キャラクター製作
7時に起きて朝食を。トーストとサラダ、牛乳。飲み物は気分で変えるけれどほぼこのパターン。学校があるときはお弁当も作らないといけないから朝から手の込んだことはしません。休みの日は・・・朝昼かねることがあるからそのときはちょっと手の込んだものを作るかな。パンケーキとか、和食とか・・・。今日からDLOだから昼食は今のうちに・・・と言う理由で簡単に。沙織はまだ寝てるみたい。だから両親と3人分だけ用意してっと。両親が仕事に出かけたらまず掃除、洗濯。それから昼食のサンドイッチ作り。ハムとレタス、ツナ、たまごでいいかな?卵はゆで卵をみじん切りにしてマヨネーズであえたもの。砂糖を入れて焼くのもいいんだけどね。あとはスープかな。牛乳あるし・・・昨日とうもろこし買ってきてるからコーンスープ。暑いから冷製スープで。とうもろこしを茹でて粒をはずして。牛乳、コンソメスープのもとと一緒にミキサーへ。スープ状になったら一度なべに移して温めて、沸騰直前に火を止めて冷ますだけ。冷めたら冷蔵庫へ・・・今日は時間短縮で氷水で。冷ましてる間に洗濯物を干してスープを冷蔵庫に入れると9時10分前。そこで沙織がやっと起きてきてトースト食べてます。私は先に部屋へ・・・その前に、
「沙織~、食べ終わったら食器洗っておくの忘れちゃだめだよ。」
言っておかないとテーブルに置きっぱなしになる可能性が・・・そして部屋へ。
部屋に戻ってPC起動。ヘッドギアをつけてベッドへ。べつにソファーや椅子に座ってでもできるけれど安全性を考えるとね。椅子から落ちるのは嫌ですから。
ヘッドギアを起動、しばらくすると真っ白な空間に立っている・・・浮かんでいるのほうがいいかな。いくつかのタイトルが何もない空間にならぶ。その中からDream Land Onlineを選らんでっと。
周囲が暗闇に包まれそして目の前に白字で
《ようこそDream Land Onlineへ》
次の瞬間どこかの部屋みたいなところへ。小さな光がチカチカと点滅しながら近づいてきて、
「はじめまして。案内役のAIです。まず、私に名前付けてください。」
名前、ですか・・・音声の感じから女の子のように思えます。かわいい感じがいいかな?
目の前にタッチパネルが浮かんでる。・・・RINN、リンね。OKボタンをタッチしてっと。すると今度は色々な形のキャラクターが。猫や犬。妖精、熊型のぬいぐるみ・・・
「次は私の形を選択してください。」
猫がいいかな?猫好きだし。と言うことで猫をクリックすると色々な猫が・・・
私が選んだのは白い手のひらサイズの猫。選んでから気がついた。この子話すんだよね・・・
目の前の光が消え代わりに子猫のリンちゃんが現れる。
「私の仕事はヘルプや設定の管理です。あと、拠点ができた際のお手伝いや管理もします。冒険やアイテム製作は無理ですが、別途課金で農場や家畜の管理もできるようになります。収穫はプレイヤー自身やNPCを雇ってください。ここまでで質問はありませんか?」
質問・・・ね。あえて言うならもう少しくだけた言葉づかいにならないかしらね。まあ、AIですし一緒にいたら感じ変わっていくかもだしこのまま放置でいいかな。
何も質問はないと答えると目の前に大きな鏡が。鏡にはもちろん私自身が写ってます。腰までの黒のロングストレートヘア、背は少し低め、スタイルは標準的。ややバストが大きめですが。沙織は反対に小さめ。背も少し高め。同じ遺伝子なのにやっぱり運動量の差かしら?なんてことをぼんやりと考えてました。
「では、キャラクターを作成します。基本の形は今写っているものです。身長など行動に影響があるところは極端に変更できません。ご注意ください。」
このままはやっぱり嫌だから、髪の長さを背の真ん中くらいに短くして、色は黒に近い紺色で。目は・・・深緑で。右の目尻に小さなほくろ。あとは変更なしで。
鏡を見ながら変更していく。あまり変えすぎると違和感でるからこれくらいかな?周りからは一応かわいいと言われるし。自分じゃわからないけどね・・・。一応、二重で少し大きめな目。すっとした鼻。小さめの口。バランスもそれなりに良いっと。普段は眼鏡かけてるけどね。コンタクト苦手だから。身長とかは変えない。前に変えて苦労したから。肌の色ももともと白いほうだしね。OKボタンをタッチ。
「名前を入力してください。」
名前、いつものでいいかな。『リリィ』っと。
「では、種族を決めます。ヒューマン、エルフ、獣人、ドワーフから選択してください。エルフ、獣人は別途選択肢があります。」
初めからヒューマンに決めてたからヒューマンで。鏡に写る私に変化なし。エルフや獣人になると見た目変化するものね。
「次に初期職を決めます。ルーレットボタンを押してください。」
いつの間に現れたのか鏡の隣にルーレットが。ボタンををすと回転がスタート。・・・何が出るかな?プッシュの文字が出たのでもう一度ボタンを押すと回転がゆっくりになっていく。そして矢印のところにとまったのは・・・
「サモナーですね。これでよろしいですか?」
OKとNOの選択肢が。格闘は苦手だから却下。あとはどれでもいいのでそのままOKをタッチする。すると目の前にはスキル一覧が。そういえば、サモナーは初めから召喚呪文と錬金術が組み込まれてるんだった。ちょっとお得?とりあえず錬金術をとる必要なくなるものね。スキルポイントSPは10P。何にしようかな?
しばらく考えて火魔法、水魔法、風魔法、地魔法それと棒術をとることに。剣や弓などの直接攻撃はそれ対応の武器を使っていると自然と習得できる。その場合SPは必要なくなる。基本の武器(剣、弓、杖、短剣)からの派生はSPが必要。魔法はSPを消化する以外に習得方法がない。当たり前かしらね。剣とか弓は当たらなくても振り回したりしてると経験値が貯まって習得できるけれど魔法はそれ無理だし。生産系スキル取りたかったけれどポイントが・・・まあ専用クエストがあるらしいのであわてなくてもいいかな?確か情報ではチュートリアルが終わると1つレベルが上がるとか書いてたからそれで調合を取ろうかな?それとも発見かな?発見は罠や素材アイテムの発見率を上げるスキル。調合は初級調合セット買って薬草すり潰していると経験値が貯まって覚えられるらしいけど、どうしようかなってそのとき悩めばいいか。棒術をとった理由はこのゲームの前にしていたゲームのメインウェポンだったから。結構使いやすかったのよね。棒を買って殴ればいいけれど魔法職だから防御力低いしHPも低い。あと杖をステッキ型からロッド型に変えれば武器兼用できるし・・・ちょっと無茶だけどね。でも自分で作れるようになれば両方兼ねたのできるかも。先は長そうだけどね。
最終確認後鏡には布の服に布のスカート、布の靴を身につけたリリィとその肩に子猫のリンの姿が写っていた。
「では、後5分で開始します。夢の世界でもうひとつの人生を謳歌してください。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
名前:リリィ
種族:ヒューマン
職業:サモナー
所持スキル&魔法:召喚魔法・火魔法・水魔法・風魔法・地魔法・棒術
所持品&所持金:布装備一式(服・スカート・靴)