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増える湖

作者: 蒼狗

「この湖は移動しているんですよ」

 男が話すには、その昔、私の目の前に広がるこの湖は今の場所よりも千里離れている場所にあったのだという。それが少し時が立つと一つ横に、そしてまたしばらくするとその横にといったかたちで移動して今の場所まできたのだというのだ。

「笑っちまうでしょ? この町の老人達はそんなことをずっと言っているんですよ」

 男が笑うのと一緒に私も笑う。

「そんなかにはだんだんと強い爆発が起きて湖がそのつど移動しているだとか、化け物が町ごと飲み込んでその食い後が湖なんだとかい言うのも居てバラバラなんですよ」

「ああ、でもそれあってますよ」

 私の言った言葉にきょとんとする男を見て心の奥で笑ってしまった。

 私は私の体が膨れ上がり、口が裂けるほど大きくなっていくのを、男の悲鳴と一緒に感じていた。

「私なんかの為にまた極上の食材をありがとう」

 私が口を開き前に倒れると、目の前に広がっていた町が消えた。

 残った穴には古い湖から水が流れ込みまた新しい湖となる。

そのまま舞台を湖にすると他のメンバーと被りそうだったため「湖が生まれる」→「湖が移動する」→「湖が増える」と連想した結果こうなりました。なぜこうなった。

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