7/24 ネトコンとあらすじ
あらすじ書くの苦手なんだよね。
文章を書くこと自体はわりと得意なはずなんだけど、苦手分野というのはどうしてもある。私の場合は小説のあらすじを書くことがそれにあたる。要約すること、まとめることが苦手なのだろうか? でもそれとはまたなんか別の能力のような気がする。興味を惹くあらすじを書けるかどうかは。
何回か書き直したんだけど、最初のほうはぶっきらぼうな感じだった。あらすじなんか適当でええやろ、という感じの短いもの。どんなんだったか覚えてもないけど、それを見たからといってじゃあ小説読んでみるか、とはならなかったと思う。
あらすじ書くのって気恥ずかしいものがあるんだよね。
なんか中身で勝負じゃなくて、パッケージで勝負するみたいな感じで、優良誤認みたいなものを誘導しているようなところもある。上っ面だけよく見せようとしているというか。
でもよく考えてみたら、そのへんで売っているものだってまずは見た目で判断するのが普通だ。消費者は厳しいから、一目見ただけで「ないな」と判断することがほとんどだ。見た目は悪いけど試してみるか、という人間は滅多にいないだろう。そう考えるとあらすじも頑張って書くべきだなと思った。
というわけであらすじをキチンと書いて、ネトコン13ってやつに出してみた。
期限が23日まででギリギリだった。
私のファンタジー小説の題名が「十三魔女と偽りの聖女」だから、ネトコン13になんかピッタリな気がする。これは運命だろうか? そんな符号が上手くいかないのは競馬でさんざん経験しているが、モノは試しだから。キーワードを設定するだけなんだから楽なものだ。
あらすじはこうだ。
「これは神話の時代より続く魔女の物語。神に創られた古の十三魔女のひとりである月の魔女ミクリーンが魔女の里を飛び出し、800年に渡る魔女の歴史が始まった。アルケイア魔導王国が誇る十三魔女は剣と盾、二名の騎士を従えるのが通例である。魔女の盾に憧れる少年オーレンは、魔女の少女ミリザと出会う。オーレンはミリザの盾として世界を巡る戦いに身を投じることになる。ミリザの目的は母の死の謎を探ること。だがその真相を知る白い魔女は聖女を降臨させ、世界を巻き込む大戦争を引き起こそうとしていた。白い魔女の魔法により伝承が現実となる世界。帝国では邪神の幻影が忍びより、王国では原初の魔女と竜が復活を遂げる。これは抗えぬ運命に抗おうとする魔女と聖女の物語。彼女たちが自らの意志で選び取った未来とは」
……どうだろう。多少は興味を惹ける内容になっているだろうか。
なっていればよいなと思う。
ガリガリ君食べよう。