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心の琴線

作者: 神酒

人の心にはきっと

いくつもの弦が張ってあるに違いない

その弦は

ひとりでは鳴らないだろう


どのような楽器も同じ

笛は唇で吹かれ

弦は指先でかき鳴らされ

太鼓は手で叩かれる


心は他人の心に触れて

初めて音が鳴ると知るだろう

その音色の不協和音に傷つくだろう

そして音の無い世界に孤独を学ぶだろう


それで良い それで良い

そうして心は音域を増してゆくのだから

不協和音から調和を求めて彷徨い

孤独の痛みに愛を探して旅を続ける


愛がほしいのに怒声が降り

助けて欲しいのに背ばかり向けられ

人混みのなかで孤独を覚える

ただ心を奏でたいだけなのに


痛覚なければ朽ちることすら気付かない

苦味なければ毒もきっと知らぬまま

世界よ人よ 痛みに慣れるな

覚えた痛みは優しさに変えられるから


人よ

心は世界でひとつの楽器

その滑らかな弦を互いに爪弾いて

調和の音を探しゆこう



読んでいただきありがとうございます。


この詩を書くきっかけとなったのは、とある三人の方のおかげです。三人とも小説を書く方々です。三種三様で、これが心の琴線に触れるということかと考えさせられるものがありました。


再度感謝を重ねさせてください。

どうもありがとうございます。

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