ルービス地方の境目で山賊と
追放されるのがトレンドと聞いて。読む前に、以下の注意に目を通してください。
【注意事項】
・ハーレムは展開次第。
・デスゲームなし。
・俺tueee、チート能力。
・中二主人公。
・読みづらい。
・残酷な描写や暴力表現あり。
・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。
翌朝、佳宏はルカと共に目を覚ました。
ドラゴニュートは人間とそう変わらない。ネズミやカエルを食べると朧げな記憶があったが、ルカはウサギやカエルを生で食べていた。
「君らって、カエルは焼かないのか?」
「焼かないな。固くなるし、味が落ちるだろ」
「身体が丈夫なんだねぇ、ドラゴニュートって」
朝食を済ませ、天幕を畳むと2人は出発。
「ジェダイヤは魔の者って言ってたけどさ、ヨシヒロはガルダじゃないのか?」
「ガルダ?」
「北方に住んでいる翼の生えた奴らだ。黒い翼が生えてたじゃないか。…あぁ、違う世界って所から来たんだっけ?」
「そうそう」
佳宏は西に大きく迂回して、北のフロストマーチに向かう事に決めた。
東に進路をとり、セレス達に顔を見せても良かったが、クラスメイト達の情報を仕入れておきたい。
「ヨシヒロ、北に行くんなら寄って欲しいとこがあるんだけど、いいかい?」
「どこよ?」
ソニア山脈の麓近くを走る細道で、ルカが声を掛けてくる。
カーブを幾つも描く山麓道は蛇のようだ、いま隣を歩いているが。
「竜の神殿だよ。大陸のあちこちにあるんだ、お宝がいっぱいあるんだぜ」
「へえ?欲しい物でもあるのかい」
「まぁ…武器がな」
「この近くには無いのか?」
「あるけど、ジェダイヤ達が張ってていけないよ」
「倒して入ればいい」
「そうなんだけどさ…殺すのか?」
ルカの歯切れが悪くなった。
「いやいや、それは、ルカ次第でしょ」
佳宏のほうは、さして神殿に興味がない。冒険というか、物見遊山程度と暢気に構えている。
数時間後、佳宏はある農村で昼食を御馳走になった。独りなら立ち寄らなかっただろうが、ルカが交渉してくれた為、山菜の汁と猪の肉焼きにありつくことができた。
ちょっとした作業と引き換えだったが、現在の体力をもってすれば、大した手間にはならない。
「ヨシヒロさぁ、独りの時はああいう村には立ち寄らなかったわけ?」
「街には寄ったよ。ドワーフを捕まえた街でね、流れで兵士達を蹴散らして、住民追い出して、残ってた荷物を漁ったんだ」
「本当かよ」
「本当本当。まぁ、信じられないとは思うけど」
「そうでもない、あの戦いぶりを見たら信じられる」
佳宏は思わず眉を顰めた。
隠れられるような場所があるとは思えないが、どこから見ていたというのか。
訊ねてみると、千里眼の魔法によって、遠隔視を行ったそうだ。
「まだ、あんま遠くまで見通せないけどさ」
「ふーん」
数日後、ルービスとエルバの境目あたりで山賊に襲われた。
装備はてんでバラバラ、甲冑を身に纏っている者もいれば、木こり同然の服装の者もいる。
ただ一様に目が爛々と輝いている。肉付きがしっかりしているのは、稼業が軌道に乗っているからか。
「そのまま動くな、お前!なんでトカゲを連れてやがる」
「あぁ?俺の事か、そりゃ?」
ルカは腰に差した刀に手を掛ける。
「黙れよ、人間の言葉喋んな」
「拾ったんですよ。なにか問題ですか?」
佳宏は口元にうっすらと笑みを浮かべている。
俗に言うアルカイックスマイルに近い。20名以上で取り囲んだ山のゴロツキは、状況を理解していないのかと嘲笑を通り越して憐れみを抱いた。
「おう、そいつ、こっちに渡しな。そしたらアンタは無事に通してやる」
「わかりました」
ルカが目を丸くするのと、佳宏の姿が掻き消えるのはほぼ同時だった。
交渉に区切りがつくまでは仕掛けてくるつもりがないらしい、と判断するや、先手を取ったのだ。
言うが早いか高速移動――縮地でルカに最も近づいていた山賊に迫り、手刀を額に突き入れる。そのまま垂直に斬り下ろし、人間の開きを作成した。
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