表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/97

バンド要塞蹂躙、佳宏Cの宝さがし

追放されるのがトレンドと聞いて。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 一方、佳宏Cは要塞が納めているであろう、宝物を探していた。

若い女の子と美少年は助けたいが、ほかの面子――オルバンとテレサ以外は印象が薄い。

念力で保護している為、彼らとの合流は後回しにして、佳宏Cは建物の探索を開始。貯蔵品があれば回収し、僧侶や礼拝堂を発見したら最優先で破壊していく。

出歩いている者は全て敵だ、違った場合は恨みに思ってくれて構わない。佳宏Cは最も大きな5階建ての建物に駆け込んだ。


 要塞の事務作業などを引き受ける財務館である。

虜囚はいないと、足を踏み入れる前に判断する。まず一階を探索。

通路など知った事ではない、壁を砕いて進む様は人型の重機のごとく。


 地下への入口を発見し、飛び込んだ。

明り一つない通路を駆け抜けてすぐ、突き当りにあった厚い観音開きの扉を砕いて開く。

中を見るに、どうやら宝物庫らしい。抑えきれない笑みを浮かべながら、佳宏Cは貴重そうな道具を黒翼に詰め込んでいく。

羽の中に収納するたび、手に取った道具の情報が脳裏を流れる。


 数百枚の金貨が入った長持が5つに、五毒の害を免れるという幻獣チラトゥのアミュレット。

ボール侯爵領で使われている騎士の兜、夜色のケープは装備者が発動した破壊魔法のコストが3割ダウンする。

持ち主の勇気を喚び起こす紅蓮色の大剣、裏切り者の名を叫ぶ槍、ボール侯爵に処刑された妖術師ジェダのもっていた杖はともかく、騎士ブロドがトロールの棍棒を受け止めたとされる木の枝は武器なのだろうか?


 絵画もかかっており、佳宏は貴婦人の画を額ごと持ち去る。宝物庫に納められていた貨幣はこれで全てのようだ。

流石に要塞だけあって、日用品や装飾品の類は見当たらない。


 さらに上に上がり、3階の事務室に駆け込む。

抽斗や棚を片っ端から暴くが、金目のものは無し。探索を進めると、事務長の机の後ろに隠れされていた金庫を発見。

指を突き込み、金属の扉をはがすと、中から金貨と銀貨が計300枚ほど。佳宏は自分の行いを省み、いまさらながら自嘲的な気分になった。


(王子はともかく、ほかは大丈夫かな?)


 同じ日のうちに襲撃。

オルバン王子の仲間を疑っても不思議ではないだろう。それとも兵を集め、こちらへの人質にするのだろうか。

念力で彼の独房だけは護っているので問題はないが、他の護衛兵士は別だ。気が散るので特に対策を講じていない。

助ける助けないはともかく、頭に入れておくべきだろう。佳宏Cの考えは、イレーネと共に兵士を引き付ける佳宏にも共有される。



 財務館の宝物庫を出た佳宏Cは、旧武器庫に入り込んだ。

潜んでいた兵士達をヤツデの戦斧で、薪割りのように絶命させていく。

装備は殆ど持ち出されていたが、盾や槍が四点ほど残っている。それらを拾得すると、旧武器庫は完全に空っぽになった。


 金も物品も、満足ゆくまでに手に入れた。

他に目的もないので、捕虜や政治犯が捕らえられた収容所に向かった。

佳宏Cはオルバンとテレサの反応を覚えており、一直線に彼女らの収容されている牢に走る。まずテレサを救出。


「ヨシヒロか、助かった!王子はどこだ…」

「こっちだ」

「!わかるのか」

「あぁ、俺は超能力者なんだ」


 テレサは半信半疑、といった表情で佳宏Cに同行。

魔法が存在し、魔物が闊歩する世界ゆえか、杉村佳宏を疑っていても敵方と通じているとは確信していない。

とはいえ、気を許したわけではない。証拠と思しき品が出たなら、一瞬ですぐに敵に回るだろう。


 オルバン王子の身柄は厳重に保管されており、さらに入り組んだ地下の独房に監禁されていた。

佳宏Cとテレサが駆け付けたとき、扉の前に兵士達が扉の前で団子になっていた。彼らは侵入者の報せを受けてすぐ、王子の身を盾につかおうとしたのだが、独房に侵入できなかったのだ。

鍵が通らず、戦鎚や鶴嘴を打ち付けても、まるで金剛石のように弾く。佳宏達の念力によって、部屋全体が守られているのだ。


「やぁ。手こずってるようだね」

「貴様ら!ここをボール侯爵が治めるバンド要塞と知って侵入したのか!」


 扉に最も近くにいた壮年の兵士長が吠える。

固まっていた兵士達が濁流のように迫るが、佳宏は雷速で間合いを詰めると、拳や掌打で数を減らしていく。

叩きつけられた剣が皮膚の数㎜手前で弾かれる。毎秒10発強の間隔で放たれるラッシュが部隊を押し返す。

テレサは目の前の光景を見て、佳宏Cに対する警戒を深くする。甲冑を抉る拳打の音ときたら、まるで戦鎚を強く打っているようではないか。


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ