RE:11
長い間、放置でしたwww
すみません。。。けど、終わったわけではありませんのでww
よろしくです。
―――――――――――――俺は、少しの間 頭が真っ白になった。
というより、驚きでいっぱいだった。
親友の達也・・・その他クラスの友達・・・俺の家族、全員が逢の事を忘れていた。
そして、現実にこの世界で俺は彼女の姿を見ていない。
・・・だから、幻想だと思っていた・・・・・いや、思わざるを得なかった・・・
そして、忘れかけていた・・・新たな恋をしようとしていた矢先、彼が現れた。
翔:「どうして・・・・」
俺は拳を握りしめ――――――――――――
「どうして、三浦・・・お前は逢のことを知っているんだ?!」
「さぁ、どうしてだろうね?」
三浦は笑いながら、答える。
その態度に俺は、怒りをおぼえた。
今まで、考えたくもなかった幻想を無理に信じ込み、最愛のヒトを忘れようとして、俺は光逢を忘れようとしていた・・・・あれは夢だったと・・・・
その行為は、俺にとっては苦しみ、痛みでしかなかった・・・・。
そして、やっとその存在が頭の中で薄れかけていたのに・・・・!!!
彼は、彼女の名前を言ってしまった。忘れかけていた最愛のヒトの名を―――――――――
――――――――――――ッざけんな!!
俺は三浦の肩を強く両手で握った・・・・いや、潰すくらいの力だったかもしれない。
「なんだよ? 三浦・・・お前、逢のことを知ってんのか?」
「橘くん離してくれよ? 知っていても、痛くて教えられないよ?」
少し上から目線で三浦は言ってきた・・・
その言葉にかなりムカついたが・・・・彼しか逢を知る人はいないだろうと思ったから、ギリギリのところで俺は我慢した。
「・・・すまなかった。 ・・・・で、三浦・・・・お前は逢のことを知っているのか?」
俺は、彼の肩から手を離し、深く息を吸ってから聞いた。
「あぁ、逢さんのことは知っているよ」
「本当か? 俺をからかっているわけじゃないよな?」
ここで三浦は、真面目な顔つきになり、言った。
「あぁ、からかってなんかいない。 本当に逢さんのことは知っている」
俺は、もう一度聞いたが、同じ答えが返ってきた。
今まで、逢を知っているヒトなんていなかった。・・・・・だけど!! ここにきて初めて知っている存在に出会えた・・・
――――――――――――――・・・・・よかった・・・・・・―――――――――――――
俺は心のなかで叫んだ。頭の中にある逢との想い出が嘘、偽りではないと、少し思えたからだ。
しかし、ここで一つ疑問に思った。達也、クラスのみんな、ましてや俺の家族さえ逢のことを覚えてはいなかった。
なのに、なぜ三浦だけが覚えている?・・・・いや、それどころか知っているんだ?
こいつは俺が入院し始めた頃に転校してきたんだよな?
・・・・それなら、逆に知っている方がおかしくないか?
「・・・なぁ、三浦・・知っているってのは信じたいけど、どこで逢のことを知ったんだ?」
「・・・やっぱり、気になるかい? 橘くん・・?」
「あぁ・・・何で、どうしてお前以外はみんな覚えていないのに、お前だけは知っているんだ?」
それはね、と三浦は言った。
――――――――僕が特別な存在だからだよ―――――――――― と、
こいつって狂ってるのか? と思ったが、彼は真剣だった。
そして、今度は三浦から―――
「橘君、キミが信じるか信じないかは自由だけど、僕は本当に彼女のことを知っているよ。すこし彼女のことについて言うと、お母さんの名前は明日香だったかな?昔からおとなしい子だったらしいね? まぁ、橘くんが覚えていれば、の話だけど?」
・・・・・・当たっていた・・・逢のお母さんの名前は明日香さんで当たっている。
それに、逢に関しては“活発”というよりむしろ“おとなしい”というべきだ・・・
・・・・何なんだ? こいつ・・・
三浦メグル・・・いったい何を考えているんだ? 百歩譲って三浦を信じてみるが・・・特別な存在って何なんだ?
「わかった。 三浦・・・お前のことは一応信じる・・・だけど、特別な存在って? どういうことだ?」
俺の質問に、三浦は少し目を瞑っていた。・・・・そして、
「悪いけど、今は・・・・“特別な存在” としか、・・・・僕には言えないんだ・・・」
その後、三浦は俺に済まないと言った。
「いや、・・・いいんだ。ありがとう三浦・・・逢を覚えていたヒトがいただけでも俺は嬉しい」
そう言うと、三浦は微笑んだ。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・
「それじゃ、掃除道具を片づけて帰ろうか・・・」
三浦にそう言い、ロッカーに道具を片づけて、後は窓を閉めて、教室を閉めて帰るだけになった。
俺は、当番でもない三浦を最後までやらせるのはアレだったから、先に帰っていいよと言った。
「それじゃあ、また明日な、三浦!」
俺が窓を閉めながら言うと、三浦も言ってきた。
「うん、また・・・だね」
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・?
なかなか扉を開けて教室から出ていく音がしないと思い、振り返ってみると、三浦は俺の方をジッと見つめていた。
「・・・・・? どうかしたのか?」
俺は、尋ねてみた。
・・・・・・・すると、彼は言ってきた・・・・
「僕からは、言いたいがキミに言えないコトがある・・・・僕は知っているが、橘くん・・・君はまだ知らないコトだ。 そして、どうしてキミ以外の人たち・・・つまり大石くんやクラスのみんなが、光逢さんを覚えていないのか、どうして逢さんが姿を現さないのか、僕にはそれらのことについて、多少知っていることがある」
俺はいきなりだったので、何を言われてるのかわかるまで少し時間がかかった。
そして、意味を捉えた俺は言った―――
「なっ! おまえっ!!・・・・・知っていることがあるなら俺に教えてくれよ!! みうら!!! 」
その質問に返ってきた言葉は、
「はじめに言ったけど、言えないんだ・・・ごめん・・・、僕にも僕の事情があるからね」
グッと・・・ 俺は、歯を食いしばった――――
「でも、少しは信じてもらえると思ったんだ。 それと、もう一つある」
・・・・・・俺は目を瞑り、手を額にやってため息をつく・・・・
・・・・もう、何なんだよ? 頭ん中が、ぐしゃぐしゃになりそうだ・・・
「何なんだよ? もう一つって・・・?」
「うん・・・それはね。 それらの“答え”は言えないけれど“ヒント”なら言えるんだ」
・・・・ヒント? はぁ? なんだそれ? ふざけてんのか? おい?
もういいよ・・・・・勝手にしてくれよ!?
「信じる、信じないはキミの・・・橘君の勝手だ。 逢さんは姿は消えてしまったかもしれないが、まだちゃんと“生きている” 」
・・・・・はぁ?何が言いたいんだ?
「何が言いたいんだ? 逢が生きているって? どういうことだよ? 現に姿は消えてしまってるんだろ? 意味がわかんねーよ!」
「だから、生きているんだ。 まだ救えるかもしれないんだよ? 君たちを、」
「姿が見えないのに、どうやって救えって? 俺は救えるのかよ?逢を?」
「あぁ、救える。 僕は彼女の居場所を知っているしね」
「なら、教えてくれよ? その場所を、」
「それは、出来ない。 ごめん・・・それだと“答え”になってしまうんだ。・・・・本当にごめん」
「また、それかよ・・・でも、わかった。 ・・・逢は生きているんだな?」
「あぁ、だから、お願いだ。橘くん・・・君しかいないんだ。 僕が頼れるヒトも・・・」
正直・・・姿が見えないのを探して助けるなんて、無理だと思った。
・・・・けど!! 逢がまだ生きているなら・・・・
逢がいなくなってから・・・・・俺は逢に心の底から逢いたいと願っていた・・・・
・・・・だから!
「わかった。 俺は逢を探して救ってみせる・・・けれど、三浦・・・ヒントもくれよ?」
「出せるだけのヒントはだすよ? ・・・・ただ、」
「・・・・ただ、なんだよ?」
三浦は困った顔をして言う。
「ただ、本当に気付いて欲しいことは、ヒントなんかじゃわからないことなんだ。・・・だから、橘君は、あまりヒントだけにこだわらずに、自分で推理、推測もしてみてくれ」
「あぁ、わかったよ・・・そうする・・・」
「ありがとう。 それじゃあ、僕は行くよ・・・またね」
あぁ、またな―――っと言おうとしたら、三浦が最後にもう一つ言ってきた。
―――――――――キミ自身の “変化” にも気付いてくれ―――――――――― と、
俺は、今までに散々な体験をして、変化には遭ってきた。
だから、もう気づいているよ。と言い返そうとして、扉の方を見ると、三浦はいなかった。
三浦には、逢を探して救う。とは言ったものの、どうすればいいかわからなかった。
俺は、その後少しだけ窓から一人・・・・外を眺めていた――――――――
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僕には、これ位しかできない。
・・・ごめんね、橘くん。
でも、こちら側のモノとして、僕の存在条件を破るわけにはいかないからね。
そして、僕が・・・・・・・
いや、まだ早いかな。
橘くんが、気づくかどうか。
今までの人は、この時点で記憶を変えられていた。
でも、彼は違った。まだ、望みは、続いていると信じたい。
あと「9」だったな。
それまでに・・・。
次が早くupできるように、頑張ります。
あと~片想い~のほうも。。




