中学生活前の日常風景?
俺はこれから中学生になる。
試験は当たり前のように1位で合格した。昔受けたテストよりさらに難しく感じたのはたぶん気のせい…?だと思う。小学時代は色んな人と仲良くできていたと思う。小学生の高学年になってくると生理とかもはじまったりして焦ったりもしたし第二次性徴が始まり身体つきも女性のそれへと変化が訪れて俺としては少しだけショックを感じている。5歳の時も現在の会長が住んでるお屋敷に行ってそこで前世、中学時代の中良かった女子(その子も転生した)の幼馴染とも再会した。何故かすぐバレて色々笑われた。けどそれ以降ずっと仲良くしてくれている。今のところ親友は1人だけど前世と同じ口調で話せる唯一無二と言っていい親友もできたし小学校も同じだったからずっと仲良くできた。中学からも同級生になるのでラッキーと思いつつ、高学年あたりから告白される回数も増えてそこら辺はショックだ。容姿が整ってて家柄のことも考えると告白して付き合えたらなと思う人も多いと思う。まあ小学生時代は色々とあった。家族仲は良好で未だに両親はイチャイチャしている。妹もイチャつき具合には呆れている節がある。 そして今日は日曜日の昼ごはん前、少し広い食堂で悠平が聞いてくる。
「今日は光ちゃん来ないのか?」
「うん、家族と用事があるみたいで来ないみたい。詳しくは聞いてないけど」
「仲良くしたかったんだけどなぁ」
「お父さんロリコン」
妹の優奈が鋭いツッコミを入れると慌てたように否定する悠平、この光景はいつ見ても面白い。
「まあいつでも遊びに来てくれるみたいだから今日くらいはね?」
すかさずお母さんのユリアが悠平を庇うように言う。
これもいつもの光景でこの甘々具合には妹もため息をつく。妹も妹で3歳くらいから家庭教師をつけて小学生の勉強を終わらせているのでテストの点は100点以外とったことがない秀才に育っている。すごいなと褒めると喜ぶけどその後にはいつもお姉ちゃん嫌味?と鋭いツッコミを入れてくるほど家族の中は良好で今は暖かいと感じる。高校生になったらもっと授業内容も増えて忙しいと聞くので今のうちに家族との中を良好にしておいた方がいい。家の後継者問題も出てきて今お父さんの悠平は忙しそうに日曜日以外は色んなところに飛んでは、問題が起こったらそれの解決に忙しそうにしている。話を変えるように俺は悠平に言う。
「最近忙しそうだけど何か問題があったの?」
「ちょっと業績が伸び悩んでいてな。それで色んな傘下の会社を調査してるところだ。まあそれでも1ヶ月で14兆は稼いでるけどね」
自慢げに話してくる。相変わらずすごい家に生まれたなと思い知らされた。色んな会社を傘下に持ち政治家にもせいつうしてるからなんでもお金で解決しようとしてその度にユリアに停められている。コレでも問題は起こっているみたいだから悠平も大変だなとしみじみ思った。聞いたのは失敗かな?とまあここ最近はほんとに忙しいみたいだ。後継者問題も悠里にしようという話も出ているみたいだから俺も俺でこれから大変な思いをするのは目に見えている。まあ俺が1番問題視してるのは婚約云々の話なのでため息しか出ない。
「後継者問題も悠里にって話が色んな人から上がってるからこれから大変になるだろうな」
「やっぱり?私何かしたのかな…」
「成績だろうなぁ今高校の勉強してるんだろ。経営の勉強は政治の勉強も欠かさずに」
俺は今色んな勉強をしてることも悠平にはバレてたみたいだ。俺の問題も山住だなと思う。この話は少し前から出ていたので幼馴染の、光にも相談済みだ。婚約者云々の問題は悠平がまだ早いと突っぱねているからそこだけが唯一の助けだ。俺が男となんて考えると……でもいずれその時が来るんだろうから諦めてはいる。けどせめて恋愛結婚の方がいい。
こうして色んな話をして午後からは護身術の稽古の先生がやってくる。せめて自分の身は自分で守ろうという悠平の意見だ。
稽古が終わるとその後はまた勉強だ。勉強ばかりして飽きないのかと思うだろうが最近は色んなことを覚える機会が多くて楽しい。前世とは違いこの身体は地頭がいいためかすぐ頭の中に入ってくる。1週間後の中学生活も楽しみで仕方なかった。
こんばんは!中学編と言いつつ中学編の1週間前の会話…もう頭の中空っぽにして読んだほうが楽に読めると思います。今回も面白いと思った方次回も見たいと思った方いいねやブクマ感想レビュー☆☆☆☆☆待ってます!ではまた!




