第38話 記憶にございません
エウフェリアの本当の身分が告知された。
昼食をとり授業は続いた。
オーウェン「次のパーティーはお願いします」
トレバー「行くか」
マクシス「魔力の権威たる魔導師長が命ずる、森羅万象の理りを超え、我の前に魔物を呼び出せ」
トレバーたちのパーティーは戦い始めた
レティ「アングリーベアー」
マサムネ「エウフェリアの話のせいで全く驚かない」
エウフェリアはボーッとしていた。
レティ「はむ、はむ、はぁーっむ」
エウフェリア「耳をはむはむしないでください」
レティ「起きてる?」
エウフェリア「起きてますよ」
レティ「やっぱり王女だった」
エウフェリア「やっぱりとは何ですか」
レティ「ララティリアと似てた」
マサムネ「顔だけなら確かに似てた」
エウフェリア「話は女王に聞いてからです」
イーサン「それにしても何で先生も黙ってたのでしょうか」
マサムネ「自分が同じ立場なら言えないと思う」
言えなくて当然
ラフィア「リア、記憶にないの?」
エウフェリア「知らない記憶を夢で見る事がある」
ラフィア「そっか、私もそういう事ある」
レティ「じゃあラフィアも同じ感じかな」
ラフィア「王女にはなりたくない」
レティ「やめればいい」
エルザ「そんな簡単じゃないよ」
ラフィア「じゃあエルザ先生にいろいろ教わったら」
エウフェリア「うん、でも、本来の記憶を取り戻せば今までみんなとやったことも忘れてしまうと思う」
母親との記憶か仲間たちとの記憶、どちらかを捨てなければならない究極の選択だ
ラフィア「楽しい記憶は忘れない」
マサムネ「元に戻って忘れられても仲間はずれにはしない、これは約束する」
ラフィア「そうだよ、忘れた時はまた一から」
エルザ「だって仲間だもん」
イーサン「見た目が変わっても記憶が変わってもエウフェリアさんは1人だけです」
エウフェリア「みんなありがとう」
レティ「私はエウフェリアのお耳をはむはむする」
エウフェリア「そ、それは気持ち良いですが、やめてください」
そういう話をしていたらトレバーたちの模擬戦は終わっていた。
オーウェン「油断しすぎです」
トレバーたちはボコボコにらされていた。
レティ「彼らは傲慢すぎる」
オーウェン「次のパーティーは準備してください」
マクシス「魔力の権威たる魔導師長が命ずる、森羅万象の理りを超え、我の前に魔物を呼び出せ」
オーウェン「フレイミングドラゴン」
レティ「いわゆる爆炎系統の最上位種」
炎を纏う赤黒いドラゴン
マクシス「これはありえない」
エウフェリア「カタストロフィー級です」
オーウェン「残念ですがこれには勝てません」
生徒1「やってみないとわからない」
生徒2「マジ無理ゲー」
生徒3「息をするように消されるぞ」
生徒4「俺たちは灰になる」
生徒5「先ず近接戦は無理」
生徒3「近づくと燃やされる」
一向に始まらない、一歩でも動くと始まる
オーウェン「諦めますか?」
生徒2「攻撃手段がない」
生徒3「諦める」
オーウェン「では試合放棄とします」
マクシスが戻そうとした時、レティが割り込んできた
レティ「私がイク」
召喚された魔物からの攻撃は重傷にはなるが死ぬことは無い。
オーウェン「お好きにどうぞ」
レティ「これで気持ちよくなれる」
イーサン「レティさん大丈夫でしょうか」
マサムネ「ドMは知らん」
エルザ「ここ、すっごく暑い」
レティは歩いていった。するとフレイミングドラゴンはレティに火炎を浴びせた。
ラフィア「プロテクション」
マクシス「プロテクション」
エルザ「大丈夫?」
エウフェリア「レティさんなら大丈夫です」
しばらくしてドラゴンは倒れ、鎮火し煙の中で人が倒れた。
エルザ「レティさん倒れたよ、本当に大丈夫?」
駆け寄る生徒たち、レティは快楽に溺れていた。
レティ「今までで一番気持ち良かった」
オーウェン「レティさん心配しましたよ」
エルザ「どうやって倒したの?」
レティ「ナイフを刺した」
エルザ「すごい!」
オーウェン「普通の人なら肺は焼き爛れてしまいます」
マサムネ「アレでノーダメージか」
エウフェリア「レティさん本当は何者ですか?」
レティ「剣聖ではない何か」
エウフェリア「レベルの違いだけであそこまで強くなるのはありえません」
イーサン「もう訳がわからん」
マサムネ「レティも変質者か」
ラフィア「多分、そうです」
3000度を超える火炎が性癖に刺さって感じる変態クルセイダー
マクシス「では、私の役目は終わりですね」
オーウェン「ありがとうございました」
マクシスは帰って行った。
授業は終わり、約束どおりエウフェリアの服を買いに行くことになった。
ラフィア「王女らしい服は」
エウフェリア「前と同じ服で構いません」
マサムネ「せっかくだから2人ともいい服にすればいい、お金は出す」
遡ること数週間前、マサムネはオークションに参加していた。
大量の漫画を1冊づつオークションにだすと異世界人が懐かしいと値段が跳ね上がり、高値で落札されていく。ある意味アタリだった。
ラフィア「ありがとうございます」
エウフェリア「ありがとうございます」
エルザ「魔法使いらしい服は?」
エウフェリア「それは高いですよ」
エルザ「お金は気にしないで」
エウフェリア「良いんですか」
エルザ「良いよ」
エウフェリアのはエルザ、ラフィアのはマサムネが支払った、2人は同じ濃い青色のローブを買った。




