第22話 よそ見は禁物ですよ?
五芒星闘技、強い者同士が潰し合う展開になった。
例の女子会はフィールドで続いていた
こんなにも笑顔で、殺気にあふれて、、、
エルザ「お母さん頑張って」
ミル「お母さん頑張っちゃうよ」
色気たっぷりの声、殺気が更に増していき、なかなか動けない
エミリア「そろそろいきますね」
パトリシア「構いませんよ」
エミリアは弓を構えた。
異様な殺気と女子会の賑やかな声、静まり返った観衆、マサムネたちはただの観戦者となっていた。
レティ「エミリアのあれは聖弓のヒメル、ミリムのは聖槍のフリューゲル、パトリシアのは聖剣のファントムソード」
加護を受けた武器、大会では加護の使用が禁止されている。
マサムネ「強いの?」
レティ「エルザのカーリーほど破壊的ではないけど、まともに受ければ死ぬ」
イーサン「ファントムソードとはなんですか?」
レティ「通常は刀身が無い剣」
マサムネ「刀身が無いのはレティのと同じじゃん」
レティ「そっくりでしょ?」
マサムネ「それじゃ武器じゃない」
イーサン「えぇ戦えませんね」
レティ「だからパトリシアはバターナイフを使っている、私も同じ」
マサムネ「何でバターナイフ?普通のロングソードとかでも良くない?」
レティ「レベルの高い人は初心者用ロングソードの値段もめちゃくちゃ高いから、多分、滅多に買えないと思う」
イーサン「強い人が可哀想、戦いは強いられ、物は買えない」
互助制度とは上部だけの話、実際は強い者からとことん搾り取り、苦しめるだけの制度
レティ「だから鎧も買えなかった。」
マサムネ「まぁレティの場合は自業自得だが」
レティ「そう自業自得」
本当に自業自得なのか?違う気がする。
話しをしていたら、試合に進展があった。
ミリムとララは倒され、エミリア、パトリシア、ミルの3人になっていた。
マサムネ「何があった?」
エルザ「お母さんがギデオンで地面を叩いたらジョセフィーヌお姉さんとララが倒れた」
マサムネ「たしか友達だろ?そんなことやってもいいのかよ?」
エルザ「お母さんが「友達たがら本気でやるってみんなで話して決めた」って言ってた」
イーサン「そういう熱い友情、嫌いではないです」
フィールドに残された3人、また雑談を始めた。
エミリア「そろそろ本気でやらないといけませんよね?ねぇミル」
ミル「本気でやりますね」
そう言ってミルは巨大化した、エルザより圧倒的に大きい。
エルザ「あの本気のギデオンで生きてたひとは少ないよ」
すると、床が大きく割れてしまった。
審判「ミルに反則1」
どうやら施設の大規模な破壊は警告を受けるらしい。
エミリア「ミル、そいいうところを気をつけましょう」
パトリシア「エミリア様、よそ見は禁物ですよ」
パトリシアはエミリアめがけてバターナイフを振り下ろした。これがバターナイフを振っただけの音か?、とんでもない、ソニックブームの炸裂音
エミリア「よそ見とは、、、しっかり見ていましたよ」
ギルマスの視野角がすごい件、簡単に避ける
パトリシア「それは、失礼しました。」
そこへ、ギデオンが振り下ろされた。
エミリア「迂闊でした」
ミル「よそ見とは、ナメられたものです」
パトリシア「皆さまお元気でよろしいです」
ミル「少しは本気になりましたか?」
エミリア「本気で参ります」
パトリシア「わたくしも」
本気になったエミリアとパトリシア、殺気が最大になった。
エミリアはヒメルを構えた
エミリア「絶対命中の加護は使わないことになってますから、少しは避けやすいと思いますよ」
パトリシア「避けるなんてできませんよ」
ミル「私も避けません」
またソニックブームの炸裂音、矢の速さが弾速を超える。
イーサン「あの弓はすごいです」
矢はミルに向かって飛んでいった。
ギデオンで受け止めるミルだったが、圧倒的な速さに押されてバランスを崩し、倒れた。
会場は大混乱、ミルは敗れた。
エルザ「お母さん負けた」
マサムネ「本気なのか?」
レティ「嘘ですよ、きっと」
パトリシア「私とエミリア様だけですね」
エミリア「お怪我の無いように」
パトリシアはバターナイフを振ったがエミリアには効いていない。
エミリア「私の番ですね」
弓を放った、殺気がすごい矢、ミルの時とは明らかに違う速さ。
パトリシア「このくらいなら目を瞑って切れますよ」
しかし、タイミングを間違えて手に当たって、そのまま場外に飛ばされた。
レティ「あの人そういう肝心なところでやらかす」
パトリシア「私の負けです」
今大会最大の試合はエミリアが勝った。
マサムネは相手が弱すぎて簡単に初戦突破できた。
そして一回戦最後の試合はレティが選ばれた。
レティ「イッてくる」
観戦者「レティリアのコスプレイヤー対剣聖ミナト」
マサムネ「見た目だけだと日本人か」
ミナトは甲冑だった。
イーサン「日本刀対テーブルナイフ、結果は明らかだろう」
ミナト「レティリア様の真似事の1人ですか、私はそのようなテーブルナイフに負けるような戦士ではありませんよ」
レティ「構わずどうぞ」
またあの言葉、ミナトは少し怒っていた、
刀で斬ろうとするが、レティの堅さの前に歯が立たない。そのまま2時間ほど過ぎた。
ミナト「この子には全く効いてない」
レティの鎧は傷が増えていった、同じくミナトの甲冑も少しづつ壊れていった。




