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写本4

 「ラエマ冬の書は、オークションに出品するはずのものではありませんでした。手違いがあり、送料と落札価格の2倍までをお支払いするので、送り返してくれないか」というのが、メールの本文だった。

 もちろん英語で書いてあったけれど、必殺Google翻訳先生が活躍した。


 漆原先生にはレポートを人質に取られているし、仮に2倍払ってもらっても自分は返すことはできそうもない。

 それに、いくつか興味深い点がでてきていた。1つ目は、ラエマ冬の書には薔薇のマークがあること。2つ目は、本の最後のほうに、挟み込んである羊皮紙があること。3つ目は、イラストに緑と赤が多用されていること。


 自分の考えでは、この冬の書は何か凶悪な呪文や魔法陣を、キリストの力で抑えつけていて、それを見つけると当時の人たちが何をしようとしていたのかがわかるのではないかと思っていた。

 そこで、図書館では別の図書館にあるラエマ冬の書のマイクロフィルムを電子データで送ってもらえるように依頼をかけることにした。まぁ、これは漆原先生がアドバイスをしてくれたことだったけれども。


 ラエマ冬の書の1つは、日本の図書館に所蔵されていた。それと比べれば、このラエマ冬の書がどう特別なのかがわかるはずだ。

 家に帰ると、またメールが来ていた。

 「落札価格の4倍まで出します。急いでいます」

修正対応:マイクロフィルム

短いので写本3との結合

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