第72話 退位ですか?
翌日は祝日となった。
午前中に全ての冒険者はギルドに呼ばれた。
エミリア「本日は大事なお知らせがございます、私、ギルドマスターのエミリアは全武器の支配者レイチェルと結婚させていただきました。既にレイチェルの子を身ごもっております」
冒険者1「おめでとうございます」
冒険者たちは祝福ムードだった。
レティ「そういう事、だから祝ってあげて」
冒険者たち「御意」
エミリア「レイチェルにはギルドマスター補佐官となっていただきます」
レティ「お決まりのキスをやって?」
エミリア「当然です」
レイチェル「この場所では恥ずかしいです」
レティ「私もやった」
レイチェル「それならやります」
エミリアとレイチェルがキスをすると、総立ちのスタンディングオベーションだった。
それから数時間後、王室ではジョセフィーヌの結婚に関しての、騒動があっていた。
様々な役職の人々が集まり、女王の椅子の前に佇むジョセフィーヌ、しばらくして扉が開いてリアーヌが入ってきた。
リアーヌ「母上、レイチェル様との結婚は全く聞いておりませんよ」
ジョセフィーヌ「女王権限で秘匿にしております故、知るものはこの王室におりません」
リアーヌ「レイチェルはどうなるのですか」
ジョセフィーヌ「国王代理として、、、」
リアーヌ「それではギルドの中立性を失います」
ジョセフィーヌ「それはわかっています、でも、レイチェルは昔から好きでした、、、」
ジョセフィーヌ「それに、既に身ごもっております故、手遅れです」
リアーヌ「おろしてください」
ジョセフィーヌ「今なんと?」
リアーヌ「私はおろしてくださいと申し上げました」
ジョセフィーヌ「娘でもそのような発言は許しません」
リアーヌ「女王の結婚は投票で無効となったはず、既に身ごもっていたとしても結婚は無効です、昔の女王も同じ事をされていたのですから」
我に帰ったジョセフィーヌはそのまま涙目で崩れた。
ジョセフィーヌ「私の考えが甘かった」
リアーヌ「私はあなたの娘として、レイチェル様との結婚は歓迎しますが、王女としては歓迎致しません」
ジョセフィーヌ「あなたの、考えはわかりました、私は女王を退位します」
ジョセフィーヌはレイチェルとの関係を望んだ。
リアーヌ「そこまでしてレイチェル様との結婚を望む理由をお聞かせください」
ジョセフィーヌ「女王となってまもない頃、私は力不足で3体の白鯨の前にパーティーメンバーを失いかけました、レイチェルはそんな私でも手を差し伸べて、助けてくださいました、それからレイチェルは度々私を助けてくださり、私も傷だらけのレイチェルを何度も治療しました、パーティーメンバーではないものの、2人だけの時間はとても良いものでした、そしてレイチェルは先日、男性になられました、彼と結婚できる状況になりました、私はこの機を逃したくはありません」
しばらくして、全ての国民とマサムネたちが集まった。
ジョセフィーヌ「私、ジョセフィーヌは女王を、、、」
リアーヌ「言わないでください」
ジョセフィーヌ「私はレイチェルとの時間を過ごすことを選びました、そんな女に女王になる資格は、この国にはありません」
エミリア「ジョセフィーヌ!」
レイチェル「私のためにそこまでされなくても」
エミリア「そこまでするのはバカです」
ジョセフィーヌ「既に私には帰る家も家族もいません」
レティ「それは許さない」
ジョセフィーヌ「では、ここで殺してください」
膝をつき、四つん這いで首を差し出した。
レティ「ジョセフィーヌはこれからも女王でいい、それで、昔の女王みたいにギルドとの中立が保てなくなるとは思わない」
ジョセフィーヌは顔を上げた、涙でメイクは崩れていた。
レイチェル「女王にこのような羞恥をさせてしまったのは、私の考えの甘さによるもの、私に相応の御沙汰を願います」
ジョセフィーヌ「違います、私の考えの甘さによるものです」
2人は自らの過ちだと言い、1歩も引かなかった。
レティ「2人とも悪い、だから、キスして」
ジョセフィーヌ「御慈悲をありがとうございます、この命尽きるまで女王としての職務を全く致します」
レティ「これでいい、文句がある人は私に言って」
レイチェルとジョセフィーヌは濃厚なキスをした。
レティは誰にも文句を言わせなかった。
国民は帰り、パーティーメンバーと数名が残った。
マサムネ「結局、レティは争いが嫌いなだけか」
レティ「罵倒されたいだけ」
エウフェリア「何ですかその理由は」
レティ「構わずどうぞ」
エウフェリア「でも、争う事がいいことも有れば悪いこともありますよ」
ラフィア「それは当たり前」
一方で3人は話しをしていた
ジョセフィーヌ「家はどうしますか?」
レイチェル「普通の家庭で普通の生活が送れればそれでいいです」
エミリア「では良い家を探して参ります」
夕方になる頃にエミリアは戻ってきた。
レイチェル「みつかりましたか?」
エミリア「マサムネさんの店の向かいの集合住宅ならありました」
ジョセフィーヌ「そこにしましょう」
レイチェル「いいですね」
リアーヌ「お気をつけてください」
それから全員で家に押しかけた。
庶民的な家だった。
エミリア「この家は素敵です、憧れます、ギルドの執務室で寝泊りするのは飽きました」
ジョセフィーヌ「素晴らしいと思います」
レイチェル「陛下は、、、」
ジョセフィーヌ「陛下は禁句です」
エミリア「夫婦ですから、普通に喋ってください」
少し躊躇い
レイチェル「ジョセフィーヌは気に入った?」
ジョセフィーヌ「気に入った」
エミリア「いい家庭にしよう」
レティ「今日から近所のお姉さん」
エミリア「近所のクソビッチ」
レティ「いいそれ、エミリア好き」
ジョセフィーヌ「今のは言い過ぎです」
レティ「ジョセフィーヌも罵っていい」
ジョセフィーヌ「近所の強制搾取魔」
レティ「それいい、ジョセフィーヌも好き」
ジョセフィーヌ「これ以上は言えません」
エミリア「同じく」
それからしばらくしてジョセフィーヌの従者が訪ねて来た
従者1「陛下のお世話に伺いました」
ジョセフィーヌ「構わずどうぞ」
レティ「それいい、使って欲しい」
従者2「では、衛兵を付けます」
ジョセフィーヌ「不要です」
従者3「では何か必要な物はございますか」
ジョセフィーヌ「必要な物はありません」
レティ「ヌルヌルの液体を持ってきて」
従者3「御意」
従者たちは帰っていった。
エミリア「何に使うのですか?」
レティ「2人ともキツそうだから」
エウフェリア「その手がありました、ヌルヌルなら最初から挿れやすいです」
レティ「レイチェル、2人にマッサージしてあげて」
エウフェリア「挿れるためではないのですか」
レティ「違う」
ラフィア「リアも変態」
エウフェリア「私は変態ではありません」
否定するが、数々の発言がそれを撤回している
レイチェルは向かいの家で生活することになった。
レイチェル「毎朝のトレーニングには参加します」
レティ「わかった」
ジョセフィーヌ「トレーニングですか?」
エミリア「トレーニングですか?」
レイチェル「身体を鍛えるための運動です」
ジョセフィーヌ「私も参加したいです」
エミリア「私も」
レティ「やりたい人がやる」
レイチェル「かなりきついけど大丈夫?」
エミリア「私の身体はそこまで柔じゃない」
ジョセフィーヌ「エミリアみたいに身体を鍛えたい」
レティ「わかった、やろう」
ラフィア「ご近所さんまで巻き込むのですか」
トレーニングメンバーまで増えた。




