7/23 ゆめぴりかとタイトル変更
ゆめぴりかって美味いよね。
米の話だ。一時期の米不足からずいぶんと値段も上がってしまった……らしい。私は以前からあまり自宅で米を炊いていなかったので正確な値段の推移はわからない。サトウのごはんでいいやとよく買っていたのだが、それがやけに高価になって、それなら米を炊いたほうがいいかと思うようになったのだ。
最近まで「つや姫」を食べていた。山形のブランド米であるらしい。伊勢丹のアプリのポイントで交換したのだった。以前に無理して高価な絵画を買ったので、それでポイントが貯まっていたのだ。
つや姫は粒がしっかりしている。噛み応えがあり、風味も主張しすぎないためどんなおかずにも合う。非常に優秀な米である。だが米単体で見たときに、私には少し物足りなさがあった。それで次は違うブランド米を試してみようと思ったのだ。
ということで、「ゆめぴりか」である。
これは美味い。実に美味い。甘みがある。もっちりとしている。米単体で十分に美味く、それだけで他に何もいらないくらいの満足感がある。しばらくはこれを食べるようにしよう。
☆
連載しているファンタジー小説のタイトルを変更することにした。
『盾と魔女』から『十三魔女と偽りの聖女』に。
あんまり長いタイトルは好きじゃないので、これでも長いくらいかなとは思うのだが、このほうが多少は内容もイメージしやすいのではないかと思う。書き始めた当初は魔女と騎士の話を書くつもりで、聖女のことはあまり構想になかった。それが第三部がまるまる聖女の話になったことで、全体としても魔女ミリザと聖女ソフィアの話という印象が強くなった。ならまあ素直に魔女と聖女というタイトルにしたほうがいいか、と思った次第だ。
第三部を書いている途中までは、戦争を起こして魔女と聖女を戦わせようと思っていたのだが、なんか違うなと思い始めた。新しいタイトルはそう見えなくもないんだけど。偽りの聖女を魔女がやっつけるみたいな。でもそれだと少し短絡的にすぎるかなと思ったのだ。
自分の作品なのだが、何回読み返しても面白いと感じる。もう何百回と読んでいるはずなのに不思議だ。序盤の展開は不満があるが、魔石鉱山以降は全部面白い。個人的には第二部が気に入っている。サマンドラは全編通して一番好きなキャラクターだ。深く考えずにちょい役で出したはずが、いつの間にか第二部の主役みたいな扱いになっていた。そういうことが起こるのが小説を書く面白さではないだろうか。