第95話 エウフェリアchapter2
転生される前のエウフェリア
ララティリア「リリフィオレリア、壁を登ってはいけません、危ないです」
侍従長「リリフィオレリア様、」
心配しまくる従者たちと女王を他所にエウフェリアは5m程の壁をよじ登り暖炉の上の隙間に入って行った。
ララティリア「またまた、隠し部屋です」
侍従長「では私は陛下の寝室から回ります」
ララティリアは執務室から壁を登り隠し部屋のある暖炉の上まで登って行った。
女官長「起きおつけください」
ララティリア「私はエルファルトの女王にいただいた二度目のこの命を無駄にするような愚か者ではありません」
ロッククライミングを、するクーシーの女王とその2歳の王女
女官長「やれやれ、お元気で」
あと少しのところでララティリアは眼鏡をおとした。
女官長「陛下、ご無事でしょうか?」
ララティリア「それなくても見えてます」
女官長は割れた眼鏡を拾った。
度の無い伊達眼鏡だった。
そのまま登り進め、隠し部屋に到着した。
エウフェリアは窓から外を眺めてるいた。
ララティリア「外に出たいのですね」
そして侍従長もやってきた。
侍従長「リリフィオレリア様は毎回、こうして外を眺めていらっしゃいます」
ララティリア「では、明日は外に出かけます」
侍従長「では近衛騎士団と従者を10名お供させます」
ララティリア「お忍びで参ります」
侍従長「ですが、陛下にもしもの事があれば、、、」
フラグを立てられたエウフェリアは回避するかのように、翌日は外に出るのを嫌がった。
ララティリア「リリフィオレリアは泣き止んでくれません、しばらくここに居ます」
女官長「優しい声で子守唄を歌ってみてください」
ララティリアは優しく透き通る声でささやくように歌った。
ララティリア「寝ました、可愛いです」
女官長「とても可愛らしいお顔です」
それから10年後、災厄が起こり王国は混乱に陥った。
執務室は魔法による攻撃で壁が吹き飛び、ララティリアは剣を抜いた、侵入して攻撃してくる敵と避難してくる国民がいた。
4時間ほど戦闘が続きララティリアも少しだけ疲れていた。
その時、ララティリアの目の前で避難する国民が躓き、倒れた、空かさず手を差し伸べるララティリア、そこへ何処からか魔法が使われてエウフェリアに直撃してしまった。
ララティリア「リリフィオレリア!」
叫ぶララティリアを心配した1人の騎士が、走ってきた。
オーウェン「陛下、こ無事ですか!」
ララティリア「私は、無事ですがリリフィオレリアが」
エウフェリアは青色の光に包まれていた。
それから数時間後、戦闘は終了し、エウフェリアもクーシーではなくなった。
ララティリア「私は、リリフィオレリアを、、、」
侍従長「私は救えなかった」
女官長「残念ですが、もう、どうしようもありません、慣習に則り国民投票をすることになります」
翌日、国民投票が行われ、エウフェリアを始末しなければならない結果となった。国民も慣習による呪縛で不本意な投票だった。
それからエウフェリアを抱えて執務室にいた。外では既に準備が淡々とされていた
ララティリア「娘を殺すことなんてできません」
女官長「結果は慣習通りですが、、、」
侍従長がララティリアを寝室に案内した。
侍従長「この一件も昔の書物に記されております」
ララティリア「どういう意味ですか?」
侍従長「私が答えることは禁止されております、たとえ陛下でもお答えすることが、、、」
そのまま本を渡した。
ララティリアは物凄い速さで熟読した。
ララティリア「わかりましたありがとうございます、これでリリフィオレリアの命は助かります、転生術の解除ができるようになるまでの辛抱です」
その夜、ララティリアはエウフェリアを布で包み誰にも見つからないように孤児院に行った。
戸を3回叩き、合言葉を言う
ララティリア「どうか、戸を開けてください、この子をお迎えください」
すると戸が開き
女性「お迎えですか?」
ララティリア「お願いします」
女性「この子の名前は?」
ララティリア「リリフィオレリアです」
女性「エウフェリアですね」
ララティリア「違います、リリフィオレリアです」
女性「エウフェリアですね?」
ララティリア「違うと申し上げてるではありませんか」
孤児院の女性は小声でララティリアに囁いた
女性「そのままだと狙われてしまいます」
ララティリア「エウフェリア、、、素敵です、元気な子に育ってくださいね」
ララティリアは涙を堪えて後にした。




