8/20 ドローイング
『キム・ラッキの人体ドローイング』という本を買ってきた。
なんか横に長い、お絵かき指南の本だね。
キム・ラッキというのは韓国のイラストレーターらしい。人物画を専門にしているみたいで、この本の表紙にも「人体の動きを理解して、自然で迫力のある人物画を描こう」と書かれている。
私は遠い昔、絵を描くのが好きだったので、イラストレーターになろうかなと思ったこともあった。でも思ったように上達しなくて、いつの間にか諦めてしまった。人の顔は描けても、身体を上手く描くことができなかったのだ。
44の手習いか。
それも悪くないだろう。時間だけは山ほどあるのだから、絵を描く練習をしてみてもいいだろう。そう思って買ってきてしまったのだ。こんな高価なものを。消費税込みで5500円もする。でもそのくらいの価値はありそうだ。ボリュームがすごいし、内容も充実している。
☆
最近カクヨムのほうでもコツコツ活動している。
あっちは放置してても誰にも読まれないので、自主企画みたいなのに参加して、他の作家さんの作品を読んで評価を入れて……っていうのを繰り返さないとなかなか読んでもらうところまでいかない。そういうのって馴れ合いみたいでどうかなと思っていたのだが、他の作品を読んでみると、思ったよりレベルが高くてビックリした。文章とかも上手い。評価がそんなについてなくても、商業レベルくらいあるよって作品が結構ある。
なんか不思議だよね。
戦闘シーンをキンキンキンとかで済ませるつまんない作品が山ほど書籍化・コミカライズされていくのに、しっかりとした文章で描写された重厚な作品が評価されないなんてね。
それがニーズの問題なのかしら。WEB小説の読者が求めているのはそういったものなのだろうか。彼らの欲望を具現化したもの。手軽に最強になりたい。責任から逃れてのんびり暮らしたい。ハーレムも作りたい。自分は何の努力もせずに、そういうのを全部誰かに与えてもらいたい。その上で尊敬されたいし、愛情を寄せてもらいたい。そんなのばっかだ。
でもそういうのって一般ウケを考えるとどうなのだろう。
WEB上ではウケたとしても、一般の市場に入ってしまえば、また求められるものも変わってくるのではないだろうか。そんな風に思う。だから私はトレンドを追うことは止めておこうと思っている。それはなんか正しい道ではないような気がするから。
なろうは恋愛ものばかりだが、カクヨムではファンタジーが流行っている。
有名どころじゃなくても結構いい作品がある。
みんなもヒマなときに探してみると面白いかもしれない。




