8/2 勝利の風
馬場俊英の音楽を毎日聴いている。
YOUTUBEで何かのタイミングで上がってきたのがきっかけだったと思うが、今年に入ってからハマるようになった。それまではほとんど聴いたことはなかった。「人生という名の列車」っていう曲はタイトルくらいは知っていたが、そのくらいのものだ。
どれもこれも楽曲としては結構長めだ。10分前後。スピード感を重視する現代にはそぐわないかもしれない。でもどれもすごくいい。なんか知らんが、おっさんに刺さる。昔もどこかで聴いたことは多分あると思うが、そのときは素通りしてしまったのだろう。
でも40を超えてまた出会って毎日のように聴くようになった。
こういうのが音楽のすごいところだと思う。
私のオススメは「勝利の風」と「男たちへ女たちへ」だ。
音楽に限らず、芸術というものが素晴らしいのはそれが時を超えることだ。作品は作者よりも長く生きる。いまだって20年も前の曲を見つけて聴いているわけだから、これがさらに50年とか100年とかになってもおかしくはない。
だから私も何かしら作品を残したいと思う。
働いていたときもそういう思いはあった。薬剤師の仕事は好きだったし、毎日誰かしらに感謝されて、とても恵まれていたとは思う。でもそれはどこまで行っても一時的なやりとりであって、形として何十年も残るようなものを生み出すことはできなかった。私がいま小説を書いているのは、あるいはそういうものに対する憧れがあるからなのかもしれない。
最近クーラーつけて寝てたら風邪ひいたような気がする。
喉も乾燥するし。
昔はビーズの稲葉さんに憧れてエアコンを使わない生活を心掛けていたのだが、そんなことをやっていたら危険な時代になってしまった。喉を守るのも一苦労だ。