RE:8
―――――――幻想を忘れようとして、あれから、二週間くらい経った日のことだった―――――
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「ジィィリリリリリリッ! ジィィリリリリリリッ!」
あぁ~っ!もう!人が気持ちよく眠っているのに!!
いつものようにウルサイ目覚まし時計で目が覚める・・・あぁ~、頭がボゥ~っとする・・。
・・・・・・ 。。。。 ・・・・・・ 。。。。
仕方ない・・・起きるか~。っと思って起き上がると・・・、いつの間にか30分くらい進んでいる目覚まし時計があった。
・・・や・・・・やっちまった!? ・・・・もう登校時間じゃねぇか?!
ね・・寝坊しちまった!!
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
とまぁ、これが俺の朝の始まりともなる、いつもの寝坊である。
家から学校までは、それほど遠くはない―― 一生懸命に走ればギリギリで間に合う!
そう考えて走っていると、これもまたいつもの "日常" となっているのだが、後から声がかかった。
「おーい! 翔! 待てよ~!」
振り向くと達也が走っていた。ツクツク頭に明るい感じの顔、"明るい感じ"じゃなくて常に明るくて、優しくて、クラスの人気者でもある。
俺が達也・・・大石達也と出会ったのは小学生の頃だった。家が近かったせいか、よく遊ぶようになって、今では親友かな?
小学、中学と彼とは一緒で中学校と高校は一貫なので、ずっと一緒だ。ちなみに小学校も一貫といえば一貫である。 ただ、俺が住んでるこの地域は小学校は結構あるのだが、中学校と高校は少なく、そのため学校同士が連携して、ほとんどの人たちは中学、高校までは、決められた学校に行ける事になっている。
そのため、中学校と高校の校舎はバカデカイ・・・。
「よぅ! 達也も寝坊か? ハァッハァッ」
走りながらしゃべるのは結構キツイんだよな・・
達:「昨日、遅くまで遊んじまってな・・・まぁ寝坊はいつもだけどね・・・ハッハッ」
翔:「ちょうどいいや・・・ハッハッ・・・と・・・競争しよーぜ? 昼飯代賭けてさ・・」
達:「・・ッハァ・・・いいぜ! ・・・俺は300円の大盛りチャーシューメンだ!」
翔:「・・・・なら俺は・・・ハァッハ・・・400円のとんかつ定食だ!」
達:「俺より100円タケーぞ! ・・・まぁ、・・・今回は、俺が勝つからいいけど?」
翔:「おぃ・・おぃ・・なめるなよ? 俺に勝った事あったか?」
達:「昔は俺の方が早かったぜ? 今では翔に負けることもあるけどな・・ハァ」
翔:「よし! ・・・わかった。・・・ならいくぞ・・ッハッハ・・・」
達:「あぁ!・・・・・せーっの」
翔&達「スタート!」
・・・・・・・・・
・・・・・・・
俺は、楽勝に勝って、ただでとんかつを食べる気でいた・・・・そうさ、水曜日限定のあの・・とんかつ定食を!!
・・・・・・・・
・・・・・
・・・ッフ、悪いな達也・・・今日の俺は調子がいいんだ。だれも俺を止めることなんて・・・
後を振り返ってみると、5,6メートル程離れたところに達也がいる・・・
もうすぐ校門だ! ・・・・・やっぱり今回もいただくぜ?・・・・悪いな達也・・・
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「キーンコーンカーンコーン!!」
午前中の授業全てが終わった!!・・・・これで・・・これで・・!!
俺と達也は、チャイムが鳴ったと同時に席を離れ、教室のドアを開けた!・・・・
・・・・が・・・・目の前に、・・・・もう降臨されていたのだった・・・。
生徒指導部長の・・・片岡健吾さまが・・・
「おぅ! 橘に大石! さっそくトイレ掃除か~関心関心、よし!先生も手伝ってやる!」
翔&達「はぁ~・・・ありがとうございます・・・」
俺たちは、その日・・・コッペパンと牛乳という、値段がする割に・・・というものを買って過ごした。
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帰り道・・・・
達:「しっかし、今日に限って、片岡だもんな~ 校門に・・」
翔:「あぁ、そうだよな・・・」
二人とも今日一日の散々な出来事を思い返し、話しながら、家に帰って行くのであった。
・・・・・・・・・
そう、俺は完璧に達也に勝っていたんだ!・・・なのに、今日に限って生徒指導部長の片岡先生が校門にいて・・・捕まってしまうとは・・・・あと1分25秒早ければ、、、間に合ったのに・・・。
俺と達也は罰として、昼放課にトイレ掃除、放課後にグランドの整備と最悪な一日だった。
・・・・・これからはちゃんと起きて、寝坊しないで学校へ行こうと決心した。・・・・
・・・・・みんなも、朝は頑張ろうな?・・・・俺みたいになるよ?
・・・・・・




