8話 無知③
半年出さずにすみませんでした!!!
さて、とりあえず俺は生き返り、悪魔の顔面をぶん殴った。俺の力は今だ止まらず、先程より上がっている。その証拠に悪魔は遥か先にとんでいった。しかし、悪魔すぐに体勢を立て直しこちらへ向かってきた。俺も地を蹴り、悪魔の方へとんだ。
「うおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「…!!!!」
俺の白炎を纏った拳と悪魔の剣がぶつかった。途端、ぶつかった衝動が地を砂を巻き上げ、あたりに爆弾が爆発したような音が鳴り響いた。
因みに力勝負で勝ったのは俺だった。悪魔が力負けして、とんでいきそえなところに俺は白炎で瞬時に槍を作り、悪魔目掛けて投げた。
槍は悪魔の腹を貫通した。
「やったか・・・」
よく、それはフラグだから辞めとけよと、アニメキャラや映画の人物に言ってきた俺だが、つい口走ってしまった。
「グハ・・・・・残念ながらまだ殺られてない」
俺が悪魔の姿を確認する頃には悪魔は既に傷を治していた。どうやらまだ戦いは続くようだ。
「どうやら、本気でいくしかないようだ。魔剣解放!!」
ここからが本番!? にしても魔剣解放か。悪魔の剣の変わったところといえば紫色のオーラを纏ったくらいだが、どんな能力なんだろうか。
呑気な事を考えていたら、悪魔はすでに俺の後ろにまわっていた。悪魔はすでに横切りの体勢に入っている。避けられないと思った俺は体に白炎を纏い、ガードの姿勢をとった。
ワンパンされた。先程からとは違う場所で俺の意識は戻った。俺は悪魔をすぐに探した。だが、次の瞬間には俺は謎の衝撃によりとばされていた。そして、そのとばされた方向には悪魔が魔剣を構えていた。
唯一の救いは痛みをほぼ感じないことだろう。俺は悪魔の衝撃と衝撃の間に挟まれて恐らく死んだ。しかし、俺は死んだ分パワーアップするし、悪魔の魔剣の能力もなんとなくわかった。あの魔剣は悪魔の衝撃という能力を魔剣に纏めたものだ。(恐らく)シンプルであるが強力な力だ。1死にでも足りていない。しかし、2回目なら恐らく追いつけているだろう。俺はとりあえず白炎の剣を作った。先程までは怒りから拳で戦っていたが、冷静に考えると魔剣相手にはこちらも剣で戦った方がいいだろう。
次に俺は1番次の攻撃で喰らいたくない方向を向いた。上である。悪魔は俺の上空にいた。しかも、既に衝撃を放っている。俺はすぐに白炎の壁をはった。白炎の壁と衝撃波がぶつかる。その隙に俺は衝撃波の範囲外まで移動した。見分け方は、白炎の壁が途切れているところ。
そしてジャンプして、悪魔と同じ位置に移動する。白炎の壁のすぐ上だ。悪魔は衝撃波を放った後そのまま予想通り突っ込んできていた。
俺は悪魔が居るのを確認すると、悪魔の位置より先まで切れる程のリーチ剣を伸ばした。そして、薙ぎ払った。攻撃は当たったものの魔剣で受け止められてかつ、リーチが伸びてる分威力の下がった俺の剣は0距離の衝撃には敵わず、弾きとばされそうになる。とばされそうになった瞬間、俺はリーチを元に戻した。
悪魔は7回空振りの斬撃を放った。しかし、その一つ一つが衝撃波となってこちらに向かってきた。そして、悪魔もこちらへ向かってきた。
それら7つの衝撃波を俺は勘で斬撃を合わせて相殺した。そして、フルパワーの衝撃を受け止めた。鍔迫り合いが再びはじまったかと思いきや、悪魔が不気味な笑みを浮かべた。次の時には背中に衝撃波が当たっていた。