夕焼け
眩しくて、目をしかめる
それでも足りなくて、手をかざす
遠くに見える茜の光
山際に沈む茜の光
まだ碧い空に広がって
暗くなる空に広がって
かざしたこの手の隙間から
降り注ぐようにこぼれてくる
からすが数羽、空を飛び
子供はみんな、家へと帰る
白い雲が赤く染まって
青い山が赤く染まって
公園には帰宅をうながす音楽が流れ
家からは食欲をそそるにおいが漂う
昼間の終わりに街が包まれ
一日の終わりに街が包まれ
今日の景色にさよならをして
今日という日に、さよならをする
拙作をお読みくださり、ありがとうございます。
批評批判大歓迎です。もっと私自身の思い描く世界を表現したいので、感想酷評、友人への紹介も期待しています。
長編の作品を幾つか載せる予定ですが、いずれもまだ修正中ですので先は長そうです。
少なくとも月に一度は、短編や童話や詩を載せるつもりなので、気が向いたらお読みください。
繰り返しますが、本当にありがとうございます。