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RE:3



今は、学校は休んでいる。


時々、先生が来てくれたが、

事実、学校なんて、もうどうでもいいと思った。



・・・・ただ、逢に会いたかった・・・・


そんな事を考えていると、担当の医師が、部屋に入ってきた。


身体が治って動けるようになったので、気分転換にと病院の前にひろがる


花や木々、噴水がある大きな広場を散歩するようにと言った。


久しぶりに歩く地面は、なぜか懐かしい気にさせられた。


花々の甘くほのかに刺激のある香りや太陽の日差しが、俺には眩しかった。



ふと噴水の前で一人の少女が視界に入った。


小学生か中学生か背もそれほど高くはなく、幼いように俺の瞳には映った。



「何をしているの?」


俺は、少女に尋ねていた。


 「・・・・・」


少女は黙って噴水のところに溜まっている水を手で触れ、遊んでいる。


俺は、聞こえなかったのかなと思い、もう一度尋ねると、少女は病院の方へ走って行った。


・・・・・・


・・・


辺りを見ると俺一人しかいなくて、少し寂しく感じた。



病院は、高い丘の上に建っていた。


眺めは素晴らしく、空気も清らかだった。そこからは俺が住んでいる家や町も見えた。


・・・一つ思ったのが、この病院に来たのが、今日が初めてかな? ということくらい。



俺は、ある程度の時を過ごし、病院へ戻った。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



俺が入院している部屋に戻ると、一通の手紙がベッドの上に置いてあった。


         

        「10」



たぶん数字のじゅうだと思うのだけれど、それだけ書いてあった。



差出人は不明だった。・・・・・全く意味がわからない。



時々来てくれるナースや担当の医者に尋ねても、わからないと言っていた。


結局、その手紙の意味も差出人も分からないまま時は過ぎ、



俺は、誰かのイタズラかな? というくらいにしか、その時は思わなかった・・・。



ポケットに手紙をしまい、眠ることにした。


逢、君はどこへ行った?



夢に君は現れてくれるのに、世界から消えてしまった。


そして・・・君を失って・・・俺だけが、こうして助かった。






・・・助ける事が出来なくて・・・・・ごめん・・。




・・・・・






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