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第6話 帰宅前の駄弁りの回

荷物はほとんど何も入っていない鞄一つなのですぐに仕度は終わった。

「ほら、変えるぞユキ」

後ろのぐったりしてる妹に声をかける。

「……ねむい」

その一言だけ答えた

「帰ったら寝ればいいじゃねぇかよ」

「……zzZ」

「いや、だから寝るなって?てかよくそんな発音出来たな…」

ゼットの羅列ってこんな音なんだな…複雑な気分だ。

「今日は午後から出掛けるんだからな。早く帰って休もうぜ?」

「……ん。でもねむい」

「わかったから。ゆっくりでいいからなるたけ早くしろよ」

自分的にはさっさと帰ってお昼の準備をしたいのだが。

「………………できた。いこ?」

「ん。んじゃ、行こう」

こうして登校初日は大事なく終わった。

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