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勇者討伐  作者: 南蛇井


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35/56

誰の力?

ガンナップ北側の山脈、世界で最も高いとされるエレザド山脈。

全然登れる気がしない。

「アレク無理がない?」

「何を言っている。この前人未到のこの山を超えてこそ現段階での勇者からの遅れを取り戻しかつ追っ手をまくことが出来る唯一の手段!やるしかないんだ」

こんなものが唯一の手段ならもうやめてしまえばいいのに。

「ガンナップ城から逃走した時点で捕まったらほぼ確実に処刑される。もうやるしか選択肢はないんだ」

さも仕方がないみたいに言っているけど自分で選択肢がない方向に追い詰まっていったんだと思うんだけど・・・。

「さあ行くぞ!」

選択肢がないのは事実なのでしぶしぶ山へと向かう。

切り立った険しい崖上に上がれば上がるほど下がる気温。

これはさすがに無茶が過ぎた気がしてきた。

せめて山に登る装備ぐらいは用意するべきだったのでは・・・などと思っていたら案の定、吹雪に見舞われた、

前も見えないし寒いししんどいし・・・もう無理、意識を失いかけたその時遠くに明かりを発見した。

助かった。

必死に山小屋に向かう。

山小屋に入ると中に1人兵士がいた。

ガンナップ国の兵士ではない。

軍事国家デゴン帝国の兵士。

「よう、交代か?遅かったじゃないか?」

「おぉまあ」

アレクが曖昧な返事をする。

「まあ良いさ。じゃあ俺はこれからガンナップへ潜入してくる。、近々ガンナップを攻めるようだからこの任務もあとちょっとで終わりだな」

そう言うと男は吹雪の中外に出ていった。

「ちょっとデゴン帝国が攻め込むってこと?」

「そのようだな。戦争が始まる前に出国しないとまずいな」

「そんなことより止めないと!」

「無理だろ」

「無理に決まってる」

「でも・・・」

「問題ないんだよこの先戦争をする余裕なんて無くなるからさデゴン帝国は」

また予言者風発言、結構な確率でハズレていくけど現状追われる身の私たちに何ができるわけじゃないのも事実なのでアレクの予言を信じる方が都合が良いので信じることにした。

吹雪が止んだので登山を再開する。

しばらく進むと地鳴りがしてきた。

山の向こう側から巨大な岩の塊人形の岩の塊がこっちに向かってくる。

「岩の魔神グドゥルク!!」

ガザエルが呪文を唱える。

【ギグルデーカ】

闇の刃がグドゥルクに襲いかかる。

刃がグドゥルクに刺さるもグドゥルクはびくともしない。

「やっぱりダメだな。魔神に魔族の攻撃は通じない。俺は役に立たないぜ」

「それなら俺に任せろ!!」

アレクが剣を抜く。

剣の先に小さな火が点く。

弱火の剣・・・笑いを必死に堪えるも、やっぱり面白い。

アレクが剣で切りかかるもびくともしない。

それなら私の魔法で!

雷鳴の杖を構える。

【ライネルト】

雷鳴の杖と魔法が共鳴して強力な稲妻が放たれる。

魔神の肩がちょっと焦げた。

ふーっ少しはダメージを与えられたようだ・・・全然だめだ!!

そもそも岩の魔神の弱点的なのってあるのかしら?

なんて考えている暇はない。

走って逃げる。

「ちくしょう炎の剣さえ完璧ならなんとかなるのに!」

炎・・・そういえば・・・頭の中で教科書をめくる。

岩系統は炎に弱いと書いてある。

だったら!

「アレク!剣を構えて!!」

「えっなんで?」

「いいから!」

呪文を唱える。

【メガファイア】

アレクの剣をめがけて炎を放つ。

剣が力強く燃え上がる。

「これなら!」

アレクが魔神に斬りかかる。

魔神の腕が切り刻まれていく。

いける!

【メガファイア】

魔神に追撃の呪文を浴びせる。

魔神が崩れ落ちていく。

なんとか魔神を倒せたようだ。

「よーし見たか俺の力を!!」

アレクの力・・・というより剣と魔法の力・・・だと思うんだけど、はしゃいでいるので言わないでおいた。


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