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駐屯地襲撃

追放されるのがトレンドと聞いて。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 佳宏は日光を避けて籠るイレーネを置いて、エルフ達のもとに向かう。

数㎞四方に人間の反応はなく、一応の平穏が保たれているらしい。適当な者を捕まえ、仕事がないか尋ねると、城壁の補修を仰せつかった。

指示を求めたが、エルフのほうも見様見真似に近い。彼らは手先は器用だが、自然を好んで暮らしている。人類並みに環境を整えずとも、天と地が彼らを温かく迎えてくれる。

正午まで手伝い、昼食のシチューとパンを頂いた。


 せっかくなのでイレーネの分も貰い、彼女のもとに向かう。手間の甲斐なく、反応は冷たい。


「いらねぇよ、別に」

「そうは言っても、摂って摂れないことはないみたいじゃない。朝、言ってたでしょ?ここ、置いとくよ」

「あぁ、おい!」


 部屋から去ろうとする佳宏が振り返る。


「それより暇だ。なんか、やることないの?」

「聞いてみる。暇なら本でも読む?」

「本?……本なんか読めねぇ」


 エリンディアの識字率は、現代日本とは比べ物にはならない。

貴族や豪商の家に生まれたならともかく、職工や農奴の場合、読み書きに難があるのは珍しくない。


「じゃあ、」

「嫌だ!非常食と喋る事なんかねぇ!」

「はぁ~…、もうちょっぴりだけでいいからさぁ、優しくしてよ」


 イレーネは不意に表情を消した。

不吉な予感を覚えた佳宏は慌てた様子で部屋の入口に後ろ歩きで向かう。

 

「わかった、ゴメン。また夜来るから、じゃ!」


 佳宏は占拠した民家に戻り、窓を開けると読書を開始。

不運な騎士が恋に戦闘に、冒険の日々を送る物語だ。日が傾いた頃、佳宏のもとへセレスが訪ねてくる。

仕事を頼みに来たのだ。




「駐留地の襲撃……」

「えぇ。我々の領土へ侵攻している第7軍、彼らの拠点が北西に半日ほど進んだ位置に築かれつつありますので、破壊してください」

「よし来た。夜に出るかな……」


 佳宏はイレーネに依頼を伝えると、日没と共にナックル市を出た。


「あいつら大丈夫かねぇ、あの人数で」

「俺はあんまり知らないけど、心配なら早く済ませよう」

「し…ッチ!」


 佳宏は黒い翼を生やし、イレーネも身体を無数の蝙蝠に変えて浮かび上がった。

音の早さで空を北西に翔けていくと、急ごしらえの砦が見えた。土堤と空堀で囲われた柵の中に、数千の天幕が並んでいる。

精神探知による反応は、人間と馬のみ――いや、一つだけ奇妙な波長を感じる。


「じゃあ、お先!」

「おい、先に行くなっ……」


 イレーネは隼のように舞い降りると、駐屯地で作業する兵士達の殺戮を開始。

突風のように駆けまわり、片手剣を手に死の舞踏を行う。佳宏はイレーネの周囲20m圏内にいた者たちを除き、駐屯地内にいた人員全てに念力による圧潰を見舞った。

佳宏も降下するが、イレーネの応援には向かわない。人間が立ち入ろうとしない一角、なにかあるはずだ。


(兵糧庫とかあるといいなー)


 あるいは武器、いや馬を確保しようか。

馬肉は食べたことがある、エルフに渡して、不要な分は食料として捌いてもらおう。

念力により、第7軍を殆ど壊滅させた佳宏は、念力による圧し潰しを弾いた者に気づいた。しかし破ることはできないらしい。

陣地の北東で風がもがくように荒れ狂っている。


ありがとうございました。

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