ジャッジ&リース
ジャッジ(野々宮保)
一応本編ヒーロー扱い。十一月生まれの二十八歳。フリーでSEなどの仕事を請け負っている。
「TabTapS!」では人族の男でほぼ外見はリアルと変えていないが、髪は青色で瞳は緑色にしてある。主な武器は二丁拳銃、双剣、ライフルなど。本気を出す時は双剣にAIから魔法をかけてもらい魔法剣のような使い方もする。一応魔法は使えるが、人前ではあまり使わない。
タブレットを使えば簡単な装備は作れるものの、初期はともかくあまり効果が期待できないため、友人に武器、防具の作成は依頼している。
幼少時よりゲーム漬けで、VRMMOも年齢一桁の頃からやっている(違法行為ではあるが、保の親がやらせていた)。その為、ゲーム内では顔も広く、名前もかなり有名。別ゲームでは伝説に近い存在になっていたりもする。
「TabTapS!」では、今まで培ったゲーム的発想が上手くいかず、逆に楽しんでいたが、飽きてきた頃に「カナリア」を助ける。カナリアの純粋さ、ひたむきさに癒され、教える立場になる。
発想の転換が上手くできず、職業は「傭兵」としている。
戦闘は銃やライフルを扱う時は後方から、剣の時は前線とオールマイティに戦えるため、ギルド戦戦力としての依頼も多い。また、戦闘スタイルは他のプレイヤーも憧れている。
カナリアにかなりの勇気を振り絞って告白したところOKをもらい、ゲーム内から付き合いを始める。
実は性格はかなり危ない。周囲には「ヤンデレ」と称されるほど。相手への重い感情は、逃げ出す者も多い。また、一度危険な橋を渡り始めると、どんな事をするか分からない。実際、カナリアを助け出すために作り出したプログラムは、相手の感情部分に作用することもあるようなもので、それは一度発動しただけで破壊するというプログラムを組んでいる。
プログラムに関してはかなり天才的ともいえるが、他の部分はかなり欠落しているとも言われる。
リース(AI)
ジャッジの使うAIで敵策や攻撃力に重点を置いた「自立攻撃型AI」。ただし、ジャッジのカスタマイズのため、回復や補助もそれなりに使える。
ワンピースドレス風アーマーを装備し、白い髪に黒い瞳の小柄な姿。以前はメイド風のアーマーだった。
何気に毒舌で、時折ジャッジを嗜める場面もある。一人称は「わたくし」で、ジャッジのことを「ご主人様」と呼ぶ。カナリアを「カナリア嬢」と呼ぶが、他に関しては「さん」付け。これはAIだろうが変わらない。
カナリアたちと行動することにより、以前よりもメンテナンスの必要性が薄くなってきたが、ジャッジのメンテナンスはこまめに受けるようにしている。