犯罪者はどこからあなたを見ているのか?
私は犯罪者の視点を持っている。少年院に入っていたから、犯罪心理に少しだけ詳しい。
明るい日中でも、暗い夜でも犯罪は起きる。
なんとなく日中は安全な気がするけれど、「自分の姿が人に見られていない」という認識が成り立つならば、魔が差す人間はとても多い。
この「自分の姿が人に見られていない」という考えはとても曲者で、姿は見られていても、「自分の姿(=正体や目的)は見えてないはず」という心理状況もその考えに一致する。
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私は最近、「風景と化したタバコ休憩場」を問題視している。タバコ休憩自体は好きにしてもらったらいいのだが、タバコの規制が強くなったために、会社の敷地外へタバコを吸いに行く人がいる。
それが喫煙所ならまったく問題ないのだが⋯⋯よその駐車場のような、「他所の敷地だが、管理者がその場にいない所」でタバコを吸うのは、犯罪者の視点からすると、極めて好都合だ。
規制によって追い詰められた人たちは、自ずと周辺の穴場に集まる。
そうするとその場所は、「管理者がいない場所」から「不特定多数の知らない人間が集まる管理されていない土地」に変わってしまう。
人間は、「見慣れた光景を重要な情報として認識しにくい」ために、いつも人が集まっているタバコ休憩所に注意を払わない。
だからその休憩所は、見えているのに、人から認識されにくい、「透明なヴェール」に包まれることになる。
さらに、そこの土地から「建物の出入り」を見れるならば、「自分の存在が透明になる」+「人の様子が探れる」という条件によって、姿や目的を隠したい犯罪者にとって理想のスポットになる。
つまり、「風景と化したタバコ休憩場」は、犯罪者にとって、紛れ込めば自身の姿を容易に透明にできる魅力的な場所であり、自分の意図(=正体)もタバコを吸う動作で隠せるから、タバコを吸いながら人の出入りを見ていても、まったく違和感を持たれず、人の記憶に残りにくい。
だからこそ、このような場所は、犯罪者といった「人の淀み」が溜まりやすい、潜在的な危険をはらんだ場所だと私は感じる。
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近年、闇バイトやトクリュウによる犯罪が目立つが、トクリュウはこうした「見えない穴場」を好んでいるのではないだろうか?
私だったらその場所に、観察力のある人間を配置し、情報が集まり次第、下っ端の人間に実行させるシステムを作る。
そうすれば、犯罪組織にとって貴重な「観察力のある人間」といった人材資産を守りつつ、効率的な犯罪が可能になる。
それらを踏まえると、「建物の出入りを見れる上に“風景と化した人溜まり”」には気をつけたほうがいいと私は思う。
犯罪者は、こうした「見えない穴場」からターゲットをさがしている。
もし身近にそんな場所があり、不運にもその場所が建物の入り口近くにあるならば、裏口から入るなどの工夫や、その土地の管理者(駐車場なら管理会社)に「タバコを吸う人がそちらの敷地に多く出入りしており、火事のリスクがあるから対策をお願いしたい」と連絡。
もし不審な行動として「理由は分からないが、連日、建物の出入り口を見ている人間がいる」といった状況があるならば警察への通報が安心だと思う。
【あとがき】
人の淀みがたまりやすい場所は、犯罪者にとって都合がいいらしい。以前、ユーチューブで海外の散歩を見ていると、「コロンバスパーク」と呼ばれる場所を知った。
コロンバスパークの凄惨な歴史を調べていると、どうやら「水」が治安に関係しているような気がする。
長くなるから割愛するけど、沼地や海のような、水があった(ある)土地は治安が悪くなりやすいように感じる。
これはスピリチュアルな話ではなく、水がある場所には工場が立ちやすい→工場に出稼ぎにくる→工場による汚染や異臭で環境が悪化→経営陣が逃げる→工場の倒産などで人々が貧困になる→残された工場が犯罪者の隠れ蓑に使われ、貧困が犯罪を加速させる。
といった流れがあるように思えた。
つまり、これも管理者がおらず、人の把握ができない「淀み」の結果だと私は感じる。
「スピリチュアルな話ではない」といいつつも⋯⋯確か風水は、水回りをとても大切にしていたと記憶している。案外、そういった場所と歴史がその基になっているのかもしれない。
そう考えてみると、水を重視する風水は、水が淀みを生み、荒廃していく土地を見てきた――ハッ!?( ゜д゜)
風水⋯⋯風と水!?
「風」は「水」の淀みを消し去るってこと!?
淀んだ水を消し去るのは、風通しのよい環境って話を風水はしていたのか⋯⋯?
その気づきを踏まえると、ここまで広がる犯罪に対して、「不審者に気をつける」といった根性論より、淀みがたまらない環境づくり(社内に喫煙所の設置、建物の“周辺域”を映すカメラなど)が大事だと思う。
あ、タバコを吸う人が悪いんじゃなくて、規制ばかりで3次的問題を考慮していない行政が悪いのでは?って話です。




