第37話 冗談はやめてください
翌日もレティの筋トレから始まった。
今日もレティはランニングではなく30km全力走だった。
そのあともいつもと同じ筋トレだった。
エウフェリア「ドレスでは走りにくいです」
ラフィア「服が無いなら仕方ない」
レティ「買えばいい」
イーサン「買い物なら付き合いますよ」
しばらくしてトレーニングが終わった。
イーサン「エウフェリアの服を買いに行きます」
マサムネ「授業が終わったらすぐに行こう」
エウフェリア「弾は完成しています、同好会を優先しましょう」
マサムネ「どのみちそのドレスじゃ戦えない」
ラフィア「という事」
エウフェリア「わかりました」
授業が始まった。
オーウェン「模擬戦です、今から魔物の召喚を行います、皆さまはパーティーで協力して倒してください」
模擬戦どころか実戦
イーサン「大変です」
演習場に行く生徒たち。
通りの向かいの練兵場からは爆発音が聞こえる。
レティ「今日も楽しそう」
エルザ「僕も頑張る」
マサムネ「魔物の召喚てどんなのが出る?」
エウフェリア「ドラゴン系は300年前の戦いで絶滅しています」
ラフィア「大きな虫系です」
エルザ「僕、虫嫌い」
イーサン「犬系は出ますか?」
エウフェリア「もちろん出ますよ」
演習場に着くと早速始まった。マクシスもいた。
オーウェン「ではマサムネさんのパーティーからお願いします」
マクシス「魔力の権威たる魔導師長が命ずる、森羅万象の理りを超え、我の前に魔物を呼び出せ」
オーウェン「おやおや白鯨ですか」
エルザ「僕が行く」
エウフェリア「姉さんを殺した白鯨、絶対に許しません、私がやります」
ラフィア「兄さんを殺した白鯨、絶対に許さない、私も手伝う」
エルザ「わかった」
エウフェリア「アルス•マグナ•デッドロック」
ラフィア「ソーサラーたる我が命ずるカラミティーグラビティ」
白鯨は超重力によって点になった。
マクシス「これは始めて見ました。」
オーウェン「これは素晴らしいアイデアです」
エウフェリア「エルザさん潰して」
エルザ「わかった」
エルザはカーリーを軽く振った、すると演習場に20mくらいの穴が開いた。
オーウェン「おやおや」
エルザ「ごめんなさい」
オーウェン「構いません」
イーサン「私の出番はありませんね」
マサムネ「仕方ない」
オーウェン「では次のパーティーは準備してください」
マクシス「魔力の権威たる魔導師長が命ずる、森羅万象の理りを超え、我の前に魔物を呼び出せ」
オーウェン「次はアングリーハウンドですか」
マクシス「そのようです」
ヘルハウンドより更に黒く燃え、怒り狂った猟犬だった。
エルザ「すっごい怒ってる」
レティ「あの犬面倒」
エウフェリア「とても面倒ですよ」
生徒1「さっきよりはマシとはいえこれは少々鬼畜すぎる」
生徒2「少々ねぇ~」
生徒3「もー」
生徒4「姉さんお願い」
生徒5「わかりました」
エルザ「あっ、あの人」
生徒5「仕方ありません」
その生徒は槍でアングリーハウンドを刺し殺した。
マサムネ「エルザの知り合い?」
エルザ「あの人リアーヌだよ」
レティ「あの人も模擬戦で下着姿になった、あの槍は気持ち良かった」
オーウェン「リアーヌ王女?」
リアーヌ「正体隠しててごめんなさい、私はリアーヌ•ド•エルファルト」
マサムネ「レティ、マジで死刑になりそう」
リアーヌ「剣聖レティリアに殺されなかっただけまだマシです」
エルザ「レティさんて剣聖なの?」
レティ「違う」
リアーヌ「私にはわかりますよ」
レティ「違う」
マサムネ「どういう事?」
リアーヌ「この見た目、剣聖レティリアです」
エウフェリア「残念ながら偽者です」
リアーヌ「本当ですか?」
オーウェン「えぇ、本物と瓜二つでした、この目で確認しました。証人も複数います」
リアーヌ「それは失礼しました。」
レティ「私はレティリアが好き」
リアーヌ「それはそれとして、エウフェリアさん、貴方、本当は何者ですか?」
エウフェリア「リューセル王国の農家の長女です」
リアーヌ「何かわからない、だけと引っかかる」
エウフェリア「蛮族に誘拐されて奴隷になったのです」
マサムネ「王女が二人も」
イーサン「もう訳がわからないです」
オーウェン「エウフェリアさん、本当の事をお伝えします、貴方は今でもリューセル王国の王女です」
エウフェリア「冗談ですよね」
オーウェン「冗談ではありません、数年前の話です、あの災厄の時、私はリューセル王国の騎士でした、災厄で国中が混乱に陥って、王室も破壊されてしまいました。私が王室に駆けつけると、女王は守護の要として身内よりも民を救うことを選択されました。
その時です、何かの魔法がエウフェリアさんを直撃してそのまま種を変えてしまい、記憶も上書きされてしまいました」
エウフェリア「嘘はやめてください」
ラフィア「災厄が終わったのなら王室に戻ればよかったと思う」
オーウェン「既に種が変わっていたので国民が反対したのです、女王は国民を説得しましたがダメでした」
オーウェン「女王は仕方なくエウフェリアさんを孤児院に預けたのです」
エウフェリア「嘘だ、嘘と言ってください」
オーウェン「こんな嘘は言えません」
ラフィア「なんでリアよりも民を選択したのですか?」
オーウェン「それが女王としての義務だからと」
マサムネ「なんかエウフェリア可哀想」
リアーヌ「やはりエウフェリア王女とエルザ王女でしたか」
エルザ「元に戻らないの?」
レティ「元に戻す方法は?」
オーウェン「私もさがしてはいるのですが今のところわからないのです」
イーサン「私は手伝う」
エウフェリア「私は誰?、私は何?」
エウフェリアはボーッとしていた
マサムネ「エウフェリアはどうなの?元に戻りたいの?」
エウフェリア「今のままで構いません」
エウフェリアの悲しい過去を知ることとなった生徒たち。
エルザ王女にリアーヌ王女、そしてエウフェリア王女、このクラスには何人の王女がいるのかわからない




