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ココブー王国の再建!④

5月21日 午前8時59分更新



飯を食った後はダダブラの城都をニコとミカが案内してくれた。


ダダブラとはココブー語で古代って意味で城はキング・ドドの遺跡を示してる。


途中で子供達と遊ぶイクローと合流…なんと護衛対象と遊ぶ手段を学習し覚えたらしい!


凄いぞロストテクノロジー。


目を見張る速度でココブー王国は再建していく。


モンスターと共生し…農作物を育て…戦士は訓練に励み…食糧に困る事もない。


ナックラビィーを討伐し俺の役目は終わったと実感した。



〜夜 キング・ドドの遺跡〜



明日、出発し帰還する旨を伝えた。


「ワブール…ムガルガよ…明日帰るか?」


「…ソンナ…モット居テ構ワナイダロウ?」


「だいぶ長居しちゃったからなぁ」


「…ウッ〜」


カカが可愛く唸る。


「また遊びに来るよ」


頭を撫で笑って答えた。


「絶対ダゾ?」


「…我々…いつでもユーを待ってる…」


「ええ」


「今日はゆっくり休むと良い…そうだ…カカよ」


「ヤー」


「ユーを…パジャモの泉に…案内。疲れ傷癒す…ナックラビィーの脅威消えた…問題ない」


「了解」


「パジャモの泉?」


「フモモモ…ココブー王国の宝…ウダいっぱい…きっと気にいる」


禄に体も洗って無かったし服の汚れと臭いも気になってたとこだ。いい機会だし綺麗さっぱりリフレッシュさせて貰おう。



〜ココブー王国 パジャモの泉〜



王国の北の外れにある遺跡の先に泉はあった。


「おぉ」


「此処ガパジャモノ泉」


光輝く不思議な泉だ。


熱帯魚に類似した小魚や蟹…色鮮やか(カラフル)な水草…モンスターも泉に浸かり寛いでいる。


「見てるだけで癒されるなぁ」


「ユーガナックラビィーヲ倒シタオ陰デ濁ッテタ水ガ綺麗ニナッタ」


手で温度を確かめると冷た過ぎずやんわり暖かい。


…ぬるま湯の温泉って感じ?


服を脱いで裸になり泉に浸かる。


「ふぁー……」


…気持ちいい〜…疲労がブッ飛んでくぅ〜…。


龍神の秘境の秘湯を思い出すなぁ。


「私モ入ル」


生地の薄い衣装を脱ぎカカが裸になる。


「…ダンビダ」


「良いなここ…」


「王国ノ皆モパジャモノ泉好キ」


「……ちょっと近くないか?」


「普通ダヨ」


「ふーん」


カカの肌が密着しぴったりと隣に寄り添う。


「ワブール!…ユーノ()()()大キイ…」


「チッカ?」


驚くカカの視線は俺の股間に注がれていた。


あぁ…チッカってそーゆーことね!そりゃココブー族の成人男性より遥かに大きいだろうよ。


「触ッテミテモイイカ?」


興味津々で聞いてくる。


「駄目に決まってるだろ」


「…ドーシテ?」


「その……チッカは()()()()()()()()からな」


「知ラナカッタ」


「…勉強になったね」


「ユーノカラダ面白イ!ココブー族ト違ウ」


「そっか?」


「硬イシ大キクテ傷ダラケ……ソレハ?」


カカが右腕を指差し尋ねる。


「これは契約の……」


答えようとして言葉を失う。


右肩まで蝕むように肌が真っ黒に変色していた。


…思い当たる節は一つだけ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『深淵の獣を屠れば悠もより穢れを纏う』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ユー?」


首を傾げカカが顔を下から覗き込む。


「……契約の証なんだ」


「ユーノ匂イハ契約者ノ匂イ…氣…波長…ドレモココブー族大好キ!ヤプール」


…ま、肌の色が変わっても今更どーってことない。


穢れ上等!…って感じだ。


一応、後でステータスを確認しとこう。


「おっ」


小さいまん丸のモンスターが泳ぎ近付いてきた。


「懐っこいなこいつ」


ーーーマル〜。


な、中々可愛いじゃんか!


「ソノオドゥムハマルヤキダ」


「丸焼き?」


「ババノ果実ガ大好キデ丸々ト肥ル…ジュルリ…焼イテ食ベルト美味シイ」


「…食べるのか?」


「ウン」


「こんな可愛いのに?」


「折角ダシ捕マエテ食ベヨウ」


ーーーマル〜?


「………」


つぶらな瞳で俺を見詰めるマルヤキ。


「そぉい!!」


ーーーマルゥゥ〜〜〜…!?


体を掴んで遠くにマルヤキを投げた。


「アァ!?」


…すまんマルヤキ!自然界は弱肉強食…厳しいと思うが強く生きるんだぞ。


パジャモの泉の効力を堪能し王国に戻った。



〜2時間後 廃墟の遺跡〜



寝る前に一仕事だ。


回収したアイテムとモンスターの死骸と素材を整理し確認する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

貴重品(分類不明)

・古びた宝箱×10

・用途不明の壊れた魔導具×2

・苔に覆われた謎の部品×2

・苔に覆われた謎の動力炉×1

・不可思議な魔法基盤×1

・試験体004号凍結ケース×1

貴重品(宝物類)

・ヒャタルシュメクに眠る金塊と宝石×1400

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・モンスター

キュクロベアの死骸と素材×2

ヒャタルゴーレムの死骸と素材×1

ヒャタルレックスの素材×1

ヒャタルオーガの死骸と素材×1

遺跡竜の死骸と素材×1

カミダナツボミの死骸と素材×1

魔蛸オトの素材×1

遺跡スライムの死骸と素材×1

デュラハンの死骸と素材×1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「こんなもんか」


次はステータスを確認っと…!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:黒永悠

性別:男

種族:人間

称号:約定の破壊者

職業:禍災の契約者 Lv2


戦闘パラメーター

HP410000 MP21000

筋力17500 魔力3000 狂気30000

体力7200 敏捷12000 信仰-19000

技術12000 精神3000 神秘7500


非戦闘パラメーター

錬金:180 鍛冶:200

生産:150 飼育:140


・耐性

深淵の刻印←

不朽の極み

不死耐性(Lv5)

神秘耐性(Lv Max)


・戦闘技

忿怒荒神流

剣者の理

簒奪技


・奇跡

骸の呼声

蛇縄絡

逆誄歌

倶利伽羅剣


・呪術

禁呪・真神樂蛇

禁呪・淵嚼蛇

禁法・縛烬葬

禍面・蛇憑卸


加護:アザーの加護 夜刀神の加護

神魔:祟り神のミコト(親密度160%)


・固有スキル

鋼の探求心

鍛治師の心

閉心

兇劍

顕魔

魔人

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

耐性

深淵の刻印

① 全異常状態の完全無効化及び吸収効果が発動。また人智を超えた現象(遭遇・直視・傾聴)の影響を無効化。


②聖属性魔法・攻撃・回復魔法のダメージ倍率が増加し自身の攻撃に特攻効果が発動。現装備品(両手武器)は呪怨化(着脱不可)し解呪魔法・解印が効かない。


③神々の祝福を受けると致命傷(クリティカルダメージ)並び一時的に戦闘数値・能力が低下してしまう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……んん」


二つの耐性が合体し深淵の刻印に変わった。良くなってるのか…悪化してるのか…微妙?


「金剛鞘の大太刀は外せなくなったって意味だよな?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大獄丸

・金剛鞘の大太刀が呪怨化した仕掛け武器。兇劒の効果は適用外となり永続性の特殊効果が付与される。


・消耗による劣化と物理的な破壊を無効化し刀身が血を啜ると斬撃範囲の拡大と斬れ味が上昇(リセット有)。最大吸血状態になると斬撃ダメージを倍加させるが通常時のスタミナ消費も増加。


・深淵の獣を屠り続けた女神は穢れに染まった。その手に握る刀は禍禍しく…瘴気を纏い…神々を恐れさせた。大獄丸はその刀に類似している。


必要戦闘パラメーター

狂気19800

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おふぅ」


金剛鞘の大太刀……もとい大獄丸の墨鋼の刀身が妖しく瘴気を放っていた。


形状に変化はないが色と輝きに深みが増した。


「…パワーアップしたって前向きに考えよう」


ステータスを確認して良かったぁ!


帰り支度を済ませ眠りに就く。



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[一言] パワーアップしてるが代償がデカすぎるw
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