RE:10
だいぶ時間が経ってしまい・・・ごめんなさい(汗)。 やっと書く事ができました。
さて、遅れたという事でヒントも結構出しました~。楽しんでくれると幸いですが、考えてもみてくださいね。 彼が必ず正しい解答をするわけでは・・・ないかもしれませんので・・ね・・
☆では、どうぞ~☆
教室は静かだった。窓から見える広大なグラウンドでは、いろいろな部活の人たちが自分たちをそれぞれ鍛え始めている。
そんな中、俺と三浦は、ほうきを使って教室のゴミを集めていた。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
教室は、静かなままだった。他の生徒は、ほとんど帰ってしまったのか、廊下からも声は全く聞こえない・・・
・・・何か三浦に話しだす話題は・・・ないかな・・?
三浦は、見た目からしてチャラチャラしたような男子ではなく、どちらかというと、きちんとルールを守って生活しているような優等生キャラに見える。
だから、どんな話題で話しだそうか迷っていた。・・・せっかくの機会だから、友達になりたいんだけど・・・・三浦と俺に何か共通点みたいなのがあればいいんだけど・・・
達也みたいな"何でもOK!"って感じなら、馬鹿げた話題で話し合う事ができるけど、三浦はどうも、そんな感じじゃないしな・・・・
そんな風に考えていると、教室にあったゴミは一点に集まり、三浦がチリトリを持ってきて、ゴミを
とり始めた。
・・・なにかないかな話題・・・・・この際もう話題なんて何でもいいか・・・・
ゴミをとり終わった三浦に俺は声をかけた。
「た・・・達也ってさ~、最悪だよな? 三浦くんに掃除を押し付けるなんてさ・・・」
・・・・・どう反応するかな?・・無視されるのが一番怖いけど・・・・
俺がそんな風に考えていると、三浦は俺の方を向いて、ちゃんと応えてくれた。
「そんなことないよ・・・大石くんも用事があるみたいだし・・・仕方ないよ」
結構優しい人なのかな?三浦って、えーっと・・・他には・・、
「そういえばさ、俺が入院していた時に三浦くんって転校してきたんだよね?」
「うん。そうだね・・・ちょうど橘くんが事故にあって、入院し始めた頃に転校してきたよ」
・・・・??・・・入院としか言ってないよな?・・・何で俺が事故に遭った事を三浦は知っているんだろう・・・達也か誰かに聞いたのかな??
「えーっと、三浦は今どこら辺に住んでいるの?」
・・・・三浦は手を顎にあてて、少し考える素振りを見せたかと思うと、言わないとダメかな?と聞いてきた。わざわざこう言うのだから、あまり家の事を知られたくないんだろうと思い、聞かないでおいた。
「あのさ、橘くんはどこら辺に住んでいたの?」
今度は三浦から聞いてきてくれた。この様子だと、きっと三浦とも仲良くなれそうだと俺は思った。
翔:「"住んでいた"のじゃなくて、俺は今でも同じ場所に昔からずーっと住んでいるよ? 今まで俺は転校を一度もした事いないんだよ~」
三浦:「あぁ、そうなんだ・・・そうだったね・・」
・・・・"そうだったね"って・・・おぃおぃ、なんか全て知っているような言い方だな・・・・・もしかして達也から、親友の俺の事を何でも聞かされたんじゃないだろうな・・?・・・・いや・・・達也ならありえそうだよな・・
翔:「志野田真実さんって知ってる?クラスは違うみたいだけど・・・」
三浦:「あぁ、知ってるよ。綺麗で有名なんだよね・・・この前、三浦くんから聞いたけど・・・」
やっぱり、そういう情報も得ているんだ・・・。・・・ちょっとイジッてみるかな・・・どんな反応するんだろう?っていう興味もあるしね・・
翔:「三浦くんってさ・・・もう・・・好きな子いたりする?」
この言葉に三浦がどう反応するか、見物しようと思っていたんだけど、
案外・・・彼は冷静だった。 普通、真面目な優等生キャラなら怒ってくるか、顔を赤らめるか・・・とまぁ、いろいろな反応を見せてくれるモノだと、俺は考えていたのだけれど・・・そしてちょっと楽しみにしていたんだけど・・・三浦はちょっと違った。
三浦:「そうだね・・・・好きな子だよね・・・・いたりする・・・かもしれない」
・・・・普通知り合って間もない人に、好きな子がいるって教えるかな~ ・・・俺ならきっといわないだろうな~・・・それも、かもしれないって・・・
翔:「かもしれないって・・・どういう・・・中途半端な気持ちで人を好きになっちゃだめだよ」
この言葉に三浦は笑った・・・いや微笑んだといったほうがいいかな・・・・
三浦:「そうだね・・・そのとおりだよ・・・」
・・・・また意味が上手くとれないんだけど・・・何が言いたいんだ?・・・三浦は・・・・
翔:「もしかして、志野田真実さん?さっきも綺麗で有名なんて言っていたから・・」
三浦がもし・・・彼女を好きなら・・いずれ俺とライバルになるかもな・・・と考えていた。
・・・・・・・・・・けれど、
・・・・・・・・・・・そんな考えなんて・・・・
・・・・・・・・どうでもよくなってしまうことを・・・・・・・・・・・・
・・・・・俺は・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・聞く事になる・・・・
・・・・・・・・・・・・・その日から・・・・
・・・・・・・・・・・俺の本当の事・・・・・・・
・・・・・・・・・真実を知るための・・・・・・
・・・・抗いが・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・始まったのだ・・・・・・・
三浦:「いや、綺麗で有名だけど・・・・彼女はどうでもいいんだ・・」
よかった・・・と内心思ってしまった自分がいる・・・・
その後・・・三浦は何か、考えているようで黙っていたので、俺はクラスの適当な女の子の名前をあげてみたんだけれど、誰の名前にも反応しなかった。
翔:「じゃあ、結局・・・・好きな子なんていないのか?」
俺は、三浦に聞いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
長い沈黙が・・・・夕暮れ時の・・・・夕日に照らされた教室を包み込む・・・
教室には、男の子が二人・・・・教室の掃除をしていた。・・・・・
・・・・・・・
:「光逢 かな」
突然だったので誰が発したのか、初めは分からなかったけど、ここには二人しかいない・・・
三浦:「光逢さん・・・・かな」
"光 逢" ・・・・・??!?
誰だ? 光逢って・・・・・。 俺はクラスの女子の名前は覚えているはずなんだけど・・・・、
光逢なんて子・・・・・・クラスにいたか・・・? もしかして・・・違うクラスの子かな・・・・
・・・・・三浦は、こう続けた。
「君なら知っていると・・・・・いや・・・・君しか知るはずがないと思ったのだけれど、・・・・やはり、もう・・・忘れてしまったかな?・・・・記憶から消されて・・・」
――――――――――――――――――――――!??!?
俺なら知っているって? ・・・・っていうか俺しかってどういう意味だよ?!
・・・・・・・・・・どういうことだ? 意味がわからないよ・・・
俺が目を瞑って考え込んでいると、三浦が言う。
「おっと、やっぱり・・・・手紙が来ちゃったね。橘くん・・・」
―――――――――――――――――――――― 手紙・・・・・?!
彼が俺の左腕の方を・・・指さしていた・・・。
――――――――― そして、その方を・・・見てみる・・・
俺は、気付くと・・・・・左手に手紙を持っていた。 なんで・・・どうして!? ・・・ていうかこれは・・・この手紙は・・・何だ?!
・・・・・・・・開けてみたら? と三浦が言った。
俺は・・・・恐る恐る・・・・手紙を・・・・
・・・・・・・開いた・・
――――――――――――――― 「9(ナイン)」 ―――――――――――――――――
「こ・・・これって、・・・・たしか・・・・えーっと・・・・~~~っと・・・・っそうだ!!
これって、あの入院していた病院で見たやつと一緒だ」
そして、その手紙を開いて・・・その事を思い出したのと同時に・・・俺は、今までに忘れていたモノを・・・・取り戻したんだ。
―――――――――――― 光 逢 (ひかりあい) ――――――――――――――
そう・・・・彼女は・・・・・・俺が好きになった女の子だ。
・・・・・・・・でも・・確かそれは、夢、幻想のなかの人のはず・・・三浦が知っているはずがない。
達也が教えたという可能性も・・・と考える人もいるだろうけど、達也は約束は守るヤツだから、その可能性は100%(パーセント)ないよ。
――――――――――――――――――じゃあ・・・どういうことだ?
「思い出す事はできた?」
三浦が聞いてきた。
「あぁ、でも、あれは・・・・俺の幻想のはずだ。 ・・・・なのに、なぜ三浦・・・君がその事を知っている・・・?」
三浦は笑って、言う。
「本当なら教えるつもりではなかったけど・・・・・君たちを見ているとね」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・?
「君たちって・・・俺一人しかいないよな・・・?」
・・・・・
・・・・・・
「あぁ、それはね・・・・君と、光逢さんの事・・・だよ・・・」
・・・・・・・・・・・・
そう・・・・この言葉から始まったんだ・・・・俺の真実への・・・抗いがね・・
・・・・・




