもクールだ。言い方を変えれば、冷たい。愛想が全くなくて表情筋が死んでいる。「学生は未来の宝石、親御様に代わって大切に扱います」と常々アピールし、学生へのサービス精神旺盛なうちの学院の中にはいないタイプだ。


私の言葉に男教師が「はい」と反応したことに、周囲を取り囲む女子たちが一斉に私をにらみつけた。

無言の非難に「いえいえめっそうもない!私はあなた方のライバルではございません!」という精一杯のアピールをこめて、女子の視線を振り切るように、事務的に用件を伝えた。


「携帯の充電なくなりそうなんです。教室のロッカーに充電コード取りにいっていいですか?」

「ああ、行くがよい」


淡々としたその言葉に、微かな違和感を覚える。

普通「いいですよ」とかいうところじゃないの? 行くがよいって、侍みたいだ。


モヤモヤと考えていたら、反応が遅れた。

許可を出したのに立ちすくむ私をうさんくさく思ったのか、謎の先生はさらに言葉を続けた。


「……行かぬのか、柊?」


瞬間、私は目を見開く。

なぜこの先生私のこと知ってるんだろう? 私こんな先生見たこともないのに……記憶の片隅にすらないのに。

ついでに「行かぬのか」って、これまた日本語、変。


「あ、えっと、あの。先生、私のこと知ってるんですか?」

「無論」


白衣の先生は僅かに口角を上げ、ゆらりと立ち上がる。細身でものすごく背が高い。160くらいの私がグッと見上げないと視線が合わない。190以上ある長身の男が、周囲の女の子を避けながら戸惑う私の目の前に迫ってくる。


「あ……の、大丈夫です、ひとりで」

「何を。一人では危なかろう」


問答無用で手首を握られた。

掴まれた手は、ぞっとするほど冷たかった。


あと――やっぱりこの人、日本語が変だ。



*********



暴風雨はますます酷くなっている。

電気のついていない暗い廊下には誰もおらず、非常灯の緑がぼんやりと浮かび上がる。


平屋建ての校舎に激しく打ち付ける雨音が響く中、見たこともない大柄の美青年先生に手を引かれ、私は教室脇のロッカーへ向かって歩かされている。

歩いているんじゃなくて、()()()()()()()


なんでこんなことになったのか。



「……あのっ、大丈夫ですから離してください」

「何故?」

「セクハラですよ」

「非常時だろう、危険防止だ」


天気が悪いと先生に手首を掴まれて歩くって、意味が解らない。


私の右手を掴む手に硬さを感じる。黒手袋に覆われた左手の人差し指がゴツりと当たる。指輪が嵌められているっぽい。


一歩先に歩く先生からは、仄かに大人の香水の香りが漂ってくる。

女子からあんなに人気のあるらしい、めちゃくちゃカッコイイ先生だけれども……やっぱり私の趣味じゃない。


だってこの人、いくらなんでも失礼だ。

いくらカッコよくて先生だからって、こんな愛想なしは人としてダメだ。


うちのパパとママはもちろん、親戚も学校の他の先生もとても優しかったし、バイト先にもこんな人いない。人生初めて見る、ぶっちぎりのダントツに失礼な大人が目の前にいる。

人間、最低限の礼儀って必要だ。

特に綺麗でも可愛くもない私は、昔から人を許すストライクゾーンは結構広いと思う。


けれど、この人はイカン。

こんな失礼星人を採用するなんて、この学校大丈夫なのかな。

偉いおばちゃん先生たち、イケメンにほだされちゃったのかな。



それにしても……本当にこんな先生いたっけ?


私と同学年の子たちが知ってるってことは、間違いなく学校の先生なんだろうし、教室へ誘導するのも迷いが無い。

中等部だとしても、この小さな学園で一回も見かけたことのない先生なんているんだろうか。


もう少しでロッカーというところで、私はこわごわと、その疑問を口にした。


「……あの、先生は中等部の先生なんですか?」

「――違うな」


マジか! じゃあ、高等部の先生ってことなのか!!


「そうなんですか!? じゃあ高等部の先生なんですか?」


焦る私をしり目に――無言。そんなに自分が認識されてなかったのがショックだったのかな。

外をフュオオオオオと吹き荒れる嵐の音は一層大きくなる。


「柊、君は私が誰だか解らないのか?」

「……すみません」

「半年ほど前に中高共通の生物の臨時教員として赴任してきたはずだが」


ううっそ、半年前から????

全然知らない……ホントに知らない。

この半年、学校を休んだことなんてない。

けれど臨時の先生なんて入った記憶もない。

呆然とする私への解説は続く。


「理数系苦手な女子を鍛えろと、補助教員で来ていた。ああ、お前は理数科目は得意だろうから関係ないかもしれぬが」


私の成績まで知ってるってことは、やっぱりこの先生は本物だ。

たまたま私だけ、知らなかった……ってことだろう。

ということは、失礼なのは私の方だ。


とりあえず、ここはテヘ、と音が出そうな乾いた笑いでごまかすことにした。


「……っごめんなさい、そうだったんですね。先生とお話したの、っていうか、会ったの、さっきが初めてですよね? ちょっと驚いちゃいました」


「――初めて?」


慌てて平謝りする私に、先生は訝し気に一言返すと、突然ぴたりと歩みを止めた。


「……柊」

「いくら私だって、こんな目立つカッコいい先生だったらすぐ覚えますもん」


私としては精一杯のゴマスリをしたつもりだったのに返答はなく、その代わり、握られてる右手首にギュッと力がこもった。

見上げると、長身の先生は俯いて「まさか……まさか……」と呟いている。


前に回って訝し気に下から覗きこむと、先生は射貫くようなまっすぐな目を私へ向けた。


「……お前、()()()()()()()()()()()()()と言ったな」

「はい? はい、そうです」

「……そうか……転生してもなお無効化……そうか……お前だったのか」


てんせい? むこうか? おまえ?


雨脚が一層強まり、遠くに聞こえてきた雷は明らかに近づいてきている。

打ち付ける雨音で、先生の小声は聞き取りにくい。


「えっと……先生? もう一度」


突然、先生が上を向いて高笑いした。


「はははははは!! あーっはっはっはっはっはっ」


さっきまでのポーカーフェースが嘘のように、声を上げて笑っている。

大丈夫かこの人。一体どうしちゃったというのだろう。


人が、変わったみたいで、怖い。



「――せんせ……?」

「ようやく見つけたぞ!!!! 俺の勝ちだ」

「勝ち? っえ何が」

「さあ、追手が来ぬうちに我が国へ帰ろう!!」


突然、先生はものすごい力で私を羽交い絞めにした。


「!? っやあっ!? な、なに!?」

「今死にたいなら叫ぶなりすればよい。生き延びたいなら静かに。俺はまだ教師のつもりだ」


動揺して睨み見上げる私のことなど意に介さず、先生は微笑んですらいる。


優雅に左手の手袋を口へ持っていき、先を咬んでするりと引き抜いた。白く大きな手が露になる。

さっき、手首を掴まれたときに当たっていた小指の指輪を素早く外すと、強引に私の左手を取り、薬指へと嵌めようとしてきた。


私の中の本能が最大級の警報を鳴らしている。恐怖で、カタカタ体が震える。



――これ、ダメだ!


――――嵌めちゃダメだ!!!!!!!


震えながらイヤイヤと体を捻り全力で手を引こうとするけれど、ピクリともしない。


「っやだ、やめてっ!! それ嵌めないで、お願い!!」

「残念だがそれは聞けぬな」


嫌がったところで何の力もなく、指輪はお誂え向きのように私の薬指へと落とされる。

瞬間、私の体に電流のような何かが一斉に流れていく。


「っ……あああっ……きゃあああああっっっ!?」


何も考えることすら出来ない。

指輪を中心に、あっという間に体が書き換わっていく!!


黒髪黒目、普通の日本人だった私の体が……全く違う身体へ流れるように変形していくのが解る。

手足が伸び、体形が変わり、髪の色が変わり、何もかもが違うイキモノになっていく。

私が……全く知らない何かに浸食されていく!!



得体のしれない何かが、私の体から溢れ出してくる!!!!!

ものすごく溢れ出したそれは私の意志では止められなくて、あっという間に決壊した。


今まで真っ暗だった辺りが一瞬真っ白になった。

それと同時に鼓膜が破れるほどの雷鳴が轟いて…足元から大きな爆発が起こる!!!!


「きゃあああああっ!!!!」


悲鳴とともに体勢を崩した私を先生がグッと引き素早く両手で抱き上げると、衝撃は嘘のように止んだ。

信じがたいが、私は……先生に抱かれて浮いている。

恐々と下を見ると大爆発で破壊された校舎があって……学校は跡形もなくなっていた。


ひっと息を呑んだ。


なにこれ……なにこれ……これ、私が、なんか、やっちゃったの……?

怖すぎて、自分の口からは「あ…ああ…」と声なき音が出て、震えるだけだ。


激しく動揺する私とは裏腹に、私を腕に抱いた先生は気持ち悪いほど冷静だった。

相変わらずうっすら微笑んでいる。

多分私の体は、もう違う何かになっている。それにすら先生は全く動じていない。


自分が何者かを確かめることも出来ず、何が起こったのかも解らない。

混乱するばかりで何もできない。

歯がカタカタ鳴って、身体の震えを止められない。

どうしちゃったんだろう、私、どうしちゃったんだろう!!


先生は相変わらずだ。

こんな酷いことになってしまったのに、クックッと笑っている。


「はは、凄まじい力だな。恐れ入ったぞ」

「私……どうしちゃったんですか……?」


美しい教師は、質問には答えなかった。


「――良いか柊、俺が良いと言うまで目を閉じていろ」

「どうして?」

「時間が無い。返事は?」

「っは、はいっ!!」


言われるがままにぎゅっと目を閉じた瞬間、ドゴーーン、ガシャーーンというすさまじい破壊音が立て続けに響き、大人数の足音と何を言っているのか分からない大声がこちらへ迫ってくる。


私を抱く先生の体内から、低い声で知らない言葉が響いてくる。と、身体がふわりと浮いて自分が平べったくなって…グニャグニャしたところを強引に突き抜けていく感覚があって……



――――私は意識を失った。



超序章のご高覧ありがとうございました!

ぼちぼち更新していきますので、のんびりお付き合いください♪

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