魔法大国
とりあえず城は奪還できたので国王様に報告に行く・・・がなぜかガルドがついてきている。
そのままのサイズではあれだからとギリ人サイズの2mぐらいに縮んでついてきてる。
「なんで?」
率直に聞いてみる。
「勇者を止めるのに協力してくれることになった」
「なんで?」
「そりゃ竜魔王様の命令だし利害一致しているし」
いまいち腑に落ちないしそもそも人2、魔族3のパーティって完全に魔族側な感じがする。
あくまで私は人でありたいんだけど・・・。
不平や不満、疑問は多々あるものの、この5人で行動を共にすることになった。
「よくやってくれた。それでは城へ戻るとしよう」
そういうと国王様と兵士たちは町から一斉に出ていった。
あっさりしているし何も確認しないで出て行って大丈夫なのかしら?
そもそもこっちの人数が1人増えている事には誰も触れないんだけど疑問に思わないのかしら?
というか興味なさすぎなんですけど・・・一応あなたが選んだ勇者なんですけど!!等と思うがあえて言わないし言う隙も与えられなかった。
とりあえずリエルの町に戻ってきた。
「もう帰っていいかな?おうち近いし・・・」
「ダメに決まってるだろ次はドルドレイに行くぞ」
ドルドレイ・・・超魔法国家、魔法使いなら一度は行ってみたい魔法使いの国。
「行く!行くわ!ぜひ行かせて」
急にやる気が出てきたわ。
先頭を切って歩く。
さあいざドルドレイへ!!
ドルドレイへはリエルガルドの港から大陸の南側を迂回しながら東に向かう。
移動は船に乗ればいいだけなので問題ない。
問題があるとすれば着いてからだ。
港に着くと検問所がある。
魔法大国ドルドレイは魔量が一定以上ある人間しか入れない国。
私ごときの魔力で入れるかどうかだけが不安である。
検問所で魔力数値を計測される。
魔族たちは軽くクリアして通されていく。
むしろ魔力を抑えていかないと異常値が計測されてしまう感じだ。
そしてアレク、なんか普通に通されている。
アレクごときが通されるなら私も大丈夫か。
安心して検問所を通る。
ブー!!!
激しいブザー音がなり検問所の兵士に止められる。
なになにアレクが通ったのに?私はだめ?
「なんで?だってアレク・・・」
アレクを指さす。
「あー俺は勇者特権を使ったからさ勇者は魔力値に関係なく入れるんだよ」
「ちょっとちょっと何勇者面してるのよ。勇者指名されているのは私であってアレクはただ案内についてきた人でしょ!!」
「でも俺勇者のしるし持ってるし」
そう言うとなんか大きめの金メダルのようなものを手に持って見せられた。
「なにそれ?」
「だから勇者のしるし、俺が勇者であることの証さ」
「なんであんたがそんなもの持っているのよ?」
「勇者だからに決まってるじゃん」
全く意味が分からない。
勇者でもないアレクが勇者のしるしを持っていてそれを持っていると勇者として認められて魔力関係なくドルドレイに入国できる?
初耳だしそもそも勇者のしるしってなに?
疑問はいっぱいあったけど当面の問題はそこじゃない。
このままだと私だけ入国できない。
「ちょっとアレクどうすんのよ?」
「あれ」
アレクが指さす先には建物があった。
看板を見ると魔力強化場と書いてある。
「そこに行って修行すれば魔力あがるから俺らこの辺でまってるな」
そういうと私は置いて行かれた。




