表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

紙飛行機

作者: sakitaro

単なる紙が1つの飛行機となる。


単なる紙が1つの想いとなる。


その紙は、チラシでも新聞でもレポート用紙でも、成績表でもトイレットペーパーでも構わない。


順番通りに織っていくことで想いが募っていく。


今できた、1つのボーイング。


ホンモノより極小だけど、気持ちはホンモノよりずっとずっと大きい。


外に出て、フライト。


ボン・ボヤージュ!  グッド・ラック!


飛べ!飛べ!


どこまでも飛んで行け、私の想いよ。


君の元まで


空港という名の現在地点が出発場所。


到着場所は君という名の空港。


私の想いは、大きな大きな飛行機に託され飛んでいく。


君に気付いてもらうとか受け入れ拒否とか関係ない。


ただ、君へ飛ばしたいだけ。君のところへ着陸したいだけ。


管制センターが連絡を入れる。


このあと、雨があると。


そんなことは想定内。雨が降ろうと雪が降ろうと、雷が落ちようと、積乱雲や台風があろうと


私という名の飛行機は壊れない。


また管制センターが連絡を入れる。


着陸は無理だと。


無理であっても強制的に着陸する。危ない状況であっても。



君のもとへ届いたとき、飛行機は無傷だったのか怪我があるのかはまだ知らされていない。

だけどね、着陸したってことは私の耳に届いたよ。

そのとき、君が大きな心で、手を腕を広げて待ってくれていたらいいな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ