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久々のナックル市と侯爵誘拐

追放されるのがトレンドと聞いて。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 まもなくエルフの小隊が彼らを取り囲んだ。

一団は佳宏を見ると、驚いたように顔を見合わせる。古い小説では寿命が存在しないという設定だし、彼らも寿命が長いのだろうか?


「驚いたな…本当にヨシヒロだ」

「俺の事知ってるの?」

「あぁ、会ったのはもう随分前になるけど、珍しい顔だからな。覚えてるよ」


 微妙に腹の立つ言い方だが、佳宏は深く突っ込まないことにする。


「随分前って、何年くらい?」

「何年って……もう300年は経ってたんじゃないか?アンタの分身がセレス様に倒された後、東西ダーナが割れたはずだ」

「アホ。それもう300年は前だろ。600か、500年」


 負けたのか。

佳宏には情報が上がってきていないので詳細がわからないが、満足のゆく戦いであったことを祈るばかりだ。

エルフの意見なので、人間側の話も聞きたいが、600年後を否定する材料は出なかった。、


「寝るところが欲しい、ナックル市に泊めてくれ」

「あぁ、いいよ。最低限の維持しかしていないから、相当汚くなっていると思うけど」

「空いてるところを適当に使うよ」


 珍しい顔、と評したエルフはニメストと名乗った。

セレスは森にいるらしく、数日見ていないそうだ。佳宏も呼んでもらうような真似はせず、ナックル市に着くと彼から近況を聞くことにした。

ダンジョンの情報と、騎士結晶について。


「ダンジョンなら俺達の土地でも二つほど見つかったな。どれも潰し終わったけど」

「流石だねぇ。それで、こういうもの見たことない?」


 佳宏は黒翼からナナホの結晶を取り出して見せた。


「これは?」

「騎士結晶……だって。俺の級友がこっちで使っていた力を封じたものっぽいよ?」

「どうかな、俺は聞いていない。どうやって使うんだ?」

「激情に呼応するんだと…」


 佳宏は騎士結晶を黒翼にしまう。

自分には必要ないが、無料でくれてやるのも勿体ない。二束三文でも、金に代わるなら売るべきだ。


「仲間にも聞いてみるよ。必要なのか?」

「いや、大丈夫。見つかった結晶はそっちで好きにして。――俺はもう休むわ」



 イレーネとエメストに告げ、佳宏は適当な民家に入る。

女吸血鬼は佳宏に続いて民家に入り、食堂の一角に腰を下ろした。

ベッドに入り、目を閉じる。夜明け前にイレーネが起こしに来た為、のそのそと布団から這い出る。

日本にいた頃は8時間は眠っていたが、エリンディアでは夜に行動するイレーネと行動している為、どうしても短くなる。

いっそ吸血鬼になればゆっくり眠れるだろうか?超人の肉体が無ければ、とても旅を続けられなかっただろう。



 佳宏がいるの東ダーナ付近とは反対側の西ダーナ、エレミア地方。

街道を進む馬車とその護衛隊の前方が、突如轟音と共に爆裂した。驚く護衛隊を数十名の騎士たちが取り囲む。


「敵襲!!」


 護衛隊の視界が陰る。

四十年戦争の中期に編み出された呪術的効果を持つ戦術陣形のうちのひとつ、「砂嵐の陣」が発動したのだ。

経験を積んだ騎士とて、目が開けられない状況では実力を発揮することはできない。

瞬く間に護衛隊は蹴散らされ、馬車から気を失った青髪を肩まで伸ばした壮年男性が、数十名の騎士たちの手により運び出される。


 西ダーナ領に土地を持っているゴードン=ヘルテザー候爵。

ヘルテザー公爵を誘拐した一団は、篝火を象った紋章を身に着けていた。


「首尾よく言ったな!」

「もう4000シディルか、俺ヘルテザー候の身代金が入ったら抜けようかな…」

「団長も意外と節穴だよな、未だに看破できてないなんて」


 先頭を行く騎士は後方の会話を耳にし、鼻を小さく鳴らす。

騎士ホフマンだ。正道を行こうとする理想家の団長ベルトルトに嫌気がさしていた彼は、同調した一部団員と共に脱走。

貴族相手に誘拐や強盗を行っていた。ある時は当主を人質に身代金をせしめ、ある時は婦女を売り飛ばす。

軍資金も手に入るし、彼らの力を削ぐ事もできる。ベルトルトのように団員を死地に追い込むようなやり方は間違っている、彼は己の正しさを実感していた。


ありがとうございました。

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