10/4 黒烏龍茶
黒烏龍茶って美味いよね。
そして焼肉に合う。
私は44年間生きてきて、初めてそのことに気づいたかもしれない。もうビールやハイボールなど飲んでいる場合ではない。そもそもなぜおっさんはアルコールを飲むのだろう。ビールなんて苦いばかりである。一口目だけはまあ美味い。キンキンに冷えたやつをぐっとやるとビールでしか味わえない何かがある。仕事終わりのおっさんにはいいかもしれない。疲れた体と脳に響き、癒してくれるような気がする。
でもちょっと待ってほしい。
私は無職である。疲れてもいない。今日も一日よく働いたな、頑張ったな、ということもない。だとすれば、私はビールを飲む必要はないのではないか。アルコールを摂取する必要はないのではないか。
そういう結論に達してしまった。
烏龍茶で十分。黒烏龍茶であれば言うことはない。
値段だって白州の何分の一よ。
白州1500円に対して黒烏龍茶350円。
しかも脂肪の吸収を抑える。脂肪の排出量も増やす。どう考えたってアルコールよりこっちのほうがおっさん向きではないか。ということで、私はこれからは禁酒して黒烏龍茶を飲むことにする。
ところで、ゲームの『ゴーストオブヨウテイ』が面白すぎる。
北海道が舞台なのだが、景色がとても綺麗だ。羊蹄山って富士山みたい。画質もさることながら、没入感がすごい。ゲームというのは体験型の芸術なんだよね。よく映画が総合芸術などと言われるが、ゲームはそれに体験をプラスしている。よくできたゲームは最高峰の芸術と言っていいだろう。
最近日本のゲーム業界は昔の作品のリメイクばかりで、新たな名作というのがなかなか出てこない。この『ゴーストオブヨウテイ』は日本を舞台にしているにも関わらず外国の作品である。それでいて日本文化への解像度がとても高く、ゲーム全体の完成度も目を見張るものがある。
ゲーム文化は日本が最先端という認識はもう崩れてきている。いつまでも過去の栄光にあぐらをかいていないで、新しいものを創り出そうという気概を持たなければ、この先も廃れていくばかりなのではないだろうか。大昔に初めてドラクエに触れて感動した無職はそう思う。