9/27 迎合するな
岡本太郎はいいことを言う。
岡本太郎って誰?と思ったそこのあなた。彼は別に私の知り合いの誰かではない。近所の岡本さんの息子さんではない。天才芸術家であり、数々の名言を残した偉大な人である。ネットで検索すればいくらでも名言が出てくる。出てきすぎて逆に困ってしまうくらいだ。
並外れた人間というのは、思考がやはり並外れている。
だから出てくる言葉も凡人とは違うのだ。
芸術は爆発だ、という言葉は誰しも聞いたことがあると思う。あの言葉に象徴される通り、彼は激しい人間だった。生命力をみなぎらせていた。何かを表現することに命を懸けていた。そういう人間の言うことは信用できる。言葉に命があるからだ。
昨日、動画を漁っていたら岡本太郎が人間関係について話した内容を見つけた。
そこにはこうあった。
人間関係はな、調和じゃない。衝突と摩擦のかたまりだ。
ぶつかる瞬間にこそ、命が燃え上がり、火花が散るんだ。
嫌われたくない? 争いたくない? そんなのは自分を殺すことだ。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、それをはっきり言え。
人との関りは美しいだけじゃない。痛みも、傷も避けられない。
だが、その摩擦こそが魂を磨き、新しいものを生むんだ。
理解されなくてもいい。誤解されるくらいでちょうどいい。
本当の関係は本音からしか始まらない。ごまかすな。
だから叫ぶ。さらけだせ! 裸のままの自分を出せ!
衝突を恐れるな。本気で向き合ったときにこそ、絆は強くなる。
人はそれぞれ違う価値観を持ってる。その違いをぶつけろ。
同じであろうとするな。違うからこそ面白いんだ。
調和を求めるのは幻想だ。摩擦を受け入れて、そこから創れ。
批判されても構わない。信念を貫け。それが生きるってことだ。
人に合わせるな。合わせるくらいなら孤独を選べ。
孤独は敵じゃない。孤独こそ人間関係の出発点だ。
本物の仲間は孤独を知る者同士がぶつかり合って生まれる。
好かれたい? そんなものはどうでもいい。
嫌われてもいいんだ。
その覚悟があるからこそ、真剣な関係が築けるんだ。
人間関係は無難にまとめるもんじゃない。
命をかけて挑むもんだ。
恐れずにぶつかれ。逃げずに相手と向き合え。
葛藤は人生を深くする。痛みを避けるな。抱きしめろ。
迎合するな。挑め。
挑んだときにしか、本物の関係は来ない。
……まだまだ続くが、このあたりで止めておこう。
どれもが胸に響く名言だが、「迎合するな。挑め」という言葉はとてもいい。私たちは知らず知らずのうちに迎合してないだろうか。なあなあで済ませようとしていないだろうか。私たちはもっと挑むべきなのだ。そうしなくては本物をつかむことはできない。偽物の人生になってしまうのだ。
だから無職は迎合しない。
無職は挑み続ける。
結果はどうあれ、それが満足のいく人生ってものだろう。たぶん。