ディッチ&ミント
ディッチ(溝口良平)
カナリアにとっては理解力のある最初の保護者的存在。六月生まれの四十歳。化学教師で、現在は県立櫻井高校一年の学年主任でもある。
ゲーム内では妖精族を選び、黒髪に青い瞳。縁なし眼鏡をかけ、神経質そうな顔立ち。現実ではかなり厳つい(幼少時より嗜んでいた剣道と柔道の賜物)。
ギルド「カエルム」を設立するまでは野良で動いていたが、設立後はなんだかんだいって、ギルマスというポジションに納まっている。
ギルド勧誘をしていないにも関わらず、順調に増えるメンバーと今までいたメンバーの個性が強すぎるため、少しばかり疲れているが、本人も個性がかなり強い。
リアルではゲームと実験、そして少し歳の離れた奥さんをこよなく愛する人。
公務員で転勤の辞令があるものの、自宅は櫻井高校の近くから変えたことはない。ボランティアで地域の子供たちに実験の楽しさを教えている。
入学当時よりカナリアの危うさに気付いたのは問題ある生徒を見てきた賜物。教頭と共に改善に取り組んでいるさなか、事件に巻き込まれる。
以前はあまり興味がなかったが最近は「男のロマン」についてディスカスと盛り上がっている。
実験好きが高じて有名な理系の大学を卒業後、大学院へ進むものの、失敗の怖さに研究職を断念した経緯がある。
ゲーム内では治癒者を名乗りつつ、車やバイクの製造を行っている。現在の目標は飛行機を作ること。バイクや車の構造は高校・大学時代の友人に聞いている。
ミント(AI)
ディッチの使う「自立攻撃型AI」。こちらはリースとは違い、補助、回復は出来ない。
少年タイプのAIでディッチのことを「ディッさん」と呼ぶ。他者をどのように呼んでいるかは不明。
補助的なことは全て苦手なため、すぐに逃げる。そしてディッチにも「そういうものは求めないでね」と釘をさしている。
セバスチャンやリースとは違い、攻撃力はプレイヤーにも負けず劣らず凄い。