長いけど飛ばせない
まずはリエルの町に戻った。
旅の準備を整えまずはリエルガルドの城に行く。
アレクが言うにはここに行かないと何にも始まらないと言うんだけど何が始まらないのかもわからないし始まらなくてもいいのにと思う。
城に行くと速やかに奥に通される。
お城なんだし国王いるんだしこんなにスムーズに入れてしまっていいのかしら?
どこの馬の骨ともわからない3人組しかも1人は竜魔王四天王だというのに・・・。
「おお、よく来た勇者アレク・・・じゃない、勇者リオーネそなたが来るのを待っておったぞ」
あっ今間違った!!完全にアレクって言った。
じゃあもう私は帰っても良くない?
「じゃあ後はもう勇者アレクがいるので私はここで・・・」
「リオーネ余計なことを言わないで!!!長くなる!!!RTAなんだからね」
なんかアレクの怒られた。
謎の単語RTA、そんなものの為に怒られるとは心外なんだけど、そこを追及するとまた怒られそうなのでやめておいた。
「さあ行くぜ!みんな!!」
アレクが歩き始めた。
「我が国に伝わる伝説で・・・」
国王様の話が全然終わっていない。
「ちょっとちょっと待ってよ。話し終わってないわよ」
「大丈夫内容はわかっているから!!」
「そういう問題じゃなくて国王様に失礼よ!!」
「急いでいるから!!」
とっとと出ていこうとするアレクを兵士たちが取り押さえた。
「何しやがるんだ!離せ!最速の邪魔をするな!」
ずるずると引きずられ国王様のもとへ引き戻された。
しっかりと兵士たちに取り押さえられた状態で国王様の話が始まった。
「おお、よく来た勇者アレク・・・じゃない、勇者リオーネそなたが来るのを待っておったぞ」
そっそこからやり直すの?もう一度そのくだり?
「くそっ巻こうとした結果同じセリフを2回聞かされることになろうとは・・・無駄だ、時間の無駄だ!」
「・・・竜魔王が復活し・・・世界が・・・人々を恐怖に・・・世界を救うために・・・」
長いなんだか国王様の話は長い。
こんなに長いなら早々に立ち去りたくなるアレクの気持ちもわからなくはない。
ガザエルに至ってはすでに立ったまま寝てる。
そんな長い話が終わり旅の準備にと宝箱を渡された。
「くそっあの長い話は飛ばせないのか!無駄な時間を浪費した」
アレクが悪態をつく。
宝箱を開けてみようとするとアレクが止める
「時間の無駄だから開けなくて良い!早く行こう!」
それは嫌!せっかくくれた宝箱は絶対に開けたい。
急かすアレスを無視して宝箱を開けた。
中から出てきたのはボロい服、ボロい杖、なにこれ?今着ている服の方がよっぽどいい服だし杖だって雷鳴の杖持っているのだからこんなボロい杖要らない。
「だから言ったじゃん」
えーっだって国王様がくれたものよ?こんなにボロいわけない。
きっとアレクが持っている宝箱に良いものが入っているはずよ。
アレクから宝箱を奪い開けてみる。
ただの棒、ボロい服、酷い酷すぎる。
竜魔王とか恐ろしい相手と戦えって言うのにこれ?
そっと宝箱を閉じて城を後にした。




