暑い暑い熱い
「よしっ次はカザンの村にいくぞ」
「何しにいくの?」
「・・・・さあ?」
「さあって何よそれ!」
「用はないんだよ。剣は出来たしカザンの村で鉄鉱石とかもらう必要なくなったから」
「じゃあ行かなくていいじゃない!」
「でも順番だろ!順番に全部行かないと取りこぼしとかあるじゃん?」
順番とか取りこぼしとかよくわからないしどうでもいいし結論としては
「早く終わらせて帰りたいんだけど」
もうそれだけ、別に魔物とかそんなにいないし、むしろ金色の鎧の人とかが頑張ってるし正直私達とかいら無くない?って思っているしね。
「いーの!行くの!鉄鉱石は要らなくても他にもらえるものとかあるから!」
なんかもらえるから行くってちょっと貧乏くさい
と思ったけどそれはあえて言わない。
「もらえるもの欲しいものなの?本当に必要?」
「当たり前じゃないか!要らないものなんて無いんだよ」
本当かしら?疑問と疑惑しかないけど他に行く当ては無いし、とりあえず火山の村に行くことにした。
ロードの町から南に行く。
結構歩く
思っていたより遠い。
馬車とかでくれば良かったと思う。
やっとの思いで着いた火山の村・・・暑い、暑い、熱い。
なんか全体的に超燃えてる。
火山の火だけじゃなくて普通に生えてる木とか家とかも火がぼーぼーに燃えている。
「アレクすごく暑いんだけど」
「そうだね・・・防火断熱服買ってきたほうが良かった・・・っていうか買わないといけないんだった」
「えっ何?何か忘れたの?防火断熱服って何?」
「それは・・・なんだっけ?」
暑さで頭がぼーっとしてきた。
「ちょっと頭クラクラするんだけどこれ大丈夫なの?」
「大丈夫・・大丈夫・・じゃないかもしれない」
意識が遠のいて目の前が真っ暗になった。