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勇者討伐  作者: 南蛇井
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フラグってなんなのよ

「っでこの町に何しに来たの?」

「この町で鍛冶屋の話を聞くんだその情報をもとに火山の村に行くんだ」

情報をもとに火山の村へ・・・?

情報いる?この町に来た意味ある?

「あのこの町に来る意味ある?カザンの村に直接行ったらいいんじゃない?」

「ダメだよ。それじゃ鍛冶屋の主人に会えないんだよ」

なんで?

話聞かないと会えないって何?

「ここだったかな?ここ、ここ」

そういいながら家の扉をノックし入っていく。

「あのーすいません、腕のいい鍛冶屋紹介してほしいんですけどー」

「あん?あんた誰だい?鍛冶屋なんて知らないよ。そんなことより最近ネズミが多くて困ってるんだよ。あんた何とかしてくれないかい?」

恰幅の良いおばさんが椅子に座って落ち着いた様子で答えている。

「ん?ねずみ何それ?それ知らない。まだ見逃したクエストがあったという事か・・・お任せください俺が解決してみせます」

「ちょっとちょっと勝手に引き受けないでよ。私ネズミとか苦手なんだけど」

「何言ってんのこういうの大事でしょやり残しとか取りこぼしがないように隙間なくやりたいんだよね。さあ行こう」

「さあ行こうってどこに行くのよ?」

「まずは町で聞き込み!行くよ!」


町中を歩かされ聞き込みをした。

結果、町の北側にある古い井戸が怪しい気がするという事になった。


井戸にはしごをかけ中に入っていく。

井戸の中は、なんかじめっとした感じとか、ちょっとヌメッとした感じが気持が悪く非常に不快だ。


井戸の底に着くとちょうど人が通れるぐらいの大きな横穴が空いていた。

「おっ怪しい穴発見この先に必ずなにかあるな」

「えっここ入るの?」

「当たりだろ!入れる場所があったら必ず入る完全攻略したいなら絶対だ」

攻略とか完全とかよくわからないけど早く目的だけ達成して帰りたいわ。

などと思いながらしぶしぶ横穴の中に入る。

穴の奥は大きく広がりドーム状になっていた。

そしてその奥には巨大なネズミ・・・の死骸があった。

あたりを探索してみるも何もなかった。

とりあえず、はしごを上り井戸の上に上がる。

さっきのおばさんの家に行き井戸の中の状況を伝えに行く。

「あーあんたら悪かったね、なんか金色の鎧を着た人が来てネズミは退治したからもう大丈夫って言っててね。確かに急にネズミがいなくなったんだよ。本当に助かったよ思わず私の手編みの手袋をあげちゃったよ」

「手編みの手袋・・・レアアイテムだ。欲しかったー」

「えっほんとに?いる手袋?」

「だって全部集めないとコンプリート出来ないじゃん」

って言うかまた金色の鎧の男、勇者のコスプレをした何か。

「えーでもなー今回も勇者だもんなーしょうがないかなーでも会いたかったー」

アレクがまた変な事をぶつぶつ言っているので何か言ったやろうかと思ったけど面倒くさいのでやめた。

「それよりアレクさあ、この後はどうするの?」

「この後は火山の村・・・の前に鍛冶屋の情報くれる人探さないと」

「じゃあもう火山の村に行けばいいんじゃないの?」

「だから何度言ったらわかるんだよ。話聞かないとフラグが立たないんだからさ」

あーまた理由のわからない事をフラグってなんなのよ。














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