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デタラメだもの(1)

会社で上司に怒られた時に「デタラメだもの」

作者: ときわひでたか

 上司って生き物は、よく怒ってきますよね。


 上司だけにとどまらず、会社というものはやはり営利団体であるがゆえ、利益を求めて動く生き物であり、その利益が、つまるところ、われわれの給料につながっているわけで。

 で、その給料というものを駆使し、生き続けるためにメシを食ったり、水を飲んだり、時に衣類を買ったり、ごくごく稀に、気分転換やストレス発散に、アルコールを嗜んだりする。


 あと、税金を投げ捨てたり、ね。


 なので、会社にとって、利益に直結しない人間、もしくは、利益に直結している人間を、サポート、バックアップできない人間というのは、不要とされるわけですね。


 今より以前は、各個人個人に対して、こいつはどれほど利益に直結しているか、もしくは、利益に直結している人間をサポート、バックアップできているかを、そこまで厳密に測られなかった時代も、あるはず。今と比べて。


 ところが今や、国内での競争はもちろん、諸外国との競争は激化し、たとえば「これまでよりも値段を下げて売る」といった抵抗を用い、競争社会の中で、会社というものは生き残ろうとするわけです。


 するとね、オートマチックに、給料、下がるわけです。


 もしくは、労働時間が長くなるなど、労働条件は苛酷になるわけです。


 どんどんと企業内のピリピリ、ストレスムードは激増し、常に「怒り」に到達するような、そんな精神状態で、みな勤務してるもんだから、そりゃ、利益に貢献しないヤツ、利益に貢献しない態度、そういったものを見るや否や、


「お前、死にたいんか?」


 などと脅され、「いえ…。死にたくないです。」なんて答えようもんなら、「会社にいらん人間やから、死んでくれ、頼むから」などと、哀願され、懇願され、「は、はぁ…」なんてため息をつく。


 もうね、こんな繰り返しなら、いっそ、デタラメに生きるしかないわけですよ。


 会社でルンルンと生き残っている人間は、別に仕事ができるからとか、会社に多大な貢献してるからとか、そういった尺度だけ、ちゃいますよ。


 単にね、その会社での生き残り方に長けてる人間ってだけの場合が多いです。


 だからね、すでにね、もうおかしくなってしまってるわけです。


 なので、あなたも、おかしくなってしまいましょう。

「お前、もっと利益を生めよ!」なんて怒鳴られた場合には、「ぼくは男性なので、出産機能を持ち合わせておりませんが、何か?」とつぶやいてみたり、女性の方であれば「このボンクラ!」などと言われた場合など、「ボンクラって卑猥な言葉ですよね、幼稚園で習いました」などといって、もういっそ、逆なでちゃいましょう。


 これ、いわゆる、火に油を注ぐってやつですよね。


 でもね、でもね、変わらぬ現状、繰り返す現状を打破するためには、いったん何かを壊しましょう。ぶち壊してやりましょう。長淵剛も歌っていましたよ「希望がいつもガラス細工なら、壊すことから始めてみようか」と。


 で、最終的に、激高され、罵声を浴びせられ、怒号のシャワーを浴びまくり、すっきりした後に、缶ビールなんか片手に、「デタラメだもの」なんて、つぶやいてみましょう。


「今を生きる」なんてカッコいいことはできないにしても、「今を"適当に"生きる」ってことくらいは、できるかも。

 人間、リラクゼーションは必要です。


 デタラメだもの。

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― 新着の感想 ―
[一言] これを実行出来るのは会社を辞める覚悟をした時ですよね・・・?
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