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無職日記  作者: 松茸
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8/15 続・AIの恐怖

 Animonっていう生成AIのサイトでは無料で画像や動画が作れるのだが、編集は課金しないとできないらしい。私は3日間のお試しプランをちょっと試してみた。


 AI画像は非常にクオリティが高いので、小説の挿絵なんかでイメージ画像にちょうどいい。想像力を喚起させられる。人物だけではなく風景とか怪物なんかも作れる。とんでもない代物だ。


 もうすでにいろいろと作って小説に挿絵として付け足してみた。


 やっぱり挿絵があると読みやすくなる気がするよね。子供の頃は挿絵を探しながら本を読んでいたような記憶もあるし。絵というのは一目でわかるから、それが何よりいいところだ。漫画のほうが小説よりも売れてるのは当然のことだと思う。私も子供の頃は漫画家になりたいと思っていた。


 生成AIでは文章から画像が作れるわけだが、同じ文章を入れても同じものができるわけではなく、毎回違ったものが出力される。


 私は試しに自分の小説のキャラクターを作ってみた。


 第二部のスピノザ防衛戦で出てくるリンデル・バウムスだ。


「黒髪ポニーテールの魔女リンデル。風の魔法を使う。城壁の上に立っている」


 と入力すると、まず出てきたのが


 挿絵(By みてみん)


 これも悪くないが、もう一回出力する。


 挿絵(By みてみん)


 これはちょっとイメージと違うな。もう一回だ。


 挿絵(By みてみん)


 お、これはいいかも。


 でも風の魔法を使うという設定だから、魔法の色を変えてみる。

 背景も暗いので明るくする。


「魔法の色を薄緑色にして。背景を昼にして」


 と入力すると、


 挿絵(By みてみん)


 これで完成だ。時間も全然かからない。全部で10分くらいしかかかっていない。恐ろしい話だよ。実際にイラストレーターがこれだけのものを書こうと思ったら何時間かかることだろう。いや何日のレベルかな。それがわずか10分で。AIって怖いね。


 ただ文章による指示だけでは思い通りにならないことも多い。


 第二部のヤマタノオロチの画像を作ろうと思って、


「空間に空いた闇の穴から巨大な蛇の頭が出ている。その数は8つ」


 と入力すると、


 挿絵(By みてみん)


 これが出てきた。すごくいい。


 でも目に色がついてないから、


「蛇の目をすべて赤く光らせて」


 と指示すると、


 挿絵(By みてみん)


 光った。でも全部じゃない。


「まだ光っていない蛇の目をすべて赤く光らせて」


 さらに指示を加える。


 でも出てきたのは、


 挿絵(By みてみん)


 光り具合が少し変わっただけで、他の目は目として認識されてないみたい。


 結局2枚目のやつを採用した。


 しかし、技術の進歩っていうのは本当にすごい。


 ポケモン風に言うならば、「かがくのちからってすげー!」というやつだね。


 ちなみに「かがくのちからってすげー!」を入力するとこれが出てくる。


 挿絵(By みてみん)


 いまの子供たちはこんな感じなのだろうか。


 彼らの前には輝かしい未来が待っている。


 無職はどうだろう。




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