印
「解らないって・・・」
「如何するんだっ!」
お~陛下達焦ってるな~
「焦るな、大丈夫だ」
俺は自信満々に言った。
「シンク・・・」
・・・ヤバイ、陛下が涙目だ!
勇者・賢者は(どっちか解んないけど)陛下を見て驚いているよ。
「大丈夫だ、明日になったら解る」
「「「「え?」」」」
『何で?』って顔しているな。
「シンクさん如何してですか?」
「逸れはですね、明日に為ればお二方のどちらかに金色の印が右腕に表れます、賢者様は銀色の印が左腕に表れます、それとナオヤ様さん付けは止めてください」
「「「「・・・・・・・」」」」
あれ・・・・
何か言っちゃいけなかったりする?
「・・・・シンク、本当なのか?」
「あぁ」
何たって、あのクソ神が言ったんだからな。
「と言うことで行きましょうか、コウキ様ナオヤ様」
「行くって何処へ・・・」
おいおい陛下二人に言ってないのか?
「陛下・・・・殿下・・・・」
言った瞬間、二人とも焦っているな。
「今言うところだったんだ」
「そうだシンク」
誤魔化したな。
「はぁ」
「何処かへ行くんですか?」
「そうですよナオヤ様」
「何処へ?」
「広間です、陛下のご家族とお二方が会うんですよ」
「「・・・・・・はぁーーーー!」」
やっぱ驚くよな、うん解るぞ。
「ですので行きましょう」
そして広間へ行く俺達でした。