第64話 それでいいのですか?
レティはギルニアを更地に変えた。
その刹那、何処からか槍が飛んできて、レティの心臓を貫通した。
魔法陣が現れ、妹たちが出てきた
サティ「仕方ない」
エティ「元に戻す」
エティの詠唱、いつもは指を振ったり鳴らしたりするだけだが、今回は違った。
エティ「最上位たる太陽種の我が下令する、太陽の下に於いて、我のアーテムを顕現し、世界の理を超え、この世界を再起せよ、ファストリビルト」
エティの魔法で国も人々も元に戻った。
目が覚めた。
マサムネ「うぅ~よかった、生きてた」
レティは串刺しになって倒れていた。
ジョセフィーヌ「手が!」
ミレリアル「足が!」
エミリア「元に戻りましたね」
パトリシア「よかった」
レティリア「とりあえず安心した」
すっかり元に戻った女王たち。
エミリア「これが憤怒の力ですか、、、」
エティ「今のは押さえた方、止めなかったら本当に世界は終わっていた」
エミリア「止めるためとはいえ。レティ様に、、、」
サティ「止めるため仕方無い、ほかに方法がない、」
エティは串刺しのレティを抱えてやってきた。
エティ「そう、止めるために死んでもらった」
マサムネ「俺の槍か?」
レティの血で赤く染まっていた、先端には心臓が刺さっていた、エティはレティの心臓を振り落とし焼き払った。
エティ「どうせ翌日になったら生き返るから」
マサムネ「そうか、、、」
そして槍をマサムネに渡した。
エティ「これはマサムネにあげる」
マサムネ「こんなのいらない」
エティ「レティはマサムネを心から愛してる、だからこそ、夫としてマサムネがレティの暴走を止めないといけない」
エミリア「それはレティ様を貫通する槍です、十分お気をつけください」
マサムネ「昼間はダメージ無効じゃなかったの?」
エティ「この刀身は母さんがくれたもの、太陽種の暴走を止めるためだけに使う、クロノディウスの穂」
エミリア「初めて知りましたよ、そんな武器」
エティ「初めて教えた」
マサムネ「そんな物、渡していいの?」
エティ「マサムネは夫、レティはマサムネを信用してる」
マサムネ「レティは俺の手足を吹き飛ばした、レティが復活したら離婚する」
エティ「じゃぁ、婚姻関係の破棄を望むの?それならここで殺す」
サティ「太陽種と一度結婚したら、離婚できない、永遠の伴侶」
マサムネ「仕方ない、少しでも暴走するなら即殺す」
エティ「それでいい、それでこそレティが愛した男」
エミリア「レティ様に愛されているとは、これほど喜ばしいことはありませんよ」
マサムネ「まぁ、そこまで言うなら仕方ないです」
それからリヒトーシュタインを探したが見つからなかった。
エティはレティの死体を焼き払った。
エミリア「アナスタシアと話をつけてきます」
エミリアはジョセフィーヌ、ミレリアルと共に消えて行った。
パトリシア「その槍は私にも効く」
レティリア「同じく」
マサムネ「なんで?」
エティ「アヴァンティーノ家の加護は私たちが授けた、だからその母である者が作った武器の攻撃は防げない」
マサムネ「加護を授けた者より上の人の武器の攻撃は防げないと」
エティ「そういうこと」
サティ「試してもいい」
パトリシア「どうぞよろしくお願いします」
レティリア「試して欲しい」
マサムネ「やめとく」
マサムネたちはエティの魔法で国外に出て旅団の元に戻った。
イーサン「一体何が?」
マサムネ「レティが暴走した、エティが止めた」
エウフェリア「姉さん、、、」
ラフィア「嘘でしょ?」
レティが生き返ると知ってるためか特に心配することもなかった。
そのまま夜がきて野営地で夕食になった。
エミリアたちは戻ってきた。
皆が集められ話が始まった。
エミリア「あの国との話は終わりました、3度目はありません」
ジョセフィーヌ「3度目は戦争です」
ミレリアル「本気です」
エミリア「あの国はレティ様を本気で怒らせました」
ジョセフィーヌ「とても強大な力故、私たちにはどうにも出来ず、、、」
エティ「レティの行い、たとえ、相手に非があってもこんな事は許されない」
エミリア「此度の紛争はエティ様のおかげで収まりました」
ジョセフィーヌ「この度は、お集まりいただきありがとうございました」
エミリア「夕食にしましょう」
夕食が始まった。
またしてもレティのいない静かな夕食になった。
レティリア「どうなるかと思った」
エウフェリア「何があったのですか?」
レティリア「ルフィナって子が人体実験されたみたいです」
ラフィア「ルフィナって、たしか、姉さんが以前、言ってた嘘の名前」
エウフェリア「ルフィナ•アルフィネスでしたか?」
エルザ「そうだよ」
レティリア「レティ泣いてた」
エウフェリア「姉さんが?」
レティリア「あんな悲しい顔は初めて見た」
マサムネ「いつもドMで、笑顔で流すレティだけど、あれは違った」
イーサン「気になります」
エウフェリア「姉さんが心配です」
パトリシア「レティ様を心配してはいけません」
この世界では太陽種を心配するのはご法度、
別れ際にも、お気をつけてと言ってはいけない。
レティリア「心配でも、心の中で、、、絶対に声に出してはいけない」
マサムネ「そうか、わかった」
エルザ「なんかそれ寂しい」
エウフェリア「難しい」
マサムネ「病的ドMならそれが1番だろ」
イーサン「リアの言う通り難しいです」
マサムネ「初めて呼び捨てだった」
イーサン「ラフィアもエウフェリアも妻ですから」
エウフェリア「そうです」
ラフィア「私もイーサンの嫁」
イーサン「お2人ともお綺麗です」
エウフェリアとラフィアは嬉しそうだった。




