2年後
あれから何の変哲もない日常から二年後、3歳の誕生日を迎え言葉も流暢に話せるようになってきた。
「パパママおはよう」
俺は俺のお世話係の人に起こされて食堂に向かい、両親に挨拶して用意されたご飯を食べる。まだまだ自分では起きれないので起こしてもらっている。
「おはよう」
「おはよう〜」
悠平とユリアお母さんが同時に挨拶を返してくれる。
眠たい目をこすりながらご飯を食べ始める。
「食べさせてあげようか?」
悠平がアホなことを言ってきたので無視してユリアの元に行き食べさせてもらうことにした。
悠平もといお父さんはガックリと肩を落としていたけど無視だ無視。
その代わりにユリアが悠平にあーんしながら仲睦まじく食べさせていた。母親も大変だなと思いつつゆっくり味わいながらご飯を食べる。
食べ終わったらいつもは親に内緒で小学生の問題から予習をしてはお世話係の人に採点してもらっている。(もちろん両親には内緒にしてもらっている)
そして朝の勉強が終われば昼ごはんを食べて夜までは絵本の読み聞かせをしてもらっている。(この歳で普通の小説読み聞かせはおかしいため)決して精神年齢まで子供になった訳では無い!!と思う。最近読み聞かせされるのが楽しくて人に甘えてしまっている。前世ではあまり読み聞かせとかもして貰えなかったのだ。俺が4歳くらいの時にはもう親は共働きで近所の人にお世話されてたくらいだし。だから前世より今世の方が人に甘えてしまっていた。
悠平とユリアが帰ってくるまでは暇なので食堂でしばらく時間を潰しながら夜ご飯を待っている。しばらくすると2人とも仕事から帰ってきてみんな揃って夜ご飯を食べる。夜ご飯もイチャイチャしながら食べるのでいたたまれない思いをしながらもユリアに甘えてご飯を食べさせてもらっている。
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(前世での出来事)
ある日悠平と一緒に帰ってる時に唐突に思ったことを言った。
「俺って芸能人なれると思う?」
「無理なんじゃね?」
他愛もない会話だけどあるとき一時ハマっていたアイドルを思い出しつつそんなことを話していた。
「ひっど、そこはお世辞でもなれるって言えよ」
「お世辞でもいいのか?」
と笑いながら言ってきた。
「悠里最近芸能関係ハマってるもんな。好きな芸能人いるんでしょ」
「いるけど芸能人と言うよりアイドル?かなどちらかと言うと」
「へぇ〜」
興味なさげに悠平は俺の会話を無視しつつ今日あった出来事に話題変換してきた。
「話題変換するな」
自慢話の入った出来事にイラッとしながらも言い返した。
「悪い悪い」と笑いながら言ってきたので溜息を漏らしつつ
「悠平なら読モとか芸能関係にスカウトされてもおかしくないと思うんだけどなぁ。かっこいいし」
「スカウトはされたことあるけど断ったかな、さすがに男で芸能人とかあまり売れなさそう」
「うわ、自慢話だ」
羨ましいと思いながらもその話を詳しく聞いた。
話を聞いてる最中いえに、近づいてきたので話を切り上げた。
「んじゃまた明日」
「んじゃまた明日駅前集合な」
と言いながら明日の約束取り付けられてさよならして家に帰る。男ふたりで買い物とか相変わらずだなと思いつつ楽しみにしながら夕飯を作って食べて寝た。
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(今世)
久しぶりの夢を見て飛び上がる。時間を見るとまだまだ夜中の時間だったためまた寝床に入る。
「この容姿なら芸能人になれるんじゃない?」と思いつつすぐ眠たくなったので目を瞑った。
男同士の友情他愛もない会話。めっちゃいいと思いませんか?ってことでこんばんは。1週間ぶりですね。1週間に1度しか投稿できないこと申し訳ないです。ぜひいいなと思った方ブクマ、いいね等々つけて貰えると励みになるのでよろしくお願いします!これからもこの作品よろしくお願いします!誤字脱字見つけ次第教えて貰えると嬉しいです!ではまた!明日も投稿楽しみにしててください!!