表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

帰ってきた男たち

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」



 黄色い悲鳴がこの空間に響き渡る。

 そして眩い閃光。 



「大根サマアアアアアアアアアアアアア」

「人参サマアアアアアアアアアアアアア」

「かえってきたわああ!!!!」

「わんわんにゃーーにゃーー!」


 この世界に生するありとあらゆる生物たちが今この場で、ある一点に目を釘付けにしている。

 それはある二人の青年たちだった。



「みんなー!元気にしてた?」

「俺達はピンピンしてるぜ。今日、みんなに俺達から元気あたえてやるからな」



「今日もかっこいいわ! 人参さま大根様サイコおおおおおおおお!!」

「一度でいいから、間近であの美顔を眺めてみたいわ!」

「わんわんわんわん/////」

「俺もああなりたいぜ!!!」

「無理よ」

「かっこいいいいいいいいいいいいい!!!!」




 彼らこと、“人参”と"大根”は人気絶頂の人気アイドルユニット『vegetable』である。


 アイドルと農家を二足の草鞋を履いている彼らは、衰退の一途を辿っていた野菜農家を見事立ち直らせた伝説だ。


********


ザザザァ


 いや、この表現は今、正しくない。



 いつだってビデオテープはいい頃の時代を残してくれる。今流してるのだってそうさ。

 かつてぼくが昔好きだったアイドルのビデオ。


ザザザァ


彼らは伝説だった。この栄光は10年前の話だ。


********

※空白の物語はご想像にお任せします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ