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パリンプセスト3

わからないことが、加速度的に増えている。今日は随分長い一日になってきた。

「明日朝一番に大学に行こう。パリンプセストの内容はおそらくキリスト教に関するもので間違いないと思う。薔薇のマークが繰り返し記載されていること、パリンプセストにあたるような紙片が封入されていること、あとは緑と赤が多用されているけど、これは内容がクリスマスに関連しているからかもしれない」

「普通に考えたら、キリスト教の本なら、キリスト教の本として保管した方が圧倒的に大切に扱われると思うけど、どうして魔術の本にキリスト教のことが書いてあるんだろうね」


「キリスト教の王道をいく内容であればそうだろうね。キリスト教はローマ帝国の国教になって、5世紀ぐらいにはメジャーになった?」

「キリスト教の成立と、聖書の選定は分けて考えなければいけないわ。当時聖書とされた偽典、外典はその頃たくさんあったの。

イエス・キリストに妻がいた、という説は教会から聖書として認められていない。でも死海の洞窟で見つかったナグ・ハマディ写本にはそういう記述があるの」

「それでさっき死海文書とかいってたのか。外典とかいうのは何のこと?」


すみれは、外典とはキリスト教の関連の書籍として認められるが、聖書には採用されなかった書籍で、偽典というのはキリスト教の使徒が書いたものではない、後の人による創作だとされたものだと教えてくれた。


「ラエマ冬の書のパリンプセストには、外典が書かれているかもしれないってことか」



キリスト教の成立と、聖書の成立をもう少し詳しく。

また、ここではすみれの学ぶ事へのトラウマについても書く

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