RE:9
「ジィリリリリリリ!!」
――――――――――――――ッカチ―――
俺は、昨日の事もあってか一回目の "騒音" で身体をベッドから起こす事ができた。
昨日は散々な目に会ったなぁ~・・・ と半分寝ぼけた状態で考えていると、目の前に昨日の夜にプレイしたゲームの世界が広がっていく―――――
ここは、魔法とフェアリーとヒトが共存を望むセカイ・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
「ファイヤーバースト!!」
いきなり目の前に炎の塊が飛んできた・・・ふと前を見ると・・・アイツがいる。
俺は今まで様々な経験をしてきた。仲間と出会い・・・分かれ、旅の中で得たモノや、失ったモノもあった。
・・・そして、ようやくここに辿り着いた・・すべてを終わらせるために・・
・・・そして・・・すべてを切り開くために・・!!・・・
・・・・アニキを殺したアイツが今俺の目の前にいる・・・
―――シャドゥ と ライト 両方のタイプの血が流れているモノにしか "シャドゥライト" は扱えない―――
だから、アイツはアニキを利用した・・・俺とアニキは・・ハーフシャインという特殊なタイプだったから・・・・アニキを利用したあと・・・アイツは!!・・・絶対に許せない・・!!・・
だから・・・俺は・・・・
・・・・・
・・・って、・・・・んん?!
―――――――――――――ッガバ――――!!
とび起きると、時計の針は十分くらい進んでいた。
「あっぶねぇ~。決心した次の日からアウトになるところだった・・」
ソッコウで朝食を済ませ、準備をして、俺は学校に向かった――――
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
いや~・・・にしても、ちょっと早く出るだけで、こんなにも違うものなのかと思った。
いつもはギリギリだから俺と達也しか人はいないんだけど、今俺の周りには程良く登校中の生徒がいる。
「おはよう 橘くん。 めずらしいね~朝に会うなんて」
振り返ると、そこには彼女がいた―――
そう、志野田真実さんだ。 達也の知り合いらしく、一週間前に初めて会った。
クラスは違うらしいけど同学年だと達也から聞いた。
彼女は背は俺よりも低いが、女の子にしたら大きい方だと思う。髪は長く黒くて、太陽の光に反射すると
とても綺麗だと思った。ちなみに達也の本命らしい・・・・が、実は俺も気になっている存在なんだ。
「おはよう 志野田さん。 昨日、片岡先生にひどくやられたからね。今日は早くしたんだ」
志野田さんは手を口に添えて、微笑んだ。
俺は、それから学校まで志野田さんと一緒に登校した。
・・・・・・・・これからは早く出――――――― ・・・・あえて言うのはやめるよ?
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コーンカーンコーン――――
はぁ・・・まったく、たいしたもんだな達也は・・・・。
昼休み、俺はラーメンを食べていた。いつもなら達也と一緒だが、今日は一人。
きっと今頃、達也は二回目のトイレ掃除なんだろうと麺をすすりながら考えていた。
可哀想だったからと焼きそばパンとカツサンド、カフェオレを買って、持って行ってやったら凄く喜んでくれた。
・・・・おかげで、すんなりと午後の授業で提出する宿題を写す事ができて、悪い気がしない。
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午後の授業も終わり・・・
日直だった俺は、教室の掃除を簡単にやってくれと、先生に任された。ちなみに俺一人だけじゃなく、達也も罰としてやるように言われていたらしいが、用事があると言って他の友達に頼んだらしい。
そう・・・・ 今俺は・・・・・ 初めて彼と二人きりになった・・・・・・
転校生とは知っていたけど、病院を退院した後、幻想に惑わされていた事や、授業に追いつく事で大変だった事から、彼とは一度も話した事がなかった。
彼・・・・そう・・・・・三浦メグル君とは・・・・・・
・・・・・・・




