表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

影の精霊と幼なじみ。

作者: 和水 璃雨

※作中にエセ関西弁が出てきます。

あと、軽くBL入ってます。


それに嫌悪感を感じた人は、閲覧をご遠慮していただいた方が良いと思います。




どもども、 影の精霊です。


いや、今回は、僕の幼なじみを紹介したいと思いまして、主人にお暇もろて、その子と待ち合わせをしとるんです。



まだかな〜。




「お、来た来た。こっちや〜。」


ダダダッ



「大声で手を降るなバカッ!!」



バシっ



「い、痛いやん!いきなり何すんのぉ。」


「相変わらず、なんで俺より背がデカイんだよお前はッ!!俺の方が、精神的に年上だろうが!!」



バシッバシッバシッ!!



「なっ、何や理不尽や!?それただの八つ当たりやな…痛い痛い痛いっ!!頭叩かんでぇー!!」




「で、話戻すけど…僕の幼なじみの、光の精霊です…って痛っ!?え、なんでなん!?叩かれる様な事しとらんで!?」


「様を付けろ、様を。」


「えー、面倒やな……わかりましたっ。様付けるさかい、そのヘンテコな武器仕舞って下さいお願いしますー!!」




「……なぁ、さっきから気になってたんやけど…その鉄板を折々した武器何なん?」



「ああ、コレか?“ハリセン”って言うらしいぞ?

後この金属は、“精霊金属”て言って特殊な金属でな。精霊に物理攻撃を通す事が出来るらしい。しかも、攻撃をした精霊の力を徐々に吸い取っていくオマケ付きで。」


「何やのその物騒なモノ!!

(って言うか、それでさっきから僕に攻撃が通ってたんやね…ああ、なら君から離れれば良いんや。そうしたら攻撃も当たらんし、力も吸われんですむし)……あ、そう言えば僕、用事あったんや。

んじゃ、そう言う事やから、先帰るね。またな〜」




ふわりと空中に飛んでいく影の精霊の背中に、光の精霊はボソリと呟いた。




「そう簡単に、俺から逃げられると思うなよ?(ニヤリ)」







「ふわぁ〜、危なかった。でも、ここまで来たら大丈夫…って、アレ?前に進めへん…何でぇ!?」




「お前は、俺から半径100m以上は離れることができなくなったんだよ。」



「光の精霊!?それ、どういう事なん!?」



「最初攻撃した時、お前が怯んだ時に《契りの指環》と言うアイテムを付けた。この指環がついている限り、お前は俺から離れることが出来なくなった、それだけだ。」


「……言葉だけ聞いたら、何かプロポーズみたいやな…って痛い痛い痛いっ!!や、止めて!暴力反対っ。」


「煩いっ。ほら、お前の右手人差し指についてるだろ。」



「うぅ〜、こんなの嫌やー。

……ってアレ?右手やのうて左手に在ったよ?しかも薬指。」


「何!?って俺もだ。何故だ?」




「う〜ん。何かこんな呪いのアイテムの事詳しい人がおった気が…誰だったかなぁ…

………っあ、ご主人や!僕のご主人、こう言うのめっちゃ詳しいねんで!!」


「へー。(と言うか呪いって…)」


「興味なさそうやけど、呪い解くためや。ちょっとついてきてなー。」



「オイコラ!俺を小脇に抱えるなァァ!!」







「ああ、エンゲージリング付けたんだ。」


「は?この指環は…」


「いや、《契りの指環》で合ってるよ?だから、エンゲージリング。

コレって、呪いってもライトな方だし、『一瞬でも離れたくないっ』て感じの、ラブラブバカップルな人達に人気の一品だね。」




「ご、ご主人っ!コレ外す方法は在るんですか!?」


「ッ…てめえ。」


「だって僕、ご主人と旅しとるんよ?君かて主がおるのやろ?僕にかまっとったら、君の主人がかわいそうや。そう思わんの?」



「……チッ、分かったよ。」




「《契約の指環》、外す方法は、在るっちゃ在るよ。」



「何ですの?」







「お前ら、キスしろ。」




「……ふざけんなァァ!!」







「……僕、まさかファーストキスが君とするとは思わんかったわ。

って、アレ?光の精霊?何しとるん?」



「キス…しないと指環は外れない……でもコイツと?…いや、それは…それだけは……でも…」



「あ〜、思考が堂々巡りしとる…。


…そや、僕ら精霊なんや。色々ありすぎてぶっ飛んでたけど。



……そうや、この手があるやないの!

光の精霊っ、僕ちょっとご主人のとこ行ってくる!!」







「光の精霊ィ〜!」


「あ、何だよ………は!?」



「女の子になってみた…どないやろ?」



「……」



バシッ



「だから、なんで叩くの!?」


「お前、気でも狂ったか。」


「酷くね!?

精霊に性別なんてないやろ?だから、女型にした方が、光の精霊の精神的ダメージを軽減出来るかなと。」



「そう言う割には、あんまり変わってねぇように見えるんだか。」


「ご主人曰く、僕が元々女顔らしくて…

……髪長くして、目を少し大きくして、背をちょっと低くしたら、はい、女の子が出来上がりー!!」


「……でも、思ったこと言って良いか?」



「うん、何かあるん?」





「…キス、本当にしなきゃダメか?」


「今さら!?」


光の精霊は175cm、影の精霊は180cmのイメージ。


あと私的に、精霊は力の塊だから、元々性別はなくて、精神が男っぽい、女っぽいで、見た目が変化するもの……と考えてます。


影の精霊は主人(女)の影の中に入って、何かしら変化したみたいです。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ